番外編①詰まるところ、絵を描く人の話が書きたいのかもしれない。
ツイノアナザーを10話書いてきて、さて、私は何が書きたいんだ?と立ち止まることにしてみた。
最近、ブルーピリオドの11巻を読んで、(ネタバレになるのでこの先読みたくない人はここで閉じてください!!!!!)、
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読んでみて!!
「絵を描く」ということにものすごく制限をかけている自分がいることに気が付きました。
絵という芸術は、芸術の中でも自分で自分の作品を客観視しやすいジャンルだと思っています。
うまい、へた、まとも、へん、すき、きらい。
一目瞭然。判断するのは自分だけじゃなく周りも。
すごく時間をかけて頑張って描いても、「あ、へただな」と思った瞬間ものすごくやる気が削がれる。
上手に描かなきゃと思いすぎた私は、いつの間にか絵を描くために筆を動かさなくなりました。
なんだけど、ほんとうは絵って自由なんだよね。
それをずっとたくさんの人に伝えてもらっていたのに、ずっと自分で自分を呪っていました。
もっと上手くならなきゃ、もっと上手くならなきゃって思ってたけど、上手い下手よりも前に、その人の見ている世界が明確に、かつものすごく主観的にうつるのが絵の面白いところじゃないか、と思えるようになりました。
上手い絵は、上手い人に任せて、私は私の絵を描けばいい。
絵を描くことが好きだから、ものすごくハードルをあげていた。
絵を描くことが好きだから、自分を守るために筆を置いた。
そのことに自覚的になった私は、ようやく迷いなく筆が動かせるようになりました。
ということでタイトル!「詰まるところ、絵を描く人の話が書きたいのかもしれない。」につながります!!
絵は、演劇よりも先に私が親しんだ芸術です。
根っこの根っこの奥深く、自分の中でも特に純粋で繊細な気持ちが隠れているのではないかとドキドキしています。
絵を描く、という行為に色んな想いを込めて作品を書き上げたいです。
愛あふれる作品になりますように。
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