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なぜマレーシアのデザイン学部に行くのか

皆様こんばんは!🌙

先月、「なぜマレーシアの大学に行くのか」という似たようなタイトルの記事を書きましたが、
今回はマレーシアの大学を選んだ理由に付け加えて、「なぜデザイン学部を選んだのか?」というお話をさせて頂きたいと思います。

というのも、''デザイン留学'' と言ったらヨーロッパやアメリカが主流なのでは?!と思う方がたくさんいらっしゃると思うからです。
しかし これにはいくつか理由がありますので、是非最後までお読み頂けると嬉しいです💖
※熱が入りすぎてひたすら書いた為、拙い文章だとは思いますがご了承ください😂

私のキャリアについて👩🏻‍💻

学生時代に遡ります。

昔から絵が好きでクリエイティブ思考だった私。将来は必然的に絵に携わる職に就くのだろうと思い、デザイン科がある珍しい公立高校に入りました。

普通科目よりもデザインに関する授業が多く、喜んでいた時間も束の間。学んでるうちに「私が好きなのはデザインではなく、美術だ。」と途中で気づきました😅
※デザインと美術の区別をざっくり分けるとするならば、デザインは問題解決のための設計。美術はアート等といった表現の事です。

そんな中、高校2年生で行った初めての海外旅行を機に、英語や海外に魅了され、デザインの授業よりも英語や社会等の普通科目のテストで100点をとる事に必死になりました。
そのため将来クリエイティブな職に就く夢は諦め、わずか短期間で国際系の短大に行くことを 3年生の夏頃に決めました😅
(※デザイン科での授業はデザイン会社への就職に特化していた為、入学時から進学は視野に入れていなかった事と、お金を節約する為に短大に入りました。)

そして短大で勉強後、日本で就職。

短大で身につけた国際コミュニケーションの知識を活かし、来たる東京オリンピックに向け外国人観光客と携われる仕事がしたいと思い、今の仕事に就きました。
外国人観光客が多い街で、毎日色々な国籍の方とお話する日々は本当に楽しく、「やっぱり私は多国籍な環境に身を置くのが心地いいんだ!」と気づきました。

それと同時に、会社では有難いことに自分の職種とは関係のない経験もさせて頂いた事もあり(制服デザインやマーケティング、企画等…)
「学生時代デザインが苦手になったと言えど、持っているスキルを発揮出来るのって楽しい!もっとクリエイティブな職に就きたいなぁ…」と薄々感じたりもしていました。(じゃあ日本のデザイン会社に行けば?と言われてしまいそうですが日系企業はもうこりごりです😂)

マレーシア移住を決めたきっかけ👩🏻‍🎓

そんな事を考えながらも、外国人観光客を接する日々を過ごしているうちに「クリエイティブ業界で働くよりも、やっぱりまずは多国籍・多文化の環境が好きだし、海外に移住したい」という気持ちが強くなり

コロナが蔓延する前にまずは気になっていたマレーシアに移住視察に行きました。
※なぜ海外移住がしたいのか?、なぜマレーシアを選んだか?という記事も以前書いてます。

渡航前から既に、マレーシアは私にぴったりな国なんだろうなぁと思っていましたが
現地に行くと予想通り、見事にマレーシアに恋に落ち、「この国に移住したい!!」という気持ちは大きくなりました😌

日本に帰国後、早速マレーシアで仕事をする為の就活をしたのですが
求人は日本人向けのコールセンターやカスタマーサポートばかり。
お客様に関わる日本での仕事は楽しかったといえど、もうこの業界についての知識は身につけたつもりでいたし、やっぱり自分が本当にやりたいことは クリエイティブ系の職種に携わる事。

「本当にこれでいいのか自分…」とモヤモヤしながらも、何社か面接をして頂いてました。(そう。実は私1度、マレーシア就活生を経験済みなんです😂笑)

しかし担当者の方に、短大卒の私は面接が受かったとしても、VISAが降りるかどうか分からないと言われてしまい
4年大に行かなきゃいけないってことか…🥲結局世の中学歴社会なのね!😱とショックを受けました。

再度キャリアについて考えたこと📖

「短大卒だから海外就職が不利になる」
「クリエイティブ系の仕事に就きたいなら、まずは日本でまた別の会社で経験を積まないといけないかもしれない」

こんな気持ちでいた為
マレーシアの就活に段々と身が入らなくなっていき、再度自分の未来ついて考え直す期間を設けました。そして

①やっぱりクリエイティブな仕事がしたい
②可能なら美術が好きなので美術関係に携わる事もしてみたい
③とにかくマレーシアに移住したい

この3つを軸に、再び今後のキャリアについて考えたのですが、その際いくつかの気づきがありました。↓⚠️長いです

・『日本でのデザインや美術業界はもう完成しきっている。母国でこれから戦うのは難しい。反対に今ASEAN諸国はどの職種の市場も発展途中な為、私でも戦える余地あり。
・『私が東南アジアで戦うとしたら日本人の繊細さはきっと武器になるはず。クリエイティビティが活かされる職種では日本人である事が強みになるのではないか。
・『日本のクリエイティブ技術は凄いといえど、このご時世に必要であるIT市場は東南アジアの方が進んでいる。つまり東南アジアでITデザインを学べば、スキルもアップするはず。
・『絵画市場は、宗教や土地環境もあり東南アジアにまだあまり広まっていない。(シンガポールには進出し始めている) つまり、なにがタブーかそうでないのか見極められれば介入できる余地あり。
・『先進国に見習った美的センスをASEAN諸国にももたらしたら、もっと経済成長に繋がるのではないだろうか。これから沢山の業界が発展していく中でどの分野も決してセンスは置き去りには出来ない。

こういった デザインや美術に関する東南アジアへの考えが次々と浮かび、(笑っちゃうくらい浮かびすぎですね。簡略にまとめられずすみません😂)
とりあえず行動しなきゃ!と、とてもワクワクしたのを覚えています。

すぐにパソコンに向かい、マレーシアのデザイン業界やデジタル業、東南アジアの広告、美術市場進出率、美的センスに対しての思考、先進国との異文化、宗教による表現の規制等 ありとあらゆる事を調べました。

考え抜いた結果、私は🇲🇾のITデザインで戦うと決めた💻

私の将来やりたいことについて、とある現地在住の日本人の方や、マレーシア人の方にも相談してみました。

現地の方たちの意見も取り入れ、考え抜いて私が出した答えは、『マレーシアのマルチメディアデザインが学べる学校に行く!』ということでした。

マルチメディアとは、IT、デザイン、美術、芸術、音楽、文字等 複数の画材や手法を融合した複合媒体なのですが、(ここまで読んでくださった方はご理解頂けるかと思いますが、私にぴったりな学校じゃないですか?😂)
なんとITが盛んなマレーシアには、政府と大手通信会社が国政として共同で作った
''優秀なITやデザイン人材を、進出する為の授業に特化した大学'' があるとの事。

しかもこの学校は、''マレーシアのシリコンバレー''と呼ばれる、IT企業が集まっている場所に設立している為
クリエイティブ系の企業や人とのコネクションがめちゃめちゃ強いそう。

・マレーシアのIT・デザイントップ校でマルチメディアを学べる。
・現地で東南アジアの人々にウケるデザインを学びながら、同時に美術市場についても研究できる。
・多国籍国家に身を置きながら英語で勉強が出来る。
・大卒の資格が取れるので現地就職が可能になる。
・(大学によると)現地のIT企業への6ヶ月以内の就職率が97%可能になる。
・学費が安い。私の全貯金を使えば卒業可能。


こういった理由等からマレーシア現地の方たちにも
「現地でクリエイティブ職に就職したいなら、絶対ここがいいよ!」 とお勧めされました😂 
大好きなマレーシアでやりたかったデザインを学べるなんて一石二鳥です!

そして数ヶ月後、デザインとイラストのポートフォリオとIELTSを提出し、無事に今年の7月から入学する事が決まりました🌟

マレーシア政府と通信企業 ふたつのスタンプ付きの、
 ''あなたの優秀なスキルで、人々の生活の向上に貢献してください'' 
と書かれたオファーレターを頂いた時は、本当に嬉しかったです。😌

今考えると、日本のデザイン科の高校に行ったことも、国際科の短大に行った事も、外国人相手に英語で仕事をしていた事も、全て間違いじゃなかったと思っています。
なぜなら今後は、
海外で、デザインについて、英語で学ぶ 事になったからです🥳

またデザインとは別に、もう1つ挑戦してみたい事があります。
それは、美術を東南アジアにもっと広める事は可能かどうか、現地で研究する事です。 

やはり東南アジアに芸術や絵画を定着させていくのは難しいのですが、それを逆手にとってこれから私が広めていくことは出来ないか、と考えてます。

シンガポールは富裕層向けに少しずつ芸術が定着してきていますし、私が行くマレーシアにも、現地にはイスラム美術やプラナカンアートといった素晴らしい芸術もあります。もっと芸術を国内・国外に広めていけると思うのです。(タイやインドネシア、ベトナム等もです。)

勿論この大学に出たからと言って、100%現地のクリエイティブな仕事に就ける訳ではないかもしれない。芸術は簡単に広められないし、そんなに人生甘くないよ!と思われる方もいらっしゃると思います。

でも私は好きな国に住み、好きな国で仕事をし、好きな国に何らかの形で貢献していけよう、精一杯頑張ろうと思っています🙏

熱くなりすぎて長文になってしまいましたが、タイトルの結論を簡潔にまとめると
『自分のスキルが今後活かされそうな場所で仕事をしたい』、『IT産業が日本より盛んな国で英語を使ってスキルを学びたい』、『どうしてもマレーシアに住みたい』
という3つの理由が合わさり、
マレーシアのデザイン学部に行くという結果に至りました。

今回は、マレーシアのデザイン学部を決めた経緯をお話しさせて頂きましたが
留学や移住の話云々だけでなく、今後のキャリアの決め方についても
「こんな事を考えてる人が世の中にいるんだ〜」と
少しでも参考にして(もしくは安心して)頂けますと幸いです😂

長文になりましたが、ここまで読んで頂き本当にありがとうございました☺️

それではおやすみなさい🌙



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