僕がマルチタスクおじさんになった理由(ワケ)【RTAinJAPAN2022Winter/F-ZERO感想文】
なぜかゴエモンリスペクトのタイトル。
という事でRiJ2022Wにエントリーしてから走り終わるまでを書いていこうと思います。
<応募編>
まず応募文は夏に落ちた物を再利用。
応募分が1行でも当選している人はいるので、見どころを簡単に書く事と情報に間違いが無いことを確認してエントリー。
前回は機種を間違えてSwitchにしてしまったので、ちゃんとSNESにした。
<当選>
実際問題、簡単に当選すると思っていなかったので驚きで一杯だった。
そんな凄いグリッジがあるわけでもなく、地味めなゲームだったし。
スケジュールが決まった段階で急いでホテルと移動手段の確保に当たる。
外苑前に乗換なしで行けて大浴場の付いている夏のPiJの時もお世話になったアパホテルを予約。夏の時は1泊5000円程だったが、今回は高めで3泊2万円程。想定よりも宿代が高くついてしまったので行きは深夜バスに決定。ぶっちゃけこれも普段よりも2,3000円程高く片道8000円したが、仕方ない。
<解説どうするか問題>
普段通り配信をしつつF-ZEROを練習していたが、問題が浮上する。
<解説どうすっかな……>
まず解説をするなら誰に依頼するかを数日間悩む。
色々考えた結果、自分がリアルでお会いした事のある人に限定をする。
流石に全く知らない人と意思疎通が出来る気がしなかったし、
自分の人となりを知っていて欲しかったのが理由。
しかし、お会いした事がある人の中でF-ZEROを知っている人があまりいなかった。そこで条件を広げるかどうか悩んだが、結果的に一人でなんとかする事に決める。自分のせいで他人の評価を下げてしまう可能性があるのでそれを避けたかったという理由もあるが、一番大きな理由はあの大舞台を独り占めしたかった。自分の走る約45分間は自分だけが主役でいたかったのだ。
<練習>
今回は完全に一人で頑張る事に決めた。
まずは喋りよりもコース取りを意識して自己べを叩き出すまで毎日走った。
練習の順番としては必ず成功させたい、視聴者に見せたいところから順番に練習を行うようにした。まずは今回1番の見せ場になるであろうporttown1,2のショートカットやwhiteland1のプチショートカットの制度を上げる。90%ぐらいは成功する様になると次はインコースを突く走りを身体に叩きこむ。周回遅れのマシンを躱す、躱せなくてもリカバリーを迅速に行えるように何回も走る。そうした結果、大きなミスがない場合は大体自己べの15秒以内にはタイムを納める事が出来るようになった。
<解説1>
本番の2,3週間前に台本に着手する。
台本は昔MiJで使用した物とWEBRTAOFFで友人に解説をお願いした時に作った台本があったのでその2つを合体させた。
WEBRTAOFFの時に使用した台本はF-ZERO未経験者向けに作ったものなので比較的テクニックやコース紹介に力を入れていたので新しく台本を作り直す必要な無かった事は時間的にも助かった。
F-ZERO豆知識では基本的にソースがあるものだけを拾うようにした。
F-ZEROとマリオカートの関係や、キャプテンファルコンの話、ストーリーの話などは基本的に任天堂のサイトから拝借した。
F-ZEROとマリオカートの関係性
https://topics.nintendo.co.jp/article/3228ce3a-8d29-11e7-8cda-063b7ac45a6d
F-ZEROが近未来のワケ
https://topics.nintendo.co.jp/article/0e9c42d3-7d8a-11e7-8cda-063b7ac45a6d
全部を話すとゲーム本編の解説が出来ないので、面白そうなところを台本に入れ込むようにした。
<解説2>
次は実際にどんな解説にするかを悩みだす。
昔一人で走った時はガンガン雑談をして視聴者を楽しませる配信をした
【MiJ】F-ZERO - Grand Prix #RTAMiJ 13分位から計測開始
https://www.twitch.tv/videos/1564534427
この時はひたすら痛風の話をしたのが思いの外好評で色々なミラクルを生んで結果的にこの配信だけでフォロワー数が400人程増えた。
因みにこの時は自分の配信画面、自分の所のコメント、迷子センターの配信画面とコメント、あと迷子センターのトークを聞きつつ走っていた。
よそ見運転に関してはもうこの時から完成していた。
あとは現地参加の視聴者から野次をもらいつつ漫才の様な実況解説を行ったこともある
ブシドーブレード弐 (SLASH MODE(HARD)) | WEB-RTA-OFF CLIMAX!!
https://www.twitch.tv/videos/1664877745
さて、今回の解説はどうしようか。
正直なところで言うとF-ZEROは1コース5周あるので解説だけでは絶対に無言になってしまう所があるので、何か絶対に話すことを考えないといけない。
だけど、今回RTAinJAPAN。どちらかと言うとプレイヤーよりもゲームが主役だ。
※個人的な意見です。他人を悪く言うつもりは無いです。
と、言うことはRiJの様にあまり雑談は出来ない。なので今回は豆知識を多く取り入れるようにした。漫才実況も考えたがあれはWEBRTAOFFの様な小規模で現地観戦者と解説が近いところにいないと成立しないし、現地観戦者と会話するのは宜しくなさそうなので諦める。
<現地観戦>
現地に着いたらイベントを観戦する。勿論これは自分が楽しむ為に見る。
ただ、それ以外にも何か自分の出番時に入れることが出来る物は無いかと探す。RTAinJAPANは生の配信イベントなのでこのイベントでミーム化したものは無理の無い程度に入れたいと思っていた。
今回入れたのは「ダバダバ走り」「躊躇しないで下さい」「忖度ゴール」ぐらいだったが、入れ過ぎるのも良くないと思ったのでこれぐらいにした。
<披露>
配信を開始してからまず大ガバをしていた事に気づく。髪の毛を隠したかったのでRiJのニット帽を買っていたのにつけるのを忘れてしまった。案の定5chでは結構イジられてた。しゃーなし。こいつ名前の通り痛風っぽいし、ハゲだけどなんで眉毛無いん?ってコメントはくっそ笑った。うるせえ。
んで、開始して5分程は頭真っ白、自分でも何を言ってるかわからない程に緊張していた。3コース目のSANDOCEANでようやく我に返りある程度は自分の走りと喋りが出来ていたような気がする。後は普段の配信だとネガティブな言葉を言う事があったが、今回は絶対に言わないようにした。個人的にはこれは一番やってはいけないことだと思っていた。グダっても仕方ない。怒りを表すよりもなんでこうなってしまっているのかの状況判断を話した方が幾分かはマシ……とは思っていたが、状況判断を口にする事は出来なかった。難しいね。そしてずっと話しっぱなしだったので息をどこでするか途中で分からなくなった。で、あの吐息が漏れる結果になったのも反省。
後はやっぱり6万人以上の人に何か自分のプレイを見てもらうなんて事は生きている中で無かったので、死ぬほど緊張したし話も凄い早口になっていた事もあって普段の練習通りの解説にならず、今カンペのどの部分を読んでいるか分からなくなってしまった結果あのよそ見運転になってしまった。個人的にはもっとコメント読みもしたかったけど、普段以上に余裕が無かった事とコメント読みしすぎてミスると怒られると思ったのでかなり控えめにした。今振り返るともう少しぐらいはコメント読みすれば良かったかと。
最後の締めで使った「show me your moves!」は当選してスケジュールが決まったときには言おうと思っていたネタだった。ちょっと恥ずかしかったけどみんな褒めてくれたので言ってよかった。
<感想>
終わった後は疲労感が半端なかったのでヘロヘロになりつつ控室の方に戻った。あんまり解説に自信が無かったので下手な解説をして叩かれてるかなとか思いつつスマホでエゴサしたり色んな走者の方と会話をさせて貰ったけどだいたい好評だったのが少し意外だった。というよりもかなり色んな方にお褒めの言葉を頂いていて、ハゲだの40代のおっさんと言っていた5chの手厳しい人達も最終的には中々やるやん……って言われていたのは地味に嬉しかった。というよりも最近はずっとエゴサしてるぐらい嬉しかった。
<最後に>
準備などを含めて色々大変やったけど本当にいい体験をさせて頂きました。
会場の拍手は笑い声には本当に助けられて嬉しかったです。
運営の方やボランティアの方、会場で見てた方、配信を見てた方には感謝しか無いです。本当にありがとうございました!
これからもRTA頑張っていきます。
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