■イベントレポート■《夢を追いかけた後の人生を考える》映画ファンファーレ上映会＆トークセッション~国民的アイドルと最強地下アイドルが考えるアイドルのその後~

2024年4月26日 18:34

株式会社ツギステは、2024年4月18日（木）にマウンテンゲート・プロダクション株式会社が主催する「【夢を追いかけた後の人生を考える】映画ファンファーレ上映会＆トークセッションイベント」の運営協力と、代表橋本ゆきがトークセッションに登壇いたしました。

本イベントは、アイドルのその後を描いた映画「ファンファーレ」の上映会と、アイドルのその後についてゲストをお招きしクロストークを実施いたしました。

今回、大変多くの方から反響をいただき、参加いただけなかった方も多くいらっしゃいましたので「イベントレポート」を掲載させていただきます。

イベント概要

【開催概要】
日時：2024年4月8日（木）19:00-21:00
場所：渋谷エリア周辺
主催：株式会社ツギステ
内容：
　1.映画ファンファーレ上映会
　2.「国民的アイドル」と「最強地下アイドル」、元アイドル2名の視点から語るアイドルのその後。
主催：マウンテンゲート・プロダクション株式会社
運営協力：株式会社ツギステ

1.上映作品:映画「ファンファーレ」について

「夢と挫折が交錯する世界」を若年女性のアイドルからの卒業を通じて描きだした作品です。
心情の機微をリアルに描くため、ストーリー、楽曲、衣装、振り付けなどは完全オリジナルというこだわりの制作。全国でロードショーを行い、公開の際には多くの元アイドル、著名人の方より反響の声がありました。

2.イベントの目的

映画『ファンファーレ』は、アイドルの卒業とその先というツギステの取り組みのテーマに重なる部分を描いている作品ということで、弊社としても大変注目しており、劇場公開時には映画館に足を運ぶメンバーもおりました。

今回の上映会は
改めて映画を通じて、アイドルのキャリアにかかる苦悩や葛藤を伝えること。
さらにトークセッションを通じて
【夢を追いかけた後の人生】のキャリアの多様性を考える契機をつくること。
そして、
『多様な生き方を選択できる社会の実現』を目指して実施いたしました。

3.トークセッション登壇者

北原里英
NGT48およびAKB48の元メンバー、NGT48ではキャプテンを務めた。現在は女優・タレントとして活動。
2023年には『おかえり、めだか荘』を出版し小説家としても活躍。

橋本ゆき
東京大学卒/元「仮面女子」メンバー
渋谷区議会最年少議員として、
スタートアップ支援/コミュニティ活性化/行政DX/女性の健康支援/エンタメ支援etc.に取り組む。
株式会社ツギステの代表も務める。

司会：桜のどか（株式会社ツギステ執行役員）

4.ご参加者・会場の様子

当日は、「芸能関係者、エンタメ業、メディア、行政関係者、メディア、現役アイドル、クラウドファンディング支援者様」など多様な領域の企業・個人問わず、多くの方にご参加いただきました。

閉会後の意見交換会では、「映画の内容や心理描写の細かさ」に対する感想や、トークセッションに感銘を受けたなど、大変嬉しいご感想をいただきました。

会場準備中の「橋本ゆき（渋谷区議会議員・株式会社ツギステ代表取締役社長）」と「桜のどか株式会社ツギステ執行役員）」

上映会の開始

まずは予定通り、司会の桜のどか（株式会社ツギステ執行役員）より開会のご挨拶を行い、映画「ファンファーレ」の上映会が始まりました。

参加者のアイドルの方の感想を引用させていただくと、
ストーリーは「心にグッとくる」ものがあり、
登場人物の心の機微の描写はアイドル経験者の皆さまから、
「制作の中にアイドル・運営の方がいらっしゃるのですか？」と質問が出るほど、リアルに描写されておりました。

（改めて、おすすめの作品ですので是非ご覧になってください！）

トークセッション

上映会後は、「国民的アイドルと最強地下アイドルが考えるアイドルのその後」として、クロストークを行いました。

国民的アイドルと最強地下アイドルという、異なるバックボーンを持つ同世代2名の元アイドルによる、意見交換が行われました。

1.登壇者ご挨拶

北原里英(女優・タレント)
元AKB48元NGT48の北原里英です。
今日は少しでも現役のアイドルへ元アイドルとして、意味のある話ができたらいいなと思っておりますよろしくお願いいたします。

橋本ゆき(株式会社ツギステ代表取締役)
株式会社ツギステ代表と渋谷区議会議員を務めております、橋本ゆきと申します。
北原さんとは同年代ということもあり、グループ規模は違いますが、同じ時代のアイドル業界を生きてきたというところで、今日はお話をするのすごく楽しみにしてました！
よろしくお願いいたします。

トークセッション中の「北原里英さん（女優・タレント）」と「橋本ゆき（渋谷区議会議員・株式会社ツギステ代表取締役社長）」

2.映画ファンファーレの感想は？

橋本ゆき(株式会社ツギステ代表取締役)
拝見するのは2回目ですが、1 回目より結構えぐられたというか、1回目より2回目の方が、見ていて「うっ」となることが多かったです。
本当に裏側もリアルで、でもそれが現実なんですよね。
現在1万人いると言われているアイドルが抱えている葛藤に対して、何ができるかを考えたいと一層思うような映画だな感じています。

北原里英(女優・タレント)
私も同感です。
特にこの映画で本当に素晴らしかったのが、卒業ライブシーンでの言葉の詰まり方。すごくリアルでした。
プロデューサーさんに「アイドル監修みたいなものが入ってるんですか」と質問したところ、監督やスタッフさんたちで作り上げたものだ聞いて驚きました。

3.アイドルを卒業するきっかけは？

北原里英(女優・タレント)
周りは新しいことにチャレンジするために卒業するパターンが多いですね。
私自身は10年間続けてきて、もう残したことはないかなという思いがあり、元々女優になりたくてこの世界に入ったので、お芝居がやりたくて卒業しました。

橋本ゆき(株式会社ツギステ代表取締役)
周りは、新しいことに挑戦したい方もいれば、怪我や精神的な不調で辞める決断に至った方、理由が分からない方もいました。
事務所的にプライベートなことを話さない方針だったので、しっかりとは分からない部分も多いです。

4.現役のアイドルの方へのメッセージ

北原里英(女優・タレント)
たくさんのアイドルの方がいる中で、規模や舞台の大きさは関係無く、誰かのアイドルであることには絶対変わりないと思っています。
映画に出てくる登場人物のような「儚い」という経験もたくさんして欲しいです。
その経験って全員ができるものじゃないので、アイドルに関わっている全ての方が、今の時間が人生においてすごく尊かったなっていう風に思ってもらえるような悔いのない活動をしてほしいなと思います。

橋本ゆき(株式会社ツギステ代表取締役)
アイドル活動をしていた当時は、「この先自分ってどうなるんだろう」とか「人生いつまでアイドルやっていけるんだろう」みたいな漠然とした不安やもやもやがありました。
アイドルを辞めてみて感じたのは、
辞めてからも、目の前のことをひたすら頑張るという経験や習慣は抜けないということです。
それがすごく評価されたり、他の仕事でも生きたりするので、自分の人生をポジティブに捉えて今の自分を信じて頑張ってほしいなと思います。

5.今の活動の中でアイドル時代の経験が生きていることは？

北原里英(女優・タレント)
10年間アイドルの世界で生きてきたので、もう今の自分を作っているものはアイドルの経験だなって思います。
AKBじゃなかったら今こういう人間になってないだろうなって思います。
本当にあの経験全てで今ここにいるって感じです。
社会人になったのが早かったので、制服デートとかの経験が乏しかったり、修学旅行とかも行ってなかったり、高校のそういう経験は乏しいけど、
代わりに普通の子ができない経験はさせてもらえたなという風には思ってます。

橋本ゆき(株式会社ツギステ代表取締役)
私はまずは体力がすごくあったり、人前で話すことに全然抵抗が無かったりということは仕事に生きてるなと思います。
後はSNSの運用の仕方みたいなところも、感覚的にどうしたら想いが伝わるかとか逆にどういう書き方をしたら不快な思いをする人がいるかみたいなアンテナが10年近くのアイドル経験の中で身についたんじゃないかなと思っています。

6.締めのご挨拶・ご感想

北原里英(女優・タレント)
本当にこんな素敵な邦画に出会えてたこと、とても嬉しく思いました。
自分がアイドル人生を歩んでいたことを改めて本当に誇りに思える映画でした。
これからの人生、自分の卒業コンサートよりも輝く瞬間がたくさん作れるように頑張っていこうと思いますのでもしよかったら北原里英の応援もよろしくお願いします！
本日はありがとうございました。

橋本ゆき(株式会社ツギステ代表取締役)
皆さん今日お越しいただいてありがとうございました。
トークイベントと上映会の企画協力を会社として関わらせていただきました。
ツギステは、アイドルのセカンドキャリアを支援をする会社として、アイドル経験というとても尊くも儚い経験を積んで、全力で青春を捧げてきたた方たちが、ラストステージよりも人生を輝いて生きられるような社会を作りたいと、今まさに挑戦をしてるところです。

引き続き応援いただけたら嬉しいです。本日はありがとうございました。

トークセッションでは、短い時間ではあるものの、
長年アイドル活動をしてきたアイドルそれぞれの立場からのリアルな話が広がり、

アイドルの活動のやりがい、
アイドル活動によって得られるスキル、
一方で心に抱える葛藤についても深掘りしていくことができました。