20190312_サムネ_アートボード_1

ONOFF|オフラインになるということ

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オフラインの生活を送るということ
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あえてSIMもグローバルWi-Fiも使わない旅にしようと決めたので、この2週間でオフラインになることが増えた。日本ではオンラインがあたりまえの生活を送っていて、24時間どこかの誰かと繋がれるようになっている。ネット環境のON/OFFがあることで新たな発見があった。


ネットに繋がらないiPhone。
役に立たないとわかっていながらも、ずっと手に握っているiPhone。


いつも肌身離さず持っているiPhoneなのに、オフラインになった瞬間、iPhoneはただの荷物と化した。初めは調べられない不安や恐怖だってあったけれど、その反面にあるオフラインの楽しさにも気づくことができた。


景色を脳裏に焼き付けようとしっかり見たし、街のなかを歩いているときは独特の臭いも堪能した。呼吸をするたびに空気の重さを感じ、日本との違いに気づくたびに楽しくなっていた。人の喋り声や、車やバイクのクラクションだって私にとっては日常ではないくらい新鮮なものだった。


きっとオンラインだったら、TwitterとInstagramでリア充アピールをしまくっていたと思うし、目的地に行くことが目的となり景色を楽しむことなく、地図ばかり見て歩いていただろう。自分となんて会話なんかせずに、SNS上の人たちとばかり会話していたと思う。


私にとってこのオフラインの状況は必要な時間だった。上で書いたような気づきがあったのはもちろん、たくさん自分自身と対話した。文章を書くにしても、本を読むにしてもオフラインだからこそ見えない人に邪魔されることなく集中できた。


明日の朝には帰国します。日本でも1日1時間はオフラインの時間を作りたい。誰からの連絡を待たなくても良い環境にあるから。もうLINEやメッセンジャーの通知にすぐ返信する必要もないから。せめてベッドに入ってから起きるまでの時間は電源をオフにして自分と向き合い、自分の価値を高めていく時間にしたい。


タイにいる間にnoteを始めることができたのも、自己分析が捗ったのも、新しい制作物に手をつけることができているのもオフラインになってできたこと。いいタイミングだったのかもしれない。やろうと思っていてもなかなか始められなかったから。


どんどんやりたいを形にしていく。
全て上手くいくかわからないけど、やってみる。
やりながら考える。
価値のある人間でありたい。


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オフラインになるということ
それは、うちなる自分と向き合うということ
そして自分の価値を高めていく時間である──────────────────

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五島つぐみ|tordo
最後までご覧いただきありがとうございます。少しでも「いいな」と思って頂ければ嬉しいです。また読みにきてくださいっ。