ゲリラ豪雨で傘から雨漏り?
皆さんこんにちは!
傘クリエイターの辻野です。
突然ですが強い雨の時に傘を使うと、雨漏りするのをご存知でしょうか?
意外と知られていないので、ゲリラ豪雨が多い昨今、テーマとして取り上げさせていただきます。
先日かなり強い雨が近所で降りました。
渋谷川が急速に増水し警戒レベル4相当とのことで、その付近に住む私としては、かなり心配な状況でした。
一方で心配になったのは、お客様からの問い合わせです。
このような強い雨の時、年に数回は「傘から雨漏りがした、不良品かどうか調べてほしい」といった、お問い合わせが増えます。
そもそも強い雨とは
強い雨って定義があるのかって話ですが、気象庁はこのような定義をしています。
つまり20mm/h以上の雨は「強い雨」となります。
この強い雨で傘を使うと、縫い目から雨が漏れる可能性があります。
「えっ?傘なのに雨が漏るの?」とびっくりされる方もいますが、 現実的には針と糸で縫製しているものなので、その縫製部分から漏れる場合があります。
*全ての原因は縫製部分からとは限りません
漏水・伝水の品質基準
傘は上記引用で示した、やや強い雨〜強い雨の境界線となる20mm/hの雨に耐えられるよう、業界品質基準が設定されています。
普通の雨で漏れたならメーカーへ問い合わせ
もし一般的な普通の雨で雨漏りする場合は、購入したメーカーや販売店へお問い合わせをしてみてください。問い合わせ時には、
傘を使った日・時間帯
傘を使った場所・地域
傘を連続で使用した時間
などの情報をいただけると、色々な調査がしやすいと思います。
雨が強い日は大きめ耐風ビニール傘
強い雨のときは大きめで耐風機能がついているビニール傘の出番です。
ビニール傘は縫い目がないので、上記で書いた漏水の心配がありません。
ただし風が強いときは、裏返って壊れてしまう場合もありますので、状況に応じて判断お願いします。
そもそも外出しないことを推奨しますが…
また明らかに風が強い場合は、傘ではなくレインコートをご使用下さい。
まとめ
強い雨だと傘は雨漏りする可能性があり、不良品ではありません
業界団体では、品質基準が設定されている
普通の雨で雨漏りする場合は、メーカーに問い合わせを