#39 経済学における生産関数と経営戦略
札幌でちいさな貿易商社を経営している、ケニー(tsujikenzo)です。noteでは、Tweet以上、技術ブログ未満の、アウトプットを行っています。
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わたしは、目の前の業務をデジタルによって効率化し、生産性を向上する活動を4~5年行ってきました。しかし、会社の業績は良くなったのでしょうか。日本の働き方は良くなったのでしょうか。今日も学んだことをアウトプットしてみます。今日のテーマは、「経済学における生産関数と経営戦略」です。初心者向けです。
経済学における生産関数
経済学とは、希少な資源をどのように配分し、効率的に利用するかを研究する社会科学の一分野です。「社会科学の女王」と呼ばれ、経営学に与えた影響も極めて大きいです。
経済学における「生産関数」とは、生産活動において投入される生産要素(労働、原材料など)と、その結果として得られる生産量(アウトプット)の、関係を示す関数のことを指します。
つまり、ある一定量の生産要素を投入すれば、どれだけの生産量が得られるかを数式で表したものが、生産関数です。
生産要素を増やせば生産量は増える「正の関係」にありますが、限界はあるので、増加分は次第に小さくなります。いくつか関数(の中身)がありますが、今日は割愛します。
縦軸(アウトプット)に着目する経営戦略
一方で経営学とは、組織体(主に企業)の運営や経営に関する理論と実践を研究する学問分野です。わたしも早く経営の専門家となり、働くの価値を上げていきたいです。
そのために、上記の生産関数の、縦軸(アウトプット)に着目してみましょう。
縦軸(アウトプット)に着目するということは、端的に言うと「構造的に儲かる業界と、儲からない業界の違い」を理解する試みです。これは、製品・サービスの具体的な開発やマーケティングに先立ち、企業が置かれた産業構造を分析し、自社の競争優位の源泉を特定して、全社戦略を策定することが大事だということです。
まさに、経営戦略ですね。
横軸(リソース)に着目する経営戦略
今度は横軸(リソース)に着目してみましょう。
横軸に着目するということは、企業がもつリソース(人材や技術など)をベースに、企業の持続的な競争優位性を生み出そうという経営戦略を立てることです。
これは、外部環境を分析するのではなく、希少性があり競合他社には模倣困難なリソース(つまり内部環境)を経営戦略としています。縦軸(アウトプット)とは真逆のアプローチですよね。
どちらを選択すべきなのか
わたしたちが一番関心を寄せるのは、「では縦軸と横軸とどちらに着目したらいいのか」ということでしょう。
正解は、、、「どちらも大事」です。
さらに「縦軸でも横軸でもなく"イノベーション"に着目すべき」という経営戦略が登場します。むずかしそうですが、MBAなどの資格がなくても理解できるレベルだと思います。だって、わたしが学んでるくらいですから。
ちなみに「リソース・ベースト・ビュー」ってどっかで出てきたよな、と思った読者の方は鋭いです。こちらのブログで触れました。
次回は、「競争の型」をお届けします。