【2024年最新版】TikTokを活用した企業の成功事例6選!元TikTok運営チームが教えるビジネスアカウントの作り方、ビジネスアカウントのメリット・デメリット、アカウント運用成功のコツをご紹介
TikTokはそのユニークな動画フォーマットと強力なアルゴリズムによって、企業にとって非常に魅力的なマーケティングツールとなっています。しかし、効果的に運用するためには、しっかりとした準備と戦略が必要です。
この記事では、企業がTikTokアカウントを運用するためのファーストステップである、アカウントの作り方からテーマ設定までを紹介します。
ビジネスアカウントとは?
そもそもビジネスアカウントとは、なんでしょうか?「個人のTikTokアカウントを企業が使ってるだけでしょ?」と思うかもしれませんが、実は全く別物なのです。
ビジネスアカウントであれば、個人アカウントでは使うことができないビジネスツールを活用できます。
ビジネスアカウントの作り方
新しくアカウントを作る場合
TikTokで新規にアカウントを作る場合は、TikTok for Businessの公式ページにある特設ページから、ビジネスアカウントを開設します。
既存のアカウントをビジネスアカウントに切り替える場合
TikTok上に既存のプライベートアカウントがある場合は、登録する必要はありません。TikTokのアプリを開いて、「プロフィール」から「設定とプライバシー」を選択。
「アカウント管理」をタップして、「ビジネスアカウントに切り替える」をタップすると確認画面が表示されるので、「次へ」をクリックすると切り替え完了です。
ビジネスアカウントを開設するメリット
ビジネスアカウントを開設することで、個人アカウントでは活用できないツールを利用することができます。
詳しいデータ分析ができる
TikTokのビジネスアカウントにすることで、投稿した動画のデータやアカウントのデータなど、個人アカウントでは見ることのできない情報を確認することができます。
投稿した動画のデータ
合計再生時間
合計視聴回数
平均視聴時間
トラフィックソースの種類
視聴者の所在地
アカウントデータ
動画の視聴数
フォロワー数の増減
プロフィールの表示回数
人気上昇中の動画
フォロワーの属性(フォロワー数100人以上から利用可)
カテゴリーを設定できる
ビジネスアカウントでは、自身のアカウントのカテゴリーを設定が可能です。カテゴリーを設定することで、そのカテゴリーに興味関心のあるユーザーに対して、動画が表示されやすくなる可能性があります。
TikTok広告を配信できる
ビジネスアカウントにすることで、広告マネージャーを活用することができるようになり、TikTokで広告配信ができるようになります。
プロフィールにリンクを設置できる
ビジネスアカウントであれば、プロフィールにリンクを貼ることが可能です。(個人アカウントだと、フォロワー数が1,000人以上いなければ、リンク設置ができません)
ビジネスアカウントのデメリット
TikTokビジネスアカウントでは、商用楽曲ライブラリに入っていない曲は使用することができません。
たとえ人気の曲であっても、ライブラリに入っていないと、「この楽曲には商用ライセンスが付与されていません」と表示されてしまいます。
ただTikTokアカウントをビジネス活用する上で、商用利用が許されていない楽曲を使うことは、トラブルの元になるので、おすすめできません。
上記を考慮すると、ビジネスとしてTikTok活用する上でビジネスアカウントにするデメリットはほぼないと考えられます。
成功しているビジネスアカウント6選
商品やサービスのPR
新商品の紹介やキャンペーン、ブランドの認知度向上を目的としたビジネスアカウントの成功事例を3つご紹介します。
Duolingo
英語学習アプリ「Duolingo」のアカウントです。公式キャラクターの動画をTikTokのトレンドに上手く掛け合わせることによって、多くのバズ動画を生み出しています。特に世界中で大トレンドになった「Queen Never Cry」を活用した動画は20214年12月時点で7600万再生を超えています。
ユニクロ
ユニクロのアカウントは、共通のフォーマットで商品紹介の動画が並んでいるのが特徴です。この統一された構成により、ユーザーはアカウントのテーマをわかりやすく理解できます。また、ユニクロはTikTokを活用して「ラウンドミニショルダーバッグ」をトレンド化し、TikTok流行語大賞のグルメ&ヒットアイテム部門で表彰されるなど、その効果を証明しています。
ロート製薬
ロート製薬は、ユーザーを楽しませる動画の中で、巧みに商品や会社のPRを組み込むことに成功しています。以下の動画は、インタビュー形式を活用し、コンテンツとして人気を集め、2024年12月時点で77万回以上視聴されています。動画内では、しっかりと商品のPRが行われており、さらにユーザーからのコメントを促す仕掛けも施されています。
採用活動の強化
企業の文化や職場の雰囲気を伝え、潜在的な応募者にリーチすることで、採用増加を目的とするビジネスアカウントの成功事例を3つご紹介します。
わかさ生活
わかさ生活では、上司と部下による動画が並んでおり、楽しい職場の雰囲気が伝わります。下記の「飲み会ガチャ」の動画は2024年12月時点で、770万視聴を超えています。
サンリオ商品企画部
サンリオ商品企画部では、自社のキャラクターやトレンドとかけ合わせた動画で、職場の明るい雰囲気を伝えています。2023年当時、トレンドになっていた「なぁぜ、なぁぜ」と組み合わせた職場のあるある動画は90万再生を超えています。(2024年12月現在)
三和交通
三和交通は関東を拠点とするタクシー会社です。社員が出演しトレンドとかけ合わせた動画が人気を集めています。2019年からTikTokでの投稿を行なっており、実際採用拡大にTikTokが大きな影響を与えているそうです。(参照:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/9373/)
結論
TikTokアカウントを企業が運用する際は、ただ動画を投稿するだけではなく、しっかりとした戦略が必要です。目的を明確にし、ターゲットをしっかり設定することで、効果的なコンテンツ作りが可能になります。また、バズる投稿を作るためにはトレンドを押さえ、楽曲や流行に敏感に反応することが大切です。成功したい企業は、ターゲット設定から投稿の一貫性まで、戦略的に運用することが求められます。
ただアカウントのターゲット設定や投稿のフォーマット作りやトレンド作りは、企業ごとの伝えたいメッセージによるところが大きいので、それぞれに最適化する必要があります。
私たち「ツウカン」にご相談いただければ、企業の目的に沿った最適なご支援を差し上げます。
弊社はTikTokの運営会社であるBytedanceにて約4年TikTokの運営に携わり、多数の企業アカウントコンサルティングを担当した経験を持つメンバーが所属していたメンバーが実務を担当します。
また無料のトライアルとして、課題のヒアリングから、動画1本の制作を無料で行わせていただきます。(動画撮影にかかる諸経費は、別途頂戴いたします)「企業アカウントを始めたいけど、どのように運用したら良いかわからない」「企業アカウントをより成長させたい」という企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。