ヒマラヤの衣食住の話
盛岡からいわきに帰ってきた翌日に盛岡の方からネパールのお話しを聞く機会がありました。
オモトさんで暮らしの学校2 omoto
飯坂大さんのヒマラヤの衣食住のお話し。
とにかく年末から某インド映画きっかけでインドってどういうこと?!ブームからの~周辺諸国、歴史や文化の繋がりなど知りたがり屋モードになっているので、その地を歩いてきた方の話しを聞ける事をとても楽しみにしていました。
飯坂さんのトレイルランはそこで生活している人々との交流を大切にされていて、人々への眼差し、観察力に柔らかさのようなものがあって、話にどんどん吸い込まれ一緒に旅しているような錯覚に。
ヒマラヤのような山岳地域では多くの荷物を人力や動物で移動させなければいけませんが、例えば海外からの旅行者によってはたくさんお金を払って現地のシェルパにたくさん運んでもらったりするようで、私は元々なんとなくそんなイメージがありました。
そのような中、飯坂さんはお金を払って荷物の負担の多くをシェルパにお願いするというより、一つのチームの仲間として対等に共に旅をするという手段をとって旅をしています。
もちろん大変な仕事でもたくさん賃金を貰いたいというシェルパもいると思うので、どっちが良いということではないとおっしゃってましたが、例えば負担が多い人は怪我や命を落とす確率も高くなると思うので、そういう事を考えると、現地の人たちとどういう姿勢や態度で向き合い共に旅をしていくか一つ一つ考えて選択しているように思えました。
ご飯も共にし、協力し合い、分け合って旅する事。
旅行者とシェルパときっちり分けて行動する事が普通だと思っているシェルパは、最初は一緒にご飯食べる事に誘っても慣れない事で戸惑っていたそうですが、だんだん仲良くなっていったそうです。
カースト制とか過去の歴史の支配者と被支配者との関係だったり、その頃生きていた人たちはだんだんいなくなっているのに、現代でもなおその習慣のようなものが随所に根強く残っているのかなと思ったり。
飯坂さんが「こういう事もありだよ」というような態度を現地に行く度に提案する事はとても尊い行動だと思います。
質問も出来て知らなかった事をたくさん知れて気づきがたくさんありました。話を聞いて感じた事から自分なりに認知を広げて行きたいです。
それにしてもムスタン王国が気になります。
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GREAT HIMALAYA TRAIL project