エアロスミスは終わらない




どうも、洋楽大好きツジロックです。


ロックファンにとって、残念なニュースが流れて来ましたね😣


Aerosmith(エアロスミス)はボーカル、スティーヴン・タイラー(76)の損傷した声帯が治らないため、ツアーから引退を発表したとのニュースです。


エアロスミスと言えば、1970年代にはクイーン、キッスと並び「洋楽ロック御三家」と称され、記憶に新しいところではアルマゲドンの主題歌の…



って言ってもこれももう古い情報になるのか😅



アルマゲドンの主題歌「ミス・ア・シング」の大ヒットや、さんま御殿などのテレビ番組で楽曲が使われたりしているので、直接は知らなくてもどこかで聴いた事がある人も多いのではないでしょうか。




ボクとエアロスミスの出会いは、確か中学時代に、エアロスミス4作目のアルバム、「Rocks(ロックス)」ってタイトルとジャケットに一目惚れして買ったのが最初だったかな?


いや、「エンジェル」狙いで「パーマネント・ヴァケイション」を買ったのが先か?


それともベスト・アルバム「ビッグ・ワンズ」の大ヒットの波が押し寄せて来たのが先かな?


とにかく、周りの友達もけっこう聴いてた記憶があります。


そもそもエアロスミスってバンド名がカッコ良すぎるし!!


しかもエアロスミスは邦題もカッコいい。



デビューアルバムの「野獣生誕」から始まり「美獣乱舞」「闇夜のヘヴィ・ロック」など。

曲名の邦題も、「地下室のドブネズミ」とか、「お説教」とか。
「スウィート・エモーション」に至っては、「やりたい気持ち」やもんなぁ🤣

そしてセカンド・アルバム「Get Your Wing」は「飛べ!エアロスミス」て😂



そんなエアロスミスがツアーから引退を発表。

まあでも、クラプトンだってとっくにツアーの引退は発表してるけど(しかも何回も😂)まだまだ健在だし💪


まだエアロスミスが終わったわけじゃない。


それにロックファンの心にこれからも居続ける事は確定なわけだし👍


という訳で今回も、エアロスミスの曲たちを無理矢理フォーメーションに当てはめてベストイレブンを考えたいと思います。


なんとなくロックな曲は攻撃的に、バラードやスローテンポな曲は守備的なポジションに当てはめてます。


それでは早速参りましょう!!



まずFWは

Toys In the Attic  
Mama Kin 

闇夜のヘヴィ・ロックとママ・キンの強力ツートップ!


両曲に言える事ですが、特にトイズのイントロのリフなんて、簡単そうに聴こえてこのグルーヴ感出すのけっこう難しいんですよね。
トム・ハミルトンのベースも暴れまくってます。

あ、グルーヴ感って言うのは簡単に言うと、自然と身体が動くような「ノリ」みたいな感じです。



ママ・キンは聴けばわかる、変なイントロって感じですよね😂

同じコード進行でヨーイドンで世界中の人がイントロを考えても、こんなギター・ソロ入れるのジョー・ペリーぐらいなんじゃないか?って言っても過言ではないくらい🤣


ジョー・ペリーのギターってほんとそういうの多いです。

いい意味で変わったリズム感って言うんですかね、センスの問題?

とにかくすげー!って感じです!

それを支える堅実なブラッド・ウィットフォードのプレイって意味では、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズとロン・ウッドの関係性にも似てますよね。


(言ってる箇所全部ブラッドが弾いてたらすみません😂)




さあ中盤には


攻撃的MFに
Girl Keeps Coming Apart
Permanent Vacation

両サイドに
Big Ten Inch Record
Walkin' the Dog

守備的MFに
Sweet Emotion


攻撃的MFには大傑作アルバム、「パーマネント・ヴァケイション」から2曲を選出。

「ガール・キープス・カミング・アパート」ではスティーヴン・タイラーの見事なハーモニカも堪能出来ます。

途中のクールなホーン隊がたまらんです。
ジョーイ・クレイマーのドラムにトム・ハミルトンのベースも最高!
ギターソロはインプロビゼーション(即興演奏)がすぎる!😂



タイトル曲、「パーマネント・ヴァケイション」は何と言っても終わり方が秀逸です。

南国を思わせるリズムや楽器に、エアロスミスの新たな一面が垣間見れ、この後続く快進撃を予感させます。

これのMV(ミュージック・ビデオ)ってあるんですかね?
あれば是非見たいなぁー。


そして両サイドには、「ビッグ10インチ・レコード」と「ウォーキン・ザ・ドッグ」の、激シブカバー2曲を選びました。

エアロスミスとオールディズの化学反応のカッコよさよ!

ここでもジョーイ・クレイマーの最高のドラムとスティーヴン・タイラーのハーモニカが炸裂です。



「ウォーキン・ザ・ドッグ」はいろんな人がカバーしてきたルーファス・トーマスの名曲なんですが、このエアロスミスバージョンが群を抜いてカッコいい。

ローリング・ストーンズもカバーしてますが、このドス黒い雰囲気はさすがのストーンズも敵いません。

間奏部分のブラッシング(DJのスクラッチみたいな音)なんて誰が思いついたんやろう。
やっぱりペリー大先生かな。

この曲のワントップでもいいかなってぐらい大好きな1曲です。


どちらもオリジナルではないんですが、エアロスミスの中でかなり好きな曲です。

特にボクは初期のスティーヴン・タイラーの泥臭い歌い方のほうが好きなので、この2曲を両サイドに置きました。



そして守備的MFには「スウィート・エモーション」

いろんな映画のサントラにも選ばれる名曲です。

意外とベスト・アルバムとかにはイントロが省略されたシングルバージョンが入ってる事が多いので、アルバムバージョンを知らない方はアルバムバージョンの方が断然オススメです。

イントロが長いだけって意見もありますが😂

それでもトム・ハミルトンの見事なベースと、トーキング・モジュレーター(ギターで作る機会音声みたいな音)の名演の掛け合いは、長くなっても聴き飽きることはありません。

てかこんなトーキング・モジュレーターの名演が、トーキング・モジュレーターの代表曲の一つとも言える、ボン・ジョヴィの「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」よりもっと前に作られてたって改めて考えると凄いですよね。

終盤の徐々に盛り上がる転調も最高にカッコいい!

この部分がなくてもすでに名曲なんですが、この部分がある事によって更に神曲になりました。

これは誰の案なんだろう。

リマスターやリミックスバージョンもありますが、個人的に低音がズンズン出た高音質よりも、ちょっとスカスカぐらいの方がより当時の凄みも感じれていいかなと思いこっちを選んでます。




そして3バックには


Crazy
Angel
Fly Away From Here


の3曲を選びました。


「クレイジー」は何と言ってもMVでのアリシア・シルヴァーストーンとリヴ・タイラーの破壊力でしょう。

特にスティーヴン・タイラーの実の娘であるリヴ・タイラーが、カーステで父の歌を歌ってるシーンや、父のトレードマークであるマイクスタンドを真似たスカーフを車のルームミラーに吊るしていたり、父のステージ上の動きを真似しているシーンなど、見どころ満載です。

まだ見たことない人は是非!


MVと言えば「エンジェル」のMTV黎明期みたいなビデオも最高です。笑

この曲はキムタクのドラマ『エンジン』でもリヴァイバルヒットしましたね。

とにかくジョー・ペリーが反則級にカッコいい。

「ガンズ・アンド・ローゼズ」の「ノーヴェンバー・レイン」のスラッシュも、このビデオにインスパイアされてると思う。

そしてスティーヴン・タイラーのトレンチコートの似合わなさよ😂

関係ないけどこのMVのジョー・ペリーのギターって、エクストリームのヌーノ・ベッテンコートの「N4」に似てません?

ただの偶然かな。


13枚目のアルバム「ジャスト・プッシュ・プレイ」からの「フライ・アウェイ・フロム・ヒア」は、この頃すでにお家芸になっていたエアロスミスのザ・バラードって感じがしてよく聴いてた曲です。

この何とも言えない哀愁が、エアロスミスバラードの真骨頂なんですよね。



そしてGKには

Dream On

「ドリーム・オン」は言わずと知れた初期の名曲ですが、昔はイントロ聴いて「何じゃこの暗い曲は!」と思ってそんなに好きじゃありませんでしたw

しかしこの曲はスルメのように噛めば噛むほど染みてきます。

この曲がデビューアルバムに入ってるって改めてすごいなと思います。

デビューアルバムに入ってるだけに一発録り?なのか「ギター途中で途切れてません?」みたいな箇所もあるんですが、その辺は「ワイルド」ということでw






さあそして控えには、




FW

Ain't Enough
Fever
Shut Up and Dance


「パンプ」に収録の「エイント・イナフ」は日本盤ボーナストラックなので、聴いた事ない人は是非!

始まりの転調と、スティーヴン・タイラーの鶏の鳴き声?みたいなのがめちゃくちゃカッコいいです!



そして「ゲット・ア・グリップ」から2曲を選出。

「フィーヴァー」はエアロスミスの名にふさわしい、疾走感あふれるロックナンバー。

ストレートなロックンロールって、どのバンドも意外にありそうでないんですよね。

っていうかイントロのギターどうやって弾いてんの?!笑

終盤の見事なハーモニカにも注目です。


「シャット・アップ・アンド・ダンス」は映画「ウェインズ・ワールド2」でのライブシーンでやられました。ウェインズ・ワールドまだ見てないエアロスミスファンの方がいれば、カッコいいんで是非見てみて下さい。

ジョー・ペリーのムキムキボディも見れますよ👌

スタジオバージョンもホイッスルで始まる、ノリに乗ってるナンバーって感じで最高です。

JB(ジェームス・ブラウン)みたいな終わり方もカッコ良すぎます。
ちなみにこの曲のギターソロも変人ぶり発揮してますw




攻撃的MFの控えには

Love in an Elevator
Dude (Looks Like a Lady)


「エレヴェイター・ラヴ」はデフ・レパードばりの掛け声が印象的な、夏にぴったりな感じのロックチューンです。

MVもかなりカッコいいんで要チェックです。

長尺のギターソロと、途中3:12あたりのスティーヴン・タイラーの落下は必見ですw



「デュード」はロビン・ウィリアムズが主演を務めた映画「ミセス・ダウト」にも起用されたゴキゲンなナンバー。

確か当時日本でもテレビCMとかにも使われてたような気もするので、聴いた事ある方も多いんじゃないでしょうか。

この曲のギターソロ、トライしようとして秒で諦めた記憶があります😂

タイム感といい音色といい、よく聴くと難易度実はけっこう高いんです。

冒頭のスティーヴンダンスにも注目です♪



サイドMFの控えには、

Bone to Bone
Same Old Song and Dance
Last Child
The Other Side


「ナイト・イン・ザ・ラッツ」から「ボーン・トゥ・ボーン」、「飛べ!エアロスミス」から「セイム・オールド・ソング・アンド・ダンス」、そして「ロックス」からは「ラスト・チャイルド」、「パンプ」から「アザー・サイド」と、クセスゴギター4作品を揃えました。


「ボーン・トゥ・ボーン」はストレートなロックって感じでカッコいいのですが、これもトイズ同様、簡単そうに見えてグルーヴ感出すのけっこう難しいんですよね。

しかしこんなカッコいいギターよく思い浮かぶなぁ。


「セイム・オールド・ソング・アンド・ダンス」はイントロからして泥臭いロックンロールって感じなんですが、ボクはこの曲を高校生の時にカバーしてライブしました。

いや高校生で渋すぎるやろ😂











案の定観客誰もノッてなかった🤣








でも当事者やからわかってなかったけど、当時のライブハウスのマスターとかに、どんな感じで映ってたんかって今考えるとかなり笑けます。



自分が逆の立場やったら

「高校生やのに渋っ!!」

ってなって話しかけると思うけどな〜。



まあいいや。


続く「ラスト・チャイルド」は、哀愁満点のアルペジオから泥臭いリフへの展開が神すぎる1曲です。

リフとはリフレイン、つまり繰り返しの略で、この曲で言うと哀愁の始まりから「Right!」の掛け声と共に怪しく繰り返されるギターフレーズの事です。

この展開、このリフも、よくこんなアイデア出てくるなーって感じです。



そして「アザー・サイド」

このギター・ソロこそキング・オブ変なギターじゃないですか?🤣

よく名イントロや名ギター・ソロって口ずさめるのが条件だったりするんですが、この曲に関してはトライしようとも思いません😂





絶・対・無・理っ!!




この曲で使われてるギターはストラトかな?
でも最後のチョーキングはテレキャスっぽいし…

こういう考察すらさせてもらえない怪演がジョー・ペリーは本当に多い😅

とにかくよくこんなフレーズ思いついて、しかもよくこんなの弾けるなーって、ジェフ・ベックとかスティーヴ・ヴァイとはまたひと味違った変人ギタリストやなって思います。



(注:変人はギタリストにとって褒め言葉です)




ピカソの絵のように、飛び抜けたセンスは時に下手なのか上手いのかの論争に巻き込まれます。

レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジやローリング・ストーンズのキース・リチャーズ。

そしてジョー・ペリーにもギターヘタウマ問題は付き纏います。


が、言ってる人に毎回言いたい。


じゃああなたこのソロ作れますか?弾けますか?







さて、守備的MFには

Walk This Wayを置きました。

「ウォーク・ディス・ウェイ」は、さんま御殿やテレビ番組でも使われることの多い初期の大ヒット曲なので、エアロスミスを聴いたことない人でもどこかで聴いたことがあるかも知れません。

このグルーヴも意外に出すの難しいんですよね〜。


Run-D.M.C.とのコラボバージョンのMVも最高にクールなので、まだ見たことない方はこの機会に是非♪





攻撃的ではなく守備的にまわしたのは、何となく「スウィート・エモーション」と対のような感じがあったからなのですが、そう考えると「闇夜のヘヴィ・ロック」って改めてすごいアルバムやなぁと思います。





DFの控えには、

Head First
Amazing
What It Takes


「クレイジー」に代わって「クライン」といきたいところなんですが、ここは「クライン」の日本盤シングル収録のカップリング曲「ヘッドファースト」を選びました。

カップリングだけあってちょっと変化球というか、今までにないエアロスミスの一面が見れる曲です。

アルバム未収録の曲なので、知らない方は是非聴いてみて下さい。



「アメイジング」では再びアリシア・シルヴァーストーンの魅力が堪能できるMVです。

ジョー・ペリー・キックも炸裂しますので是非見てみてください♪



次は「ナイン・ライヴズ」収録の「ホール・イン・マイ・ソウル」とも迷ったんですが、最終的に「パンプ」から「ホワット・イット・テイクス」を選びました。

何と言ってもスティーヴン・タイラーのヴォーカルがカッコいい。

スティーヴン・タイラーの歌声にただただ酔いしれる曲です。

アコーディオンの入れ方も素晴らしい。

この曲のギターソロは、MVではレスポールで弾いてますが、どうやったらこんな音出るんやろう?って感じの不思議な音がします。

コーラス系のエフェクトかけてうねらせてるんかな?





しかしなぜこれほどの名曲が控えにまわってるの?って声の答えは、










単純に忘れてたからです😂











さあ最後の控えGKには


I Don't Want to Miss a Thing 


が控えます。


これはもう文句なしでしょう。


「ミス・ア・シング」は流石ヒット曲請け負い人ダイアン・ウォーレン作ってところもあるかも知れませんが、この曲はいろんな意味で素晴らしいです。


「野獣生誕」から、様々な時代のニーズに合わせて変化してきたエアロスミスが、1番高く、そして1番美しく羽ばたいた曲ではないでしょうか。




「闇夜のヘヴィ・ロック」のあの泥臭いエアロスミスからこの見事な飛翔姿、想像出来ますか?😂




変わらないロックがカッコいいとか、変わる事による批評や葛藤など、いろんな声を乗り越えた、見事な大ヒット劇だったと思います。



MVでは、映画「アルマゲドン」のワンシーンの、主人公ハリー(ブルース・ウィリス)と愛娘グレース(リヴ・タイラー)のモニター越しの別れのシーンを、実の父スティーヴン・タイラーに差し替えるという憎い演出もあります。


今回の引退騒動を受けて改めて見るとより感慨深く、涙なしには見られないMVになりました😢




 

以上の26曲が今回の選出です。



ありがとうもお別れを言うのもまだ早い。


エアロスミスはまだ輝き続けています。



今回も「イート・ザ・リッチ」が入ってないとか、「ジェイディッド」が入ってないとか、「ラグ・ドール」が入ってないとかいろいろあると思いますが、まだまだ試合は開催されますので👍


なんの試合かわからんけど😂

ただ、「ジャスト・プッシュ・プレイ」はリフのカッコ良さで入れるかかなり迷ったんですけどねー。

でもそれ言い出すと「リック・アンド・ア・プロミス」もじゃん!ってなるしキリがないのでこのへんでやめとこう。

これを考えてるだけでも楽しいんで、エアロスミスファンやロックファンの皆さんも是非やってみて、まだ見ぬいろんなエアロスミスに出会ってみて下さい。

そして良かったらコメントなどで教えてくれると嬉しいです!


それではまた♪



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?