#31 社内に作ったダミー会社を廃業しよう
札幌でちいさな貿易商社を経営している、ケニー(tsujikenzo)です。noteでは、Tweet以上、技術ブログ未満の、アウトプットを行っています。
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今日のテーマは、社内にダミー会社を作ろうです。
はじめに
以前、noteで「社内にダミー会社を作ろう」という投稿をしました。DXをはじめたい企業はダミー会社を作ろうという趣旨でした。
3行で伝えると、このような内容でした。
組織としては新しいことをはじめるのにメンバーの同意を取らないといけない
「変化に強い」などの定性的な目標は、同意が取り辛い
ダミー会社を作って、将来的に理想とする
姿を押し付けよう背中を見せよう
弊社は「よろずや株式会社」というダミー会社を作り、「よろずや宣言」として、さまざまなルールや企業カルチャーを共有してきました。
よろずや宣言
以下は、よろずや宣言としてリリースした文書の一部です。
2021年頃はプログラミングに関する内容が多かったです。しかしながら、弊社はシステム開発会社ではありませんし、「コーディングガイドライン」みたいな文書を会社として周知・運用するのも、本当に価値があるのか微妙でした。
しかしながら、「もし、よろずや株式会社という会社がコーディングに関する決まり事を周知・運用させたらこんな感じになるのかぁ」という発見があるだけでも、だいぶ違ったと思います。
この1~2年の間には、会社の目標設計や、新規事業計画に関するルール作りにも利用してきました。出された宣言にはしばりがありそうでなさそうで、だけどとても大切なことを言ってるようで、ちょうどいい距離感で組織作りができたかなと思います。このような取り組みが、個人の自主性や自発性を育むのかもしれません。
よろずやOKR宣言 ver.2.4
よろずや企画書宣言
『よろずやBtoBマーケティング宣言 序章』 20230116
別人格は変化を起こすのに便利
最近、おねぇキャラを自分に憑依させてコーチングを行う、という試みをノンプロ研でやってます。キャラが憑依すると、普段言えないこととか、恥じらいとか、ためらいがなくなるんですよね。松岡修三さんのような熱血キャラを憑依させるのもいいかもしれません。(彼自身はキャラではないと思います。)
「なぜ世界を目指すと言えないんだ!」
こんな言葉は普段言えないし、引き出しから出てこないです。だけど、時には夢を追う人にとって、必要な言葉かもしれません。あくまで、本人のためにです。
もし、次にダミー会社のアイディアを採用するときは、ダミー社長に、キャラを憑依させて、事業をブレイクさせるでしょう。キャラドリブンです。
ダミー会社を廃業したあとの道
実は、「株式会社TG GLOBAL宣言」もいくつかリリースしました。いちばん重要だったのは、旬北海道というアイディアを周知するものでした。
会社としては、創業11年目の皮切りが間近です。新しい一歩を踏み出す時、それはもう、ダミー会社の力は不要でございます。
「北海道から世界の食卓へ」
北海道の小さな会社ですが、ここから大きく羽ばたいていきたいと思います。と、いうことで、よろずや株式会社の廃業のお知らせでした。