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2024-12-16 柔帝王(ヤワラカイザー)

8時頃起床。朝食はナスのアラビアータソース(作り置き)を載せたパンと豆乳青汁、そしてやっすい乳酸菌飲料。
熱は下がったが、咳がゴホゴホ出ている。とはいえ休むわけにもいかないスケジュールなのでビタミン剤とキューピーコーワ、葛根湯を飲んで仕事に備える。


が、その前に車で川口へ行かなくてはならなかった。11時にスタッドレスタイヤへの履き替えを予約している。

ベランダで保管していたスタッドレスタイヤを車に積み込むために引っ張り出した。
車から外されたタイヤって、いつ見ても新鮮にデカすぎるし邪魔すぎる。そりゃあクルマ離れもするだろうね、と物理の側面から納得してしまうほどに。


1時間ほどでオートバックス川口店に到着。スタッドレスタイヤへの履き替えは、季節料金で少し高くなっているものの4輪で8,800円。週末に雪の長野へ行くことが決まっている身として、これは「命の値段」と同義なのでとても安く感じる。

とはいえ、88,000円なら考え直してしまうかもしれないな。僕の命の値段は8,800円より高く、88,000円より安い。


カー用品店は、僕が普段生きている世界と「文脈」がまったく異なるので面白い。

これは車を拭くための布。「柔帝王」と書いて「ヤワラカイザー」と読むらしい。すごい名前だ。

広告の仕事というのは、その対象を好きか嫌いかで成果が左右されてはいけないとされる。仕事を請けたなら、そのクライアントの利益に服従するのが基本だ。
そして、どんな商品やサービスでも、まずは愛し、その愛を原動力に布教するような気持ちで広告を作るのが広告制作者として求められる基本的な姿勢でもある。

なので、僕がもしカー用品のクライアントを持ったら、その時にはきっと全力を挙げて利益に服従し、愛し、布教しようとするだろう。
しかし、この「柔帝王(ヤワラカイザー)」を思いつけるかどうかと言われれば…… それはかなり怪しい。

好き嫌いとか、そういう次元ではない隔絶を感じる。まさに思考の「文脈」が異なった脳からしか出力されない言葉だと思ってしまう。

しかし、こうして商品になっているということは「柔帝王(ヤワラカイザー)」という商品名がある種の正解であるということでもある。僕の脳をひっくり返して綿棒でほじくり回しても決して出てこないアイディアだ。



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竜巻渦(とるねぇど ゔぉるてっくす)で雨粒、振落し!


どれも絶対に思いつけない。カー用品業界はNGにするしかないかもしれないな。



初めての雪道運転に備えてスノーブラシとシャベルも買っておきました。


また熱が出てきたような気がする。

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