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井上園子さんの歌を聞いていると、いろんなことが浮かんでくる。

この人の歌を聴いて、この人を見ていると、いろんな人のことが浮かんでくる。

最初にこの人のことを知ったのは、テレビ番組『EIGHT-JAM』。
年間ベストテンに、選者の人が、井上さんの「きれいなおじさん」を選んでいた。その時は、”面白い人がいるな”、くらいの印象だった。

次は、noteの中で、井上さんの「三、四分の歌」を聴いた。
この時は動画が、自分の近くにあったので、より接近して、井上さんの歌唱に接した。

その時思ったのは、顔と声の印象から、”吉岡里帆に似てるな”と思った。
それから”歌詞や歌い回しが、Tokyo No.1 Soulsetのビッケに似てるな。
雰囲気が「たま」の知久さんに似てるな”
”親指ピックで、カポして、ギターがすごく上手いな”
”目がハナレグミだな。ちょっとあいみょん風かな”などと思った。

次に、youtubeに行って、井上さんの歌をいくつか聞いた。
「人ばかりではないか」をきくと、
メロディに既視感というか、”誰かの、何かに、すごく似てる!”
と思ったが、それがなかなか思い出せない。もどかしい・・・
が、なんとか、ようやく思い出した。
小川美潮さんだ!

というように、彼女の歌を聞いていると、
すごくいろんな人の、いろんな要素を思い出す。

しかしそれは、彼女にオリジナリティや個性が希薄ということではない。
逆に彼女の個性は、今の時代の中で、際立っている。

デジタルとかネットとか、AIとか、人工的なそういうものが、行き着くところまで高まってくると、こういうアナログな、昭和な、懐かしい、人肌の、自然な味のあるものに、帰っていくのだなとも思う。

それと、サブスクという聞き方が広まると、さまざまな雑多な楽曲が関連して目の前にすぐに出てきて、時代を超えて、いろんな音源に若い人たちが接するようになったことも関係しているのかもしれない。

柴田聡子さんとか、中村佳穂さんとか、女性のすごいミュージシャン、いっぱい出てきたなぁ。

以下、「エレマガラジオDX」 2024年10月8日放送後記、より

ただブルーグラスが聞きたいがためにアルバイトを始めたお店で、
それまでまったく興味はなかったけど
オーナーの奨めでギターと歌を始めた井上さん。
2年と少しで、あれよあれよとCDリリースに至っているのはすごい。

ふわふわ生きてきたこれまでだったけど、
歌を歌い自分で作詞作曲するとなったら、
自分にも強く訴えたいことがあるんだと気がついたそう。
ほんとうに力強い歌ですよね。

【選曲】
あの街この街 / 井上園子
<青春の1曲>
Losin' Your Mind / Pride & Glory
<運命の1曲>
Old Home Place / The Dillards
<最近のお気に入り>
Away From The Mire / Billy Strings
カウボウイの口癖 / 井上園子
天国 / Azure

#井上園子 #小川美潮 #柴田聡子 #Tokyo No.1 Soulset

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