見出し画像

ルーチェモン:フォールダウンモードを採用したコントロールデッキ


画像1

みなさんこんばんは。デジカ7弾 ネクストアドベンチャーにてついに収録された「ルーチェモン:フォールダウンモード」を採用したデッキを組んでみたいと考えており、発売日以降黄色軸や紫のケルビモンを絡めたデッキなどを模索していたのですが




全然ダメでした。
それもそのはず、そもそもとしてLv3のルーチェモンが育成エリアにて進化が出来ず、フォールダウンモードはそのルーチェモンからしか進化の出来ない特殊なLv5であることから、この2種類のカードを採用すればする程、他の各レベル帯のカードの枠を圧迫してしまい普通に進化して行くデッキにこのカードを無理なく搭載することは非常に困難なのです。

画像2

Lv3のルーチェモンのみであれば、これまでも3弾 黄 エンジェウーモンの進化元効果だったり、5弾 同じく黄 ロードナイトモンのアタック時効果でコストを踏み倒して登場させつつリカバリー1が行えるので2枚程度は採用されていました。

画像3

しかしながら今回収録されたこのフォールダウンモードは効果が強力な分登場コストの軽減値もLv3ルーチェモンより遥かに厳しく、トラッシュ10枚につき僅か3となっており、そう易々と登場させられないカードのデザインとなっているためデッキ内での役割が非常に持たせにくいです。ルーチェモンフォールダウンモードを採用したレシピが中々見られないのもこの要因が大きいと言って差し支えないでしょう。

では、如何すればこのカードを上手く活用出来るのかと考えた結果辿り着いた1つの答えがこちらのレシピです。

画像4

所謂「セキュコン」タイプに近い仕上がりとなりました。通常進化デッキに

ルーチェモン
ルーチェモン:フォールダウンモード
デッドオアアライブ

の3種を搭載するのは前述の通り構築をかなり歪める必要があるのですが、このデッキタイプであればデッキ内のカードの大半が1枚ごとに独立して仕事をするので他のカードのはたらきを阻害しません。

ただし、カード1枚の使用コストが大きいので自分のセキュリティ枚数と相手の盤面を見ながら上手くゲームメイクしていく必要があります。状況にマッチしていないカードを不用意にプレイしてしまうとそれだけで負けてしまうこともしばしばありますので注意が必要です。そのため、デッキの回し方として留意しておくべきことをいくつか挙げておきます。

◎先攻1ターン目

タケル
リインフォース・メモリーブースト!!!
光子郎&丈
メカノリモン

のいずれかをプレイする。このいずれもない場合はパスする。

デッキの構成上、先攻時はプレイ可能なカードが限定されてしまいます。厳密にはジオグレイモンやオーガモンもプレイ可能なカードではありますが、相手のカードがあって初めて威力を発揮するカードですので無意味に登場させてしまうのは避けたいです。

後攻のときは相手のプレイしたカード次第にはなりますが選択肢が広がるので幾分楽になります。流行りどころのボコモンやネーモンといったシステムカードがバトルエリアに直接プレイされているならば、先述のオーガモンやジオグレイモンでさっさと処理してしまいましょう。

画像5

特にオーガモンは、手札にルーチェモン:フォールダウンモードがあるならば優先して登場させておきたいカードです。

画像6

トラッシュにフォールダウンモードを落としておくことで、セキュリティから捲れるデッドオアアライブが空発動とならない様にしておきます。

◎タケルをプレイするタイミング

画像7

なるべく初手で登場させたいカードではありますが、デッキ内の黄色のカードが20枚足らずのためセキュリティに黄色のカードがなければ自らセキュリティを1枚減らしてしまうだけのカードに成り下がってしまいますので注意が必要です。

画像8

そのため、安全に起動させるならばリインフォースメモリーブーストで黄色のカードをセキュリティに入れておいてからプレイするのが吉です。

また、終盤でセキュリティからタケルが捲れてしまうと前述した様にセキュリティに黄色のカードが残っておらず、不意にセキュリティを1枚減らしてしまう事態に陥り兼ねないことも頭に入れておいた方が良いでしょう。そのため、1枚目のタケルでセキュリティ内にタケルを確認したら最優先で回収しておくべきだと考えています。※タケルのリカバリー効果でタケルが入ってしまっていた場合はどうしようもありません

◎デジタマの色

このデッキを運用するにあたって一番悩ましいポイントです。
黄色のカードはテイマーにタケル、デジモンにホーリードラモン、ルーチェモンを採用しているためデジタマまで黄色にする必要はないとも思うのですが、1ターン目の項目でも触れている様にこのデッキでは初手のプレイアブルカードが非常に限られています。そのため、デジタマを黒や紫にしてしまうとパスしか採れなくなく可能性がさらに高まってしまうという点を考慮した上で黄色のデジタマを採用しました。これにより、盤面に黄色のデジモン・テイマーがいなくともリインフォース・メモリーブーストを撃てる様にしています。

もし変更するのであればデジタマは紫が望ましいかもしれません。それはデッドオアアライブが手撃ちで発動しにくいことが理由となります。現状のレシピではオーガモンかルーチェモン:フォールダウンモードが盤面にいない限りデッドオアアライブを発動させることは出来ません。なるべくセキュリティから捲れる様にしたいカードとは言え、手札で腐らせておくのも勿体ないカードですのでこの辺りの調整が難しいところです。もし紫に寄せるならばフライバレットやトランプソードも採用したいですが、代わりに抜くカードをどれにすれば良いかが悩ましいですね。

◎ブレスオブワイバーン

画像9

このデッキは主に消滅効果で相手の盤面を削るカードが多いため、黒のクレニアムモンが基本的に苦手なカードとなります。そのクレニアムモンの消滅回避効果を搔い潜って掃除出来るカードとなるため4枚採用しています。対戦相手が黒だったときは、クレニアムモンが見えるまでなるべくこのカードは温存しておきましょう。尚、対象は-15000まで行けるのでクレニアムモンに限らずLv7のデジモンも消せるので、最低限1枚相手のカードを除去出来るので手札に来ても腐ることは早々ないでしょう。

◎アルティメットフレア

画像10

ボコモンやネーモンが流行している傾向にあるため横展開するデッキにはこのカードが刺さります。

画像11

セキュリティ効果がないのが若干不満となりますが、全体除去という点では類似効果を有するゲヴァルト・シュベルマーも強烈なのでデジタマを黒にするならばゲヴァルト・シュベルマーを2~3枚採用するのもアリだと思います。

◎アタックするタイミング

除去を主体とするデッキのため攻撃を仕掛けるタイミングが中々ありません。攻防一体のジオグレイモンをプレイした次のターンは必ずアタックを仕掛けるようにしましょう。オーガモンの場合はデッドオアアライブとの兼ね合いがありますので、無理にアタックに行く局面ではないときはデッドオアアライブを発動するトリガーとしておくため温存しておきましょう。

もちろん、セキュリティから捲れたディフィートは問答無用でアタックに行きます。

◎このデッキでの戦い方

前項目で攻撃を仕掛けるタイミングが中々ないと記述するくらいですので、基本は受け一辺倒となってしまいます。そのため、セキュリティを削り切ってダイレクトアタックを通すよりは相手のデッキ切れによるライブラリーアウトでの勝利を目指すのも戦略の一つとなります。相手が順当進化するデッキの場合、中盤以降は相手のデッキ枚数に注意しておくと良いでしょう。勝つためではなく「負けないため」の戦い方を採るのも重要です。

ただし、ネクストアドベンチャー環境ではアヴェンジキッドモンやスサノオモンといったカードで唐突にトラッシュからデッキ枚数を増やして来るケースもありますので最後まで気は抜けません。

◎苦手なデッキ

セキュリティ効果を持ったカードを相当数搭載しているので大半のカードはセキュリティで討ち取ることは出来るのですが、緻密な戦術を採用しているジエスモンや、類似効果を持った7弾アルダモンを採用している赤ハイブリッドデッキのカイゼルグレイモンは苦手となりそうです。

また、大量にメモリーを渡すこともしばしばあることから、そのコストでテイマーを複数枚展開されてしまうと除去対象がおらず後々苦しい展開を強いられることになります。セキュリティからの除去に依存していることから、1枚ずつテイマーから進化されてしまうとその枚数分確実にセキュリティを削られてしまうためです。

その回答の一つとしてメカノリモンを採用していますが、相手が緑だとボルグモンでレストされてしまうのが相当痛いです。青にもベオウルフモンによりバウンスされてしまったりブリザーモンでアタック・ブロックを阻害されてしまうので、クラシックコレクション環境までと比較するとメカノリモン1枚では止まらない状況が増えていますので、過信は禁物です。

◎アレンジ用のカード

画像12

面白いなと考えているのは4弾収録のアヌビモンです。現在のレシピだとルーチェモン:フォールダウンモードは場に出たら仕事が終わるカードと化していますが、Lv3ルーチェモンと違い進化先が限定されていないのでアヌビモン他紫のLv6には進化出来るのです。

なぜフォールダウンモードよりDPの下がるアヌビモンなのかと言いますと、進化時効果でLv3のデジモンをトラッシュから場に直接出せるのが意外と強力だからです。このデッキに採用しているLv3はルーチェモンのみですが、ルーチェモンがトラッシュから戻りつつリカバリー1した上で速攻を備えているのは相手からするとたまったものではないでしょう。ただし、ルーチェモンをトラッシュに仕込んでおく必要があるため中々思うように決まらないコンボにはなるでしょうが、紫のLv6を採用するならばこのカードが良いだろうと考えています。

また、紫のLv6を採用することでディフィートへの進化も若干楽になります。現状のレシピだと素出ししたクレニアムモンから上がるしかないので、支払ったコストを思うとさすがに躊躇してしまいます。

・リベリモン

画像13

オーガモン、メカノリモンから進化することが出来、進化時に手札を破棄することも出来るためフォールダウンモードをトラッシュに落とせるカードとなります。黒のデジモンとしても扱われるためクレニアムモンへの進化ルートとなるのも心強いです。

・アヴェンジキッドモン

画像14

デッキ切れで負けそうな局面を返せるカードです。このデッキだと終盤には2コスト程度で場に出せるはずなので決して弱くはありませんが、フォールダウンモード関連にスロットを割いているため採用する枠が厳しめです。

・石田ヤマト(2弾/紫)

トラッシュからデッドオアアライブやフォールダウンモードを回収したいときも稀にあるので、1枚くらい採用しても良いのかなと検討しているカードです。タケルと違って、トラッシュに対象なしのときに出してしまうと何も起こらないのが不満のため採用を控えていますが、デジタマの項目で触れた様に、現在のレシピでは紫のオプションを発動するためのトリガーがオーガモンとフォールダウンモードのみとなっていますので、ここを改善するには適していると言えます。

・コアドラモン(青/ST08)

セキュリティ効果を持つ、登場時に2ドロー可能なカードです。基本的に進化をしないデッキですのでボーナスドローによる手札の入れ替えが出来ず、1度パスしてしまうと次もパスせざるを得ない様な展開は割と頻繁に起こります。この点を補うことの出来るカードであり、しかもセキュリティから捲れたときも盤面に着地するので本来デッキに入れない理由がないレベルのカードです。黒のオプションの発動が厳しくなってしまいますが、現在のレシピから入れ替えるのであればメカノリモンとそのまま挿し替えてしまうのが良いかもしれません。

留意点はこれくらいでしょうか。正直なところ、純正セキュコンとベルスターデッキのどっちつかずの立ち位置に収まりそうな感じがしてなりませんが、せっかく購入したルーチェモン:フォールダウンモードを活用出来るデッキがまがりなりにも組めたことには満足しています。

ルーチェモンデッキはまだ研究され尽くしてはいないイメージが強いので、また違った活用法を見出せたら記事にしてみたいと思います。ここまで読んで下さりありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!