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切なさと、優しさと カーラ・ボノフ「Lose Again」
ピアノの弾き語りで、彼女がこの曲を歌い始めると、
胸がいっぱいになる。
切なさと優しさと。そういうもののすべて
中音域の彼女の地声は健在で、説得力がある。
年齢を重ねて、高音はもう出ないけれど、
無理せずに流すようにして歌う。それもいい。
クリストファー・クロスのセカンド・アルバム、
名盤『アナザーページ』で2人は共演している。
「What am I supposed to believe」
どちらの声がわからないほど、ぴたりと重なって、最高のデュエット。