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早く知っておけばよかったこと

見ていただきありがとうございます、ponです。
早期退職して2年、いま思うともっと早くから知っておくべきだったなと思うことが少なからずあります。今回はそんなことの1つになります。


定年ってなんだろ?

最近中国で定年が延長するという記事が載っていました。

定年退職の年齢は、男性はこれまでの60歳から63歳に。女性は事務職が55歳から58歳に、それ以外が50歳から55歳にそれぞれ引き上げられるそうです。

日本も30数年前までは定年は男女ともに55歳でした。それが60歳、65歳と閾値が上がり、今では70歳、いやいや働けるうちは働きましょう、みたいな風潮になってきているように思います。

背景には少子高齢化による労働力不足、年金問題、健康寿命が延びた高年齢者の就労意欲の高まりなどあり、定年通りに退職する方が税制上有利になることもあるのですが、こんな大事なことを他人に決められるのは正直まっぴらごめんでした。

定年って皆足並みを揃えるものではなく、人それぞれのタイミングで決めるものだと思います。

仕事をする理由

そもそも、仕事をする理由はなんでしょう?

・仕事は生きがい・楽しいから
・人生の暇つぶし
・伴侶を見つける機会
・社会的ステータス
・夢の実現
・志の実現

まぁ、人それぞれですよね。
でも、大半の人は仕事をしないと経済的に生活がままならないからというのが根本だと思います、私もそうでした。経済的に問題なければその他の多くはボランティアでも実現できますので。

資本主義社会においてお金を稼ぐことは、生きていく上での宿題です。人生の宿題みたいなもので、楽しい人生を過ごしていく上でしなければならない制約のようなものだと思います。早めに片付けるか最後まで残すかは個人の自由という名の自己責任ということになるのでしょう。

いつまで仕事ってするべきか

仕事をいつまでするかはこの経済的制約をいつなくせるかということだと思います。もちろん制約をなくした後も仕事を続けるという選択はありだと思います、ただそれはもういつでも仕事を辞めれるという制約ない状態にいるということです。

ではその制約はいつまでに終わらせることができるのか?
それは人によって異なり、私の場合は以下のような情報から割り出しました。

< 基本情報 >
現在の年齢
予想寿命
< 支出 >
現在の生活費
将来予想される生活費以外の出費
< 収入 >
労働収入 
不労所得 (株の配当など)
現在の金融資産額
年金見込額 (厚生年金・国民年金)
個人・企業年金額・受取期間
一時所得 (退職金、保険金など)
退職後の税金(社会保険・年金・所得税等)
< RISK >
a Contingency % (物価高等予期できないことに対する保険として必要な金融資産額に上乗せる割合)

結局、ライフプランを作成しただけですが、ご要望あれば私の具体的なケースを別noteでご紹介させていただきます。

また、目安だけでもって方は、4%ルールでの退職するための必要資産額の概算見積もり方法もあります。計算方法は単純で、年間の生活費×25倍です。つまり年間400万生活費がかかる人はその25の倍の1億円あれば、300万の人は7,500万、200万の人は5,000万あれば運用により資産が尽着る確率は非常に低いというものです。今の生活レベルにより目標の金額が決まり、現在の金融資産額と年間貯金額で必要な額を後何年で貯められるかをシミュレーションできることになります。

また、もっと単純に、生活費 < 不労所得(株の配当金や不動産の賃料)となったら宿題の終わり、という考え方もあります。20、30代と若くして実現される方のほとんどこれらのケースかと思っていますが、その場合、リスク資産が大きく、公的年金が少なくなることからリスク軽減策として安全資産確保などcontingency planが必要かもしれません。 

早くから知っておくと良かったこと

今回書きたかったことは、いつまで仕事を続ければ良いかということは、人それぞれで違うため、自分の場合はどうなのかを知っておくことがとても大事、ということです。私は40手前でそう思いシミュレーションを始めましたが、もっと早く知っておけば良かったと思っています。

年を取ればとるほど時間はあっという間に過ぎていきます。出口を意識せずただ誰かが決めた定年を迎えると、もしかしたら貴重な健康寿命を無駄に削ってしまった上に老後貧乏に陥ってしまうかもしれません。自分の大事な時間を削ってたくさん働かれた結果がそうだとしたら、笑えないですよね。

いつまで働けば経済的な制約がなくなるのかという目標を明確にすることにより、具体的な対策も練りやすくなりますし、進捗が数値で可視化されるとモチベーションアップにも繋がります。目標が明確だと実現までのspeedも圧倒的に変わるということを実感できると思います。

なんか月曜やだな〜よりもあと何日働けば働かないことも選択肢になるんだなって思えた方が精神衛生上健全だとは思いませんか?

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

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