空腹こそが身体を救う!ー『空腹こそ最強のクスリ』
いろんな食事本が出ていて、
タンパク質をとれーとか
糖質はとるなーとか、
よもやよもや、もはや何を食べたらよいのやら???と混乱する。
「◯◯を食べなさい」という本がひしめく中、逆に「食べるな!空腹こそが身体に良いんだ!!」と説いた食事法が本日、紹介する本『空腹こそ最強のクスリ』です。
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みなさんは1日3食、毎日食べていますでしょうか?
実はこの3食というのは、現代の食事内容からすると過食なのだ、と著者はいいます。
成人が一日に必要とするカロリーは、1800〜2200キロカロリー前後。
だけど、ファーストフードのハンバーガーでも800〜1000キロカロリーあるやつもあって、1食ごとのカロリーがかなり上がってしまっているのが現状。そんな食事環境での3食食べることはもはや過食につながっていると著者は主張します。
さらに、現代の多くの「おいすぃ〜!!」と叫ばざるを得ないような料理や調味料には小麦や人工的な油などがふんだんに使われています。
小麦や米などの炭水化物は豊富に糖質を含んでいて、この糖質の過剰摂取が実は肥満や動脈硬化などの一因となってしまっているんですねー。(摂りすぎた糖質は肝臓によって脂肪に換えて貯蔵される→脂肪は内臓・皮下に付着し、最悪脂肪肝→肝臓ガンへ変異)
トランス脂肪酸などの古代にもともとなかったような、食品は内臓がびっくりして消化までにかなり時間を要します。そうして内臓は疲弊し、次第に機能低下していくのです。
このように決まった時間に食べるという現代の食事では、過度に糖質を摂取し、内臓が常に働いている状態のため
過剰摂食→内臓がんばる→それがつづく→内臓が疲弊する→消化が遅くなる→けど食べる→内臓が機能低下する→消化吸収困難となり恒常機能が崩壊→糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病へ
という悪いスパイラルに陥ってしまうのです。
そこで、現代の疲弊しきった内臓を元気にするためにあえて空腹の時間をつくることを推奨しているのです。
空腹がもたらす影響
空腹が体に与える影響とはどのようなものなのでしょうか?
本書では、以下のようなものが紹介されていました。
①内臓の動きが良くなる
内臓に休む時間ができるため、老廃物が排出され、腸内環境が改善する。
②生活習慣病を遠ざける
空腹を作って10時間ほど経つと、脂肪の分解がはじまる。内臓脂肪の低下、動脈硬化、心疾患などの生活習慣病のリスク軽減につながる。
③オートファジーでアンチエイジング
空腹を作って16時間が経つとオートファジーという機能が働く。
*オートファジーとは…
「細胞内の古くなったタンパク質が、新しく作り替えられる」
細胞が飢餓状態や低酸素状態に陥ると活発化すること。
つまり、細胞が内側から生まれ変わる。→細胞が綺麗になる
飽食の時代において空腹の時間を作ることが、逆に健康につながるんですね。
空腹の時間の作り方とルール
著者は基本的にはオートファジーが働く16時間の空腹を作るよう推奨しています。
16時間の空腹を作る方法としておすすめしているのが
『睡眠時間+食べない時間をつくる』こと。
たとえば、8時間睡眠の人であれば、
19時までに夕ご飯をすませ、夜は23時に就寝。そして、朝7時に起きれば既に12時間が経過していることになります。あとは朝食を抜きにして残り4時間。つまり11〜12時に食事を摂れば自然と16時間の空腹時間を確保できる、というわけです。
また、特別ルールがあって
・どうしても空腹が我慢できないときはナッツを!
・16時間過ぎたら何を食べてもよい!
ナッツ類は一時の空腹をしのぐためには、食べてもよしとされています。基本的に空腹が内臓を元気にしてくれる、という考え方なので空腹の後は基本的に何を食べてもよいとのことでした。
デメリット
本書を読んでいると空腹って、すごく良さそう〜
とか思うのだけど、デメリットが一つだけあって。
それは筋肉が落ちてしまうということ。
実は空腹時に使われるエネルギーは脂肪ともに、筋肉も分解しています。
だから、筋トレも並行して行うことが推奨されています。
筋肉が減りすぎると基礎代謝が落ちて逆に太りやすくなるなんてこともあるらしいので、何事も適度が大事ですね。
僕は毎日とまではいかないですが、たまに昼ごはんを抜いたりして、空腹の時間を作ってみてます。
そのおかげかは分からないですが、ポッコリお腹は減り、身体は軽くなった気がします。
ただ、筋肉も痩せた気がするので、そこは筋トレでフォローするしかないですね。
もし、空腹時間をやってみたいな〜という方は、必ず本書を読んでからやってみて下さい〜!
ぐぅ〜
あ、お腹鳴った、、
それではっ!
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