WISS2024参加記 #2
1.はじめに
12/10~13の日程で新潟県の苗場プリンスホテルで開催されたWISS2024に参加してきたので、まとめていこうと思います。
2.WISSとは？
WISSは，インタラクティブシステムにおける未来を切り拓くような新しいアイデア・技術を議論するワークショップです．この分野において国内でもっともアクティブな学術会議のひとつであり，例年150名以上の参加者が朝から深夜まで活発で意義深い情報交換を行っています．
3.WISSに向けてのスケジュール
10/31:予稿締切 (デモ発表)
11/8:採否通知
11/9~12/9 WISSで発表に向けた準備期間
12/10 移動：北海道→新潟
12/11~13 WISS2024
12/14 移動：新潟→北海道
4.WISSでの発表内容
概要
野球には様々な戦術が存在し，中でも配球は重要な戦術である. 配球は, 試合の展開および勝敗に直結する要素である. 投手がどのような球をどの順番で投げるかは，打者を打ち取るか否か，試合の展開および勝敗に直結する要素であり，その戦術の選択が重要である．著者らは，配球を投手が打者1 人に対して行う投球の組み立てと定義し，視聴者が野球の試合を見ながら，次の配球を対話的に分析し，視聴者自身が次の配球を予測することを支援できるシステム「P3VS」を構築してきた．本論文では，構築したシステムをWeb サーバー上で動かし，タブレット端末上で探索および分析できるようにする. このシステムにより，視聴者が野球観戦をさらに楽しめるような仕組みの構築を目指す．
概要より(WISS2024)
提案システム
本研究では，投球順番を軌跡とみなして，クラスタリングにより軌跡のパターンを抽出し，その可視化結果をもとにユーザー自身がその後の配球傾向を考え，さらに別のゾーンを選択しながら探索を行うことができるシステムを構築する．さらに，このシステムをWeb サーバー上で動かし，タブレット端末上で探索および分析できるようにする．
著者らはこの提案システムを「P3VS」(PitcherPitching Patterns Visualization System) と名付けた. P3VS のインターフェース全体図を図1 に示す．また，Web サーバーはHeroku1を使用して動かし，タブレット端末での探索および分析を実現する
提案システムより(WISS2024)
詳しいに内容に関しては論文をご覧ください
デモ発表
今回は実際の試合映像を流しながら，システムを使ってもらうという形でデモ発表を行いました。いつも以上にいろんな方に来てもらい、システムを体験してもらうことができて、とても嬉しかったです。
今回もたくさんのコメントを頂きました。ありがとうございました。
一部ですが、紹介したいと思います。
打者、打席結果、キャッチャーの属性はほしい
選手の骨格(ボーン推定)とかも考慮できたらもっと面白くなりそう
ネットワーク図のノードの形を変えたらどうか？◯ → ⬜︎などに
５.WISSに参加してみての感想
WISSは初参加でしたが、とても充実した3日間だったと思います。今まで参加した国内会議で一番楽しかったです。特にナイトセッションが印象的で、開催地が新潟ということもあって、日本酒やジョークンビールがたくさんあって最高でした！
個人的には、あんまり関わりのない分野の方と交流できたり、よく知ってる同分野の方と再開できたり、有名な先生と写真を撮らせてもらったりと、とても刺激が多かった学会だったと思います。あと、指導教員を5年ぶり(研究室として初)のWISSに連れて行くことができてよかったです。
個人的には、研究室の学生に一番参加してほしい学会かもしれません。
それくらい充実してて、楽しい会議でした！
６-１新潟で食べた美味しいもの
このセクションでは、画像とキャプションだけになりますが、新潟で食べたものなどを紹介します。
手前の皿に何も入ってない様に見えますが、白醤油が入っています(結構味が濃厚だった)
2回食べました！！
６-２:周辺散策
(前日の雨で水は濁っていた)
７ .まとめ
今回初めての新潟訪問でしたが、とても充実した4日間だったと思います。便数は少ないですが、新千歳から行けることや、新潟空港がわりと街から近いところにあることがわかったので、次はプライベートでゆっくり満喫してたいな〜と思いました。今後も様々な学会で発表できるように研究を頑張りたいと思います。