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南🇫🇷 生きた彫刻の街         La Grande-Motte

その美しい街は家族が過ごした街
最初に訪れた時の衝撃は
その後、何度訪れても冷めやらない。。。

この年は、街の中心の大交差点に3mの巨大🦩🦩

南フランスといえば
ニース、カンヌ、モナコ、マルセイユ、、、
と、一度は訪れたい美しい街が
ガイドブックに並ぶ
そこから遠くはないけれど
ラ・グランド=モットの情報は
それほど多くはない
この数年ますます
海岸沿いレストランやカフェは
地中海を眺めながら
至福の時間を過ごせる空間になっている
カマルグのピンクフラミンゴ🦩
は見に行っても
すぐ近くのこの街を訪れるのは
バカンスのフランス人が多い

1960年初め
ここはただの海岸で何もなかった
と、南フランスで生まれた育った
家族は言う
新しいリゾート地を作る為に
意表を突いた計画が進められ
教会から市役所、病院、学校はもちろん
商店街、住宅、ガソリンスタンド、スーパー
・・・・
全てが白を基調とした
遊び心溢れる同じスタイルの
デザインで統一され
ゼロから開発が始まった
60年が経過し、新しい建物も建ったけれど
そのスタイルは今も守られ
例外はない・・・・・
まるで異国に来たかのよう

教会

1963年に建築家•都市計画家
ジャン・バラデュールが
マヤのピラミッドにインスパイアされ
デザインしたという
ラングドック海岸の砂と沼地が整備されて
誕生した海辺のリゾート
ラ・グランド=モット
建設された当時は他に類をみない
斬新な近未来的な建築群に
批判もたくさんあったそう
ルーブルのピラミッドのごとく、、、
しかしながら
今となれば
その統一感のある都市計画
デザインの素晴らしさと完成度の高さに
世界遺産に登録されている

統一感より個々の個性で
様々なビルが集まり出来上がる
日本の都市計画を見てきた私には
この街の統一感の中の
それぞれの個性に強く惹かれ
全てを見ないと帰れない、、、
と、果てしない誘惑に勝てず
迷子になろうと時間を忘れて
毎回、小さな小径まで歩き回ることになる
エッフェル塔の上から見た
パリ全体の街づくりの完成度の高さにも
目を見張るけれど
ここもまた
パリのトタン屋根と生成りの壁に統一された
街並みのごとく
表現豊かな白い建物のデザインは
海岸沿いに打ち寄せる
大きな波のように躍動的だ
窓のデザインや色の使い方も個性的で
どれ一つとして
同じものはない、、、

フランスの最も美しい村
に登録されている村は
もちろん本当に感慨深い
どこを訪れれても
その守られてきた歴史を
感じる事ができると同時に
観光客を心地よく迎える準備も万全
この10年あまり、たくさんの
美しい村やカテドラル、お城を訪ねて
切り取られた写真を振り返ると
この薔薇窓はどこのカテドラル?
と、、よく似ている写真の記憶を
紐解かなくてはいけない場面も
多々あるけれど
ラ・グラン=モットの街に限っては
問題外、、、
フランスの街の中でも
類をみない特別な街
少しですが
写真をご紹介します

海辺の街のお楽しみは
やはり地中海の魚介類の恵み
フリットといただくムール貝
それは何よりのご馳走
粋なムッシュ達の姿も見逃せません

空と海が繋がる道

海岸沿いは毎年のように整備され
最初に訪れた時より
ずっとリゾート感が強くなり
海岸から道に出る砂浜の出口には
シャワーと小さな着替えが出来るスペースも

小さな着替えとシャワー設備
夕暮れは絶景
観覧車の1番上から🎡

街に見惚れて
地中海の気持ちのいい砂浜を
忘れてしまいそうだけど
港の漁船から豪華クルーザーまで
小さな港巡りもまた楽しい

南の夏の海は地中海からの
湿気のない乾いた風が本当に気持ちいい
おまけに夜10時を過ぎても明るく
お楽しみはたくさん
冬の南はミストラル (南フランスのローヌ川の谷間から海に向かって吹く乾いて冷たい北風)
強く冷たくそれはそれは厳しく
家族はそれが理由で北に移動したという、、、!!

いつもの南フランスに飽きたら是非!

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