善悪の区別も曖昧に

750頁を超える大作を読了。

歳を重ねることのポジティブ面は、グレーゾーンの幅が増えること。

グレーゾーンが増えると善悪の区別も曖昧になっていく。

世の中には、二元論で語れないことが数多くあると知るからだ。

そして、”義”も同様に曖昧になっていくとことを知る。

人には、それぞれに恩義があり、”義”の在る所もまた違う。

小説の中の登場人物たちは、誰しも”義”が在り、その”義”に背かぬ尊厳あるカッコいい生き方をしてる。

すぐに、善悪のラベリングをしてしまいがちな世の中に、一石を投じる作品だ。

#最幸 #49

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