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『おさなごころを、きみに』を見てきた
最近カップル、親子、学生などなど、幅広い層の方が美術館に増えてきているなーーーといった印象。というのもチームラボなどの影響によりインスタレーションアートの展示回数が増え、”美術=見るもの”という認識から”美術=体験するもの”に変化しているのかなっと感じている。
今回見に行ってきた『おさなごころを、きみに』も体験を重視されている展示で、かつて子供だった私たち大人たちが、忘れてしまったクリエイティブな「おさなごころ」を思い起こし、メディアテクノロジーによる作品や映像を通して、こどもと大人が一緒に楽しめるようになっている。是非子供も連れて見に行ってほしい。
参加作家は下記の通り
名和晃平、吉岡徳仁、8K作品上映「MADD.作品集」、GRINDER-MAN、安藤英由樹、藤木淳、のらもじ発見プロジェクト、錯視ブロックプロジェクト、ジュスティーヌ・エマール、phono/graph、IDEAL COPY、CTG、幸村真佐男、森脇裕之、小阪淳、AR三兄弟、Rhizomatiks Research / ELEVENPLAY / MIKIKO / 真鍋大度 / 石橋素 / Kyle McDonald、渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、落合陽一 × 日本フィルプロジェクト(Visual: WOW) ほか
個人的に大好きなアーティストや聞いたことがあるアーティストばかりで。。。たまらん。。。
特に気に入った作品や作家さんを紹介して行こうと思う。
名和晃平 | PixCell-Bambi #10
高校時代から見てみたいと思っていた名和さんの作品。PixCell-Bambi シリーズの10作目の鹿。ガラスビーズで埋め尽くされた鹿。生で見るまでビーズの中に剥製の鹿が埋まっているとは思いもしなかった・・・近くで見ると毛並みや模様が見えてきてまるで泡の中に鹿がいるようだった・・・もし機会があるならサイズの大きな牡鹿の作品を見てみたいところ・・・!
AR兄弟
新ネタ・オブ・シープ。現実に作用するタイプの拡張現実。 pic.twitter.com/IKZHlwZ9pV
— AR三兄弟 (@ar3bros) February 17, 2020
多数のAR兄弟さんは前から知っていたが、ちゃんと作品を見るのは初めてでしたが、どの作品も良い意味でクスッと笑っちゃうようなものが多く、テクニカルなことをしながらも笑いをとりに行くのがずるいなーーー笑
他の作品もたくさん見られるので是非。
HERO HEROINE | GRINDER-MAN
あたらしいヒーロー・ヒロインの誕生だ!
— HERO HEROINE@おさなごころを、きみに (@HeroHeroineMov) July 18, 2020
2020年7月18日13時32分#東京都現代美術館 #おさなごころをきみに #GRINDERMAN #ヒーローヒロイン pic.twitter.com/hPYKNYtd6v
撮影された動画がヒーローのような演出に加工される体験。
会場にはグリーンバックが用意されており、在中しているカメラマンさんの指示でポージングをして撮影。するとパッケージ化されているアニメーションに組み込まれ皆同じような加工が施される仕組み。
仕組みはかなりアナログな手法ではあったが、最終的に出来上がる映像のクオリティが素晴らしかった。(自分は恥ずかしくってできなかったが・・・)
藤木淳 | P055E5510N
無数の歩く人の中から自分を見つけ出すゲーム。
自分が操作するコントローラーの十字キー入力と同じ動きをしている人を探すのだがこれがまためちゃくちゃ大変。「あれかな?」と思ったものが急に違った動きをし出すなど、ゲーム性はシンプルだがアイデアが面白い。
感想
めっちゃ面白かった!!
パンフレットの中にキャプションが存在し、仕組みや説明もあり、「これはこうかな?」といった考察もできて楽しい。久しぶりにインタラクティブ/メディアアートを体験したけど、普段の自粛生活の中では味わえない五感を刺激をする体験ができて本当によかった。
もし行く際は人が少ない時間帯に行くと、体験待機時間がなくなり良いかと。