【らべあろ企画】江戸城で一句
この記事はこちらの記事の参加記事である▼
二度目のバトンを回してくださったのはすうぷさん。
水戸城ならではの光景を詠まれた御句はぜひすうぷさんの記事で▼
江戸城の光陰幾重鶴帰る
(えどじょうのこういんいくえつるかへる)
【季語】鶴帰る
「光陰」は”時間”の意味でもあり、文字通り”光と影”でもある。
私にとっては江戸城というより、皇居と呼ぶ方がしっくりくる。
東御苑や北の丸公園は東京に住んでいた頃の散歩コースのひとつだった。
十五代続いた徳川将軍だが、その間安泰であったわけもなく、記録に残っていること残っていないこと色々あったのだろう。
政治や戦だけにとどまらず、「大奥」もあまりに有名だ。
それは「皇居」になってからもおそらく変わらない。
結局、人間在るところに歴史やドラマが在るのだと思うし、それに思いを馳せるのもまた人間なのだとも思う。
そんなことを感じさせてくれる江戸城だったが、最初に建てたのは意外にも徳川家ではないらしいことを不勉強ながら今回初めて知った。
扉絵:『高く高く』アネハヅル Demoiselle crane
さて、次の小田原城(ここも結構訪れている)のバトンは土井あくびさんにお願いしたいと思う。前回は140cmもある印象的な兜を詠まれていた。
どうぞよろしくお願いいたします。
鳥たちのために使わせていただきます。