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刺繍の金字塔「立体刺繍」の種類をご紹介

皆さんこんにちは。カワシマです!

刺繍を盛り上げる手法【立体刺繍】のご紹介です。
今回はタイトルの「AP and YP points.」ロゴをベースとして使用し、3パターンの立体刺繍を見比べてどういった違いがあるのか解説していきます。

ご紹介する刺繍の種類ですが
1、 普通に刺繍したもの
2、3mm厚のウレタンを入れ込んだもの
3、中空刺繍で1mm浮かせたもの
4、中空刺繍で2mm浮かせたもの

今回はこの4種類を比べていきます。
ではまずはこちらから!


普通の刺繍と1mm浮かせた中空刺繍(正面
普通の刺繍と1mm浮かせた中空刺繍(横)

正面からの写真だと分かりづらいですが、横から見た写真だと良く分かります。1mmとはいってもパッと見で見分けがつくレベルなので馬鹿にできませんね。
普通の刺繍自体がそもそも立体感のあるものではありますが、さらに強調させたいときには立体刺繍を使うと効果的です。

普通の刺繍と1mm浮かせた中空刺繍の特徴

お次はこの「中空1mm」とさらに1mm浮かせた「中空2mm」です。

2mmともなれば正面からの写真でも見分けがつくぐらい違いがはっきりしてきます。
これだけ浮かせると加工の手間もかかるだろうと思われがちですが、実は中空刺繍は1mmであろうと2mmであろうと単価はさほど変わらないんです。

さらに糸の種類を変えなければ同じ刺繍データを使用できるので
強調させすぎたくないときは1mmを使用し、逆に強調させたいときは2mmを使用するというように使い分けることもできます。

さぁ、お次はさらに立体感を出していきます!

中空刺繍は刺繍の中が空洞になっているのに対して、ウレタン刺繍は刺繍の中にウレタン(3mm厚)が入っています。
2mmと3mmでは高さ自体が違いますが、それ以上に変わるのは刺繍面の整い具合です。
拡大した写真をよーく見ていただければ分かりますが中空とウレタンではロゴのガタつきの程度が全く違います。(ウレタンの方が綺麗に見える)
これだけだと「ウレタン入りの方が良いじゃん!」と感じる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、中空刺繍の特徴とウレタン刺繍の特徴を比べると刺繍するアイテムによってはどちらとも言えないということが分かります。

衣類よりもキャップで多く見かけるウレタン刺繍、その理由は「柔らかさ」と「高さ」なんですね。ウレタンは3mm厚のものが大半なので、基本的にはガッツリ高さを出し、刺繍面は硬くなるものとして使われます。

ここまで、3種類の立体刺繍を比べてきました。
「高さ」と「硬さ」の違いをまとめると・・・

【高さ】
普通の刺繍 < 中空1mm < 中空2mm < ウレタン

【柔らかさ】
ウレタン < 中空1mm&2mm&普通の刺繍

そして最後に、アバウトではありますが気になる単価の違いを・・
(刺繍デザインによって変動することがありますのであくまでご参考までに)
【単価】
普通の刺繍 < 中空1mm ≦ 中空2mm ≦ ウレタン

いかがでしたでしょうか?ロゴ刺繍はブランド名で活躍することもすごく多いので、立体刺繍を活かすチャンスも沢山あるんですね。この機会に是非立体刺繍ご検討ください!

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