[Podcast]日本一のホタテを獲る
こんにちは。ケニー(@TsujiKenzo )です。 Podcastの「小さな企業の大きなチャレンジ『北海道から世界の食卓へ』」にて放送した内容から、書き起こしてお届けします。
この番組では、北海道から輸出を行う小さな企業が、世界に向けて大きなチャレンジをしている様子をお届けしております。 今回のテーマは、「日本一のホタテを獲る」です。
それでは、今日もいってみましょう。『北海道から世界の食卓へ』
弊社の主力商品ホタテ
今日は日本一のホタテを獲るというテーマでお話します。
弊社が取り扱いをしているのは、海産物とか、農産物とか、北海道産のものを販売しております。
その中でも ホタテは主力の商品です。よくバーベキューで使ったりですね、 あと刺身用のホタテだったり。アジアの地域では干貝柱ですね。日本では新幹線の中とかで売ってるのが有名だと思います。
干し貝柱はよくお酒のつまみとかで食べるイメージがありますけど、中国とかアジアの国ではあれをスープに戻して食べるっていうのが主流です。 日本では年間50万トンぐらいのホタテの水揚げがあるんですけど、その8割は北海道産です。
ホタテの水揚げは明治時代から
いい機会だったんで、ネットでも調べたんですけど、ホタテに関して、明治時代ぐらいから資料があります。
元々は、天然で海の底に生息してるホタテを漁獲してました。時代がどんどん進んで船が大型化してきて、たくさん取れるもんだから乱獲状態になって、資源が枯渇したっていう 歴史が北海道にはあります。
このままじゃいかんということでそのホタテの稚貝、 ホタテの赤ちゃんですね。それを海に巻いて 海の中で育てようという流れに 変わったのが1960年代 ぐらいのお話です。今ではもう完全にホタテの赤ちゃん(稚貝)をまいて、大きく育てて取るっていう流れになっています。
地撒きの養殖ホタテ
本当に海の中で生まれる天然のホタテっていうのは、微々たるものだと思います。そういう意味では、「海で養殖をしてる」という風に言えるかもしれませんね。
養殖と言っても2種類あって、私たちが取り扱いをしてるのは、稚貝を海の底にまいて3年とか4年とか経ったら漁獲するっていう地撒き(地面に撒くと書く)です。養殖で名前がついてるものは「耳釣りホタテ(耳につったような海中で釣って育てる)」です。あとは、「カゴ養殖(かごの中で大きくして育てる)」と言われるやつですね。
野付の特大サイズのホタテ
地撒きの天然貝で、3年経って4年近く経った特大サイズが取れるっていうのが、北海道の東側にある野付(のつけ)という町なんです。
市町村で言うと別海町(べつかいちょう)という町なんです。 べっかいって、よく私たちは言いますけど、お乳を搾る方の、牛乳を取る方の牛が人口より多い街ということで有名だったりします。実は、ホタテの漁獲量も北海道の中でトップ10に入る町です。
ホタテのサイズと、その貝柱の大きさが一番大きいのが、野付産のホタテだと私は思っています。 多分、北海道で一番大きなサイズ なんじゃないかなと思います。もう少し小さいサイズだと猿仏(さるふつ)かオホーツクの方とか、もっとたくさん取れるとこはあるんですけど、サイズが一番おおきなものが取れるのは 野付かな。
サイズ的には、1キロで3枚、だいたい1つ300g以上あるサイズのホタテなんですけど 、殻がついた状態ですね、皆さんのスマホを手に取ってみるとだいたいこれって150gぐらいなんですよね。
だからこのスマホが2つ手の上に乗ってる状態は結構重たいですね。サイズも手のひらじゃ収まりきれないようなサイズとかもあるので結構でかいんすよね 。それが稚貝(赤ちゃん)から、3年ぐらい経って大きく育っていくんです。
どうして野付のホタテは大きいのか
「どうして野付のホタテは大きいのか」っていう話を友達の漁師さんとかと話を聞くんですけど、まあいろんな説があるんです。海の環境がとっても良くて、あの辺の、正式に言うと根室湾野付半島沖って場所なんですけど、国後島がすぐ目の前にあって、そこに挟まれたエリアです。
昔、ロシアのところに国境を越えて近づきすぎて、向こうから撃たれたことあるとかって冗談でよく言うんですけど そんなレベルの近いところなんです。海流の動きがすごく良くて、プランクトンが非常に豊富に含まれて、貝の成長がいいって言われています。
穏やかな海流なので、そこまで荒れたりせずに、台風の被害とかもまあまあ少ないのが、原因なんじゃないかと。
サイズが大きいだけじゃなくて、とっても甘いんです。私が行ったら、海から水揚げされたばっかりのホタテの殻を剥いて、海水で水洗い 掃除して、すぐ剥いたまま食べるんですけど、まあ、甘いです。ポワンとした甘さです。回転寿司で食べるホタテって甘みがあると思いますけど、あれの2倍ぐらい甘いですね 。
そのまま焼いて食べると美味しい
だから、醤油とか食べる時も、刺身は醤油とかつけないですし、バーベキューとかでやる時もよく バター醤油とか入れて焼いたりしますけど、もうあんなのするともうくどくて食べられない感じです。
野付のホタテって、そのまま焼いて食べたりとかして十分美味しいです。フライにしても美味しいんですけどソースとかかけません。海外では肉よりヘルシーってことで、ホタテのステーキなんかで楽しんでもらってます、鉄板焼きとかで。
野付のホタテのシーズンは、12月から6月なんですけど、今まで海外でしか販売してませんでしたけど今年(2022年)から 国内販売とかもなんかやって行っていいんじゃないかなというふうにも考えています。
弊社で生きたままの活ホタテとか、ホタテの貝柱も販売していますので、それもやっていこうかなと思ってます。是非楽しみにしていただければと思います。
今日は、日本一のホタテを獲るというお話をさせていただきました。ありがとうございました。
まとめ
以上、Podcast「小さな企業の大きなチャレンジ『北海道から世界の食卓へ』」から「日本一のホタテを獲る」を書き起こしてお届けしました。
番組の内容について質問などあればコメントをいただいたりハッシュタグをつけてツイートしていただければお答えしようと思いますのでよろしくお願いします。
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