見出し画像

Jリーグの日程について考えてみたら(禁断の方法編)

 前回『もう一つの案を考えている』を出しているがそれは何か?というと、単純なハナシで、リーグのチーム数を減らせばいいんじゃない?ということ。色々なところで20→18との提案が出ている。確かに、38節から34節と4節短縮できる。ただ、これだとJ2J3はどうするの?という問題もある。そもそも、J1J2J3のチーム数を20に合わせた理由として、試合数を合わせることで、カテゴリーが上下することでチーム数が違ってくること(による営業的な問題)を避けたかった部分があるかもしれない。例えば、仮定として、J2を20チーム、J3を22チームに増やすことで、メリットよりもデメリットのほうが増えるのではないか、と思っている。あるいは、チーム数を揃えることにこだわると、単純に各カテゴリで2チーム減るから都合6チームをJリーグから追い出さなければならない。果たして、果たして、受け入れるクラブがあるんだろうか?

 ここでは、どうせ仮想の世界なんだから、もっと変えてみないか?ということで、16チームを提唱したい。ただ、チーム数も揃えるので、J1J2を16チーム、J3を32チームにしようではないか?J1の4チーム、J2の8チームはそれぞれ下位のリーグに落ちてもらうことになるのだが、少なくとも今の60チームはJリーグに残れる。これは、改変するときに最低限の保証はしてあげられるメリットがある。

 そのうえで、リーグ戦の開催方法についてから考えたいと思う。純粋に38節から30節になるので、8試合少なくなる。問題はJ3である。32チームだと純粋に1リーグでやると62試合…なんてできるわけがないので、2分割して16チームのリーグ戦としたい。どうやって分けるか?東西で区分けというと、間違いなく喧嘩になる。また、東西で分けたら境界線が変わるので、地域によっては有利不利がある。北海道東北や九州と東海北信越とでは毎年区分けが変わらないチームと変わるチームとでは差が出るに決まっている。なので、「あくまでも全国リーグなんだから」ということで、抽選にしたいと思っている。初年度は成績によって3プールぐらいに分けて抽選を行うとして、次年度からは順位決定戦が決まった瞬間にリーグ内で抽選を行えばいいんじゃないかと思う。
 あと、会場はどうするの?という話も出てくると思う。各リーグで30試合終わった後、順位決定リーグを行うことになるのだが、時期の問題がある。LCも参加すると、「出る前に負(ry」となるので、日程を考慮しながら考えるとリーグ戦を終わった後すぐ3日後、しかも5月連休の最中に順位決定戦が始まってしまう。さすがに移動できないので、ここは涙を飲んでLCは不参加としたい。とはいえ、除外されたチームは納得はできないので、代わりに天皇杯本戦シードという形としたい。『あんたのところの元責任者がいろいろとやらかして』と交渉を始めれば何とでもなるw

 天皇杯に関して、県内にJ3を2チームある長野県があるのに、こういったアップセットもそれなりに起きているので、今のJ1J2シードのみでは少ないのでは?と思う時がある。なので、どうせ仮想の世界なんだから大盤振る舞いして、J3もシードにしてしまいましょう。そうなると、1回戦を64チームにすると収まるけど、どうやって増やそうか?47都道府県代表と社会人シード(9チーム)と大学シード(8チーム)にして、64チームにすればきれいなトーナメント表ができそうだ。16の単位にしたからできる、と思っている。

 これで、一通り日程を作るための材料が出た。

変更点は太字にしてます

 IMCおよびACLE/ACL2の日程については前回と同じなので省略。あとは実際に割り当てをした想定は以下の通り。

リーグ戦予想
カップ戦予想

 ただ単純にカレンダーにプロットしても、普通にできるね、となるだけだから今回は違った視線で日程を比較してみたいと思う。前回作ってみた日程と今回の日程、比較対象として先日終了した2024年の日程の3つで比較したいと思う。比較するものは「4週あたりの試合数」とした。

ACLに参加しないJ1チーム

 まず挙げたのがJ1でACLE/ACL2に参加しないチーム。2024年の実績では、開幕が2月24日の週で終幕が12月7日の週。この間41週ある。その中で試合をこなすのだが、3.9~5.3試合/4週でこなしている。 
 一方、移行したらウインターブレークで休むのが7週あるのでそれを差し引く必要がある。休むといっても完全オフではないので議論の余地はあるけど、連戦の指標と見たいので、引いたほうがより実践的になるだろう。もし、チーム数を見直さないと4.6~6.2試合/4週となる。感覚的には月に2回ほど水曜日に行う必要がある。これだとまだ大丈夫じゃない?と思われるかもしれないが、これがACLE/ACL2に参加するチームになると事情が違ってくる。

ACLに参加するチーム

 ACLE、特にSCから参加するチームになると結構忙しくなる。2024実績で3.9~5.3試合/4週から4.7~6.0試合/4週に跳ね上がる。水曜日に行う試合が月2回から3回に増えるというのもあるけど、もっと深刻なのが移動時間も考慮しないといけない。この現状を踏まえてシーズン移行したら5.4~7.0試合/4週と跳ね上がってしまう。4週で7試合と言ったら週に1回しか水曜休みが無い過密日程である。開幕からいきなり夏場の7連戦とか、ACL勝ち上がっていたらウインターブレーク後の11連戦とか、多分2020年の大混乱期に「成立させるがためにやむを得ず行った」シーズン以外はあり得ない試合間隔を押し付けてしまうことになる。これが果たして良い方向に進むのだろうか?

 とりあえず16チームに再編する案だと、JFAに対して
・天皇杯本戦出場シードを40→64に増やせ
・天皇杯本戦を79試合→127試合に増やせ
・シードチームを1→17に増やし、ソード選定基準を作れ
・でも、再編するから最上位チームがJ2J3に降格するから覚悟しとけ
それぐらいはやって貰わないとやっていけない。

 今回はとりあえずここまで。次回はまとめになりそうな気がするが、その前に2025年の日程概要発表が待っている。この時に、日程の作り方を話しながらいろいろ検証したいと思う。果たして次回は反省会になってしまうんだろうか?

いいなと思ったら応援しよう!