シェア型本屋って
シェア型本屋の開店に向け、ただ今準備中です。
店舗の場所が決まったことで、開店準備中であることをSNSでお知らせするほか、対面でお話しすることも増えました。
対面でお話しする方へは、ほとんどの場合、「シェア型本屋ってどんな本屋か」というところからお話しすることになります。
簡単に言うと、棚を貸し出し、一棚ごとの棚主が選書したものを販売する本屋です。誰でも本屋になれます。
ざっと説明はしますが、あまりピンときませんよね。ワタシも、シェア型本屋って楽しそう!と思って、実際に吉祥寺のブックマンションさんへ行ってみるまでは、シェア型本屋の魅力を今の半分くらいしか感じていなかったのではないかな、と思います。
全国にはシェア型の本屋さんって結構あるんです。各店の棚主さんは、本を売ることを目的にしている人ばかりではありません。というか、そうではない方が多いようです。
すでに、シェア型本屋の魅力を、運営している方や棚を借りている方たちがブログやSNSなどで発信しています。「本屋をやってみたかったから夢が叶った」「本好きな人と繋がれた」「オススメしたい本を紹介できる」「自宅の本棚を循環できる」「こだわりの詰まった他の棚主さんの本棚を見るのが楽しみ」など、棚の利用者さんも来店するお客さんも、皆さん楽しんでいるのがわかります。
最近増えているシェア型本屋。そこにどんな魅力があるのかをワタシなりに想像してみたんです。店をOpenするまでに棚主さんが集まってくれるといいなと思っているのですが、数人にお声かけするつもりでいます。「あの人はどんな本を並べるだろう?本棚でどんなアプローチをするだろう?」と考えると、もうワクワクします。
そして、本屋を始めることにして良かったな、と感じていることがあるんです。
twitter、Instagram、noteで投稿を始めたのが4月。そこから文章を書く機会が増えました。投稿しようと思っても、書いては消しを繰り返して時間がかかったりしますから、全くタイムリーではない投稿になってしまいます。SNSはあまり得意ではないな、というのが、始めて3ヶ月の印象。
ただ、この書くという行為は、ワタシにとってはなかなか良い時間と捉えています。
20年ほど前、知人が作っている月刊フリーペーパーに、約4年間コラムを連載していたことがあります。だいだいにして取り掛かるのが遅く、月に一度の締切前は徹夜が常。「朝までに仕上げなければ」という状況で文章を組み立てていく作業は、大変だったけれど貴重な経験でした。
日常の出来事を文章にしていく過程で、自分の思考や感情を俯瞰して見て確認しているような、頭の中が整理されていくような感じだったように思います。
なんとなく、文章を書くことと自分の棚を作ることって、似ているような気がするんです。
ワタシにとって、自分で選書して本棚に並べ、それを売るということの醍醐味はそこにあるのかもしれません。
棚主さんそれぞれの楽しみ方があると思います。それも含めて、一棚ごとに棚主がいるシェア型本屋って魅力的なのだと思うんです。
まだ店はOpenしていないので、まずは、自分が選書した本を本棚に並べるようにSNSに載せてみようかなと思っているところです。
よろしくお願いします。
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