傘の耐風試験とは
耐風試験とは簡単に言うと、傘に風に当てる試験ですね。
AMVEL UMBRELLA STORE の商品は「耐風試験」を実施し、また試験結果を公表をしています。
試験とは言っても合格、不合格という基準はなく、何m/sの風を当てて壊れたか、壊れなかったかを淡々と判定するものです。
耐風試験の具体的な方法
<傘の骨の強度>
傘を開いてシャフトを垂直した状態で、ハンドルを専用治具に固定し、 風速試験機で整流された風を傘に当てる。
風速は最大15m/sまで徐々に加速し1分間保持する。
<反り返り強度>
傘を開いた状態で風下45度に傾け、最大15m/sまで徐々に加速し、反り返る速度を記載する。
<繰り返し強度>
開閉操作を実施し異常がないことを確認後、傘が反り返る速度で送風する。
送風下で傘を広げ、反り返らせた後、傘を閉じる。この操作を100回繰り返す。
※アンベル社が実施しているものであり、業界の基準ではありません。
※反り返り強度、繰り返し強度は実施していません。
耐風試験の目的
基本的には傘フレーム構造として、全体強度に問題がないか?を検証するためです。
アンベル社は軽量傘をメインに生産しているため、「軽いと風に弱いんでしょ?」といった疑念を持たれることが多く、軽さも追求するけど、一定レベルの丈夫さもあるということを証明するためでもあります。
耐風性が高い傘でも、強風時の傘の使用を推奨しているのではないことをご理解いただきたいです。
2024年の新商品から試験方法を変更
ここ最近感じるのは、風によって傘が壊れるかどうかは、「傘の持ち方による」というのを強く感じます。
壊れにくい傘の持ち方は、風上に向かって傘をさすことです。
当たり前と思われる方が多いかもしれませんが、私はこの持ち方で風により傘の破損を防いでいます。
ということで、来年の新商品からは耐風試験は0度の角度で実施。
また従来からの商品も全て耐風試験をやり直すことにしました。
結果はアンベル社のオンラインストアにて、随時内容を更新していきます。
本日もご覧いただき、ありがとうございました。