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2025年の千葉ロッテマリーンズを機嫌よく応援したい

ひょんなことから当家はそろって千葉ロッテマリーンズのファンになった。

長男が小学1年生だった2008年のある日、少年男子のご多分に漏れず恐竜にはまっていた彼のために、家族で幕張メッセの「恐竜展」を見に出かけた。展示を見終わった後、時間があったので、隣の野球場でプロ野球の試合を見て帰ることにした。

当時、千葉ロッテマリーンズに関して特に知識はなく、正直なところ何の興味もないような状態だった。2003~2006年に海外で暮らしていたこともあって、日本のプロ野球への興味・関心自体が薄らいでいた時期で、マリーンズが2005年に日本一になったことも知らなかった。

ところが、その日のマリーンズの試合を見ていて、このチーム応援したいなあという気持ちがむくむくと芽生えてきた。攻撃も守備も、個性やスピード感のある魅力的な選手が揃っていた。当時のスタメンを振り返ると、西岡、福浦、サブロー、井口、今江、里崎といった名前が並んでいる。
タイミングもよかった。何となくマリーンズを気にし始めた翌々年の2010年、パリーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち進み、日本シリーズでのドラゴンズとの激闘を制して日本一になった。元祖・下剋上で盛り上がった年である。

その後、年に数回、幕張まで足を運んでプロ野球観戦するのが我が家の定番レクリエーションになっている。幕張に行く際はアウトレットモールでのショッピングが漏れなくついてくるので、家族(女性陣)も嬉々として休日の一日を幕張で過ごしている。
ビールを飲みながらゆっくり家族でプロ野球を観戦している時間ほど、贅沢なリラックスタイムはない(うちは内野席でのんびり応援するスタイル)。勝ち負けはあまり気にしないものの、やはり勝つと球場のファンと一緒に盛り上がってハッピーだし、お目当ての選手が活躍すると気分が上がる。

今年もプロ野球のキャンプが始まったが、マリーンズに大いに期待している。
戦力的には、佐々木郎希、平沢大河が抜けて、石川柊太が加わった。
当家の壁には、佐々木郎希、松川虎生、平沢大河の三人が笑顔で並んでいるタオルが飾られている。2022年4月3日、三人の活躍で勝利して、ドラ1トリオがそろってお立ち台に上ったことを記念して販売されたタオルである(この日の郎希は8回1失点13奪三振で、次の4月10日の登板で完全試合を達成)。三人のうち二人がいなくなったのは寂しいが、今年は松川の奮起に期待したい。

高卒ドラフト1位3選手でのお立ち台 2022.4.3

なお、佐々木郎希のポスティングについては、いろいろな立場からの意見はあるのだろうが、私としては、チームと本人の問題であって、両者が合意して進めている話に外野がカリカリする必要ないのになと思っていた。近年はやりの“関係ない人が断罪して騒ぐ”パターンの典型かな。
ドジャースでの活躍を楽しみにしている(それと、ライオンズに移籍した平沢の活躍、確信しています)。

マリーンズは、2021年に「VISION 2025」という球団としての中期目標を定めた。

「千葉ロッテマリーンズは、勝利と頂点を目指す集団であり、関わる全ての人々の誇りであり続ける。」という球団ミッションを掲げ、2025年までに、地域提携の強化、チームブランドの強化などとともに常勝軍団を作り上げることを目指している。
いよいよ2025年が到来した。目標を目指して、球団は着実に歩みを進めてきたと思う。(郎希以外に)突出したプレーヤーがいなかった中でチーム力もついてきた。
あとは、常勝軍団に向けたチームとしての成果を示すことである。1ファンとして球団の真面目な努力が花開くといいなと思っている。

今年のマリーンズのチームスローガンは、「その全ては、勝つために。」。
吉井監督になった2023年からは、個人視点のスローガンが続いていた(「今日をチャンスに変える。」「自分たちを超えてゆく。」)。確かに、昨年の佐藤都志也や岡大海はキャリアハイの成績を残した。
今年のチームスローガンは、チーム視点である。ホップ・ステップ・ジャンプで、今年はチームとして結果が残ることも期待したい。

吉井監督がつねに口にしているように、選手は機嫌よくプレーし、ファンは機嫌よく応援し、最後にみんなで機嫌よく祝杯をあげられれば最高だ

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