Jリーグの日程について考えてみたら(シーズン移行したら編)
前回はグダグダだけど、何とか詳細予想までは出した。日程が当たる外れるは別として、こんな感じで行うんだよ、ということを示せたと思う。
ところで、シーズン移行したら、前回書いたように『60の枠に63の試合を埋めるには?』を回答しなきゃいけない。実は前回の日程案で出しているんだけどね。
どこをどう輻輳させて試合をこなすか?の話だけど、その前に解決しなきゃならない問題がある。天皇杯の扱いをどうするか?Jリーグだけでなく、アマチュアや大学生も参加する大会のため、シーズン移行をどこまで行うか?を考えなければならない。やりくりなど詳細はあとで考えるとして、現状ではJFLまでが対象しかできないかなぁ、と思う。このあたりの考慮については、「日程崩壊するからシーズン移行を諦めます」ってなるからあまり考えてない。(note立ち上げたのが、淡々と「日程組めないよね」ってハナシするためだから)
あとはどっちに合わせるか?というと、アマチュアに合わせないといけないかな?と思う。Jリーグ側でも冬でもカップウイナーが決まるのは悪くはないかと思う。
そのうえで、日程を考えると、IMCと何かを輻輳させて使うしかないと思う。J1の予定を入れるわけにはいかないが、J2J3は入れられる。LCも埋められる。ECは「入れるな」と決めた人もいなくなったので入れられる。てか、何とかしないと枠に入らない。そのうえで、年間を通してリーグ戦を行うとともに、年内にLCの1次ラウンドと天皇杯全部を行う。8週間のウインターブレーク後にLCの決勝ラウンドを行う感じになる。
で、日程を組んでみたんだけど、まずは前提のIMCとACLE/ACL2の日程を。
そのうえで、開催概要を今一度確認する。クラブワールドカップは6月開催なので一切の日程考慮はしない。(多少の選手登録の考慮はあるとしても)
一応組んでみたけど、前提として、来シーズンに向けて5月末までに日程をすべて終わらせる。J1最終節およびJ2J3の昇格トーナメント決勝は合わせる。8週間ウインターブレークを確保する。となると、最終節は2025年5月31日。絶対に最終節で優勝が決まるとなったらJリーグ優勝がスポーツ新聞1面になることは絶対にない。それは深刻としても日程の予想はこんな感じ。
開始のスーパーカップは8月3日に行う。そのあとが本当に大変。
実際に見てみるとヒドイの一言でしかない。そりゃ、開幕してからいきなり土→水→土→水→土→水→土の日程を提示されちゃあねぇ。とりあえず、J1のACL参加しないチームでカレンダーにプロットしてみよう。
まず、赤の矢印はウインターブレーク。7週間しか取れてないし1週目に天皇杯決勝が入っているけど気にしない。それはともかく、ACLE/ACL2に出ないJ1の16チームにとっては、国内3つを取るつもりでいるはずとして、最大54試合行うことになるのだが、これを60の枠に収めようとするなら、理論上は余りは6つ。ウインターブレークを1週けずってみたり、カップ戦をIMCに実施してみたりすることで、何とかすき間を作ろうとしている。ただ、2~4月の日程が不自然に空いている。空いているのではなく、空けざるをえない。
ここで、ACLEの日程を入れてみよう。
さて、ここで困った問題が出た。J1の29節から32節の4試合がACLEの準々決勝以降のラウンドと重なってしまう。今回のACLE創設の時に一番厄介と思っているのが準々決勝以降はセントラルで3試合行うこと。当たり前だけど、決勝トーナメント1回戦(ACLE-R16)を突破しないと次のラウンドに進めるかどうかがわからない。けれども、「出る前に負けること(ry」なので、あらかじめ、進んだ場合の日程を提示してあげなければならない。とはいえ4月から5月までの空いている水曜日に入れるしかない。とはいえ、ACLEのファイナルに進んだと確定した後に、LCのファイナル進んでしまったらどうするんでしょう?帰国後、中2日でリーグの代替試合をやって、そのあとLCのファイナルから始まる7連戦は本当につらいと思うよ。
ということで、ACL2の話に続きたいんだけど、シーズン移行を行ってしまったら、当初から懸念している降雪地域での活動に制約が出るというのは明らかなんだけど、それよりも深刻な問題が見つかった。現状の大会形式を維持しようとすると、どのチームも結構過密な日程をこなす必要が出てきた。それだけではまだしも、ACLEやACL2に参加するチームにとっては、日程が『過密になる』という表現が生易しいものになってしまう。どんな戦いになるかはちょっと想像できない。
これを回避するためには2つある。ひとつは「ウインターブレークを短くする」。ただし、これをできるとするならば天皇杯を動かすぐらいしかできない。とはいえ、天皇杯2回戦を週末に動かせるかぐらいで、あまり日程が緩くなるイメージができない。J1のカレンダーを見ると9月のIMCが空いているといわれても天皇杯1回戦の予定だ。1回戦が終わらなければ2回戦はできない。
それに、ウインターブレークが7週間が5週間になった場合、たった2週間でも、こんな過密な日程のためだいぶ変わってくるだろう。『天皇杯を負け抜けする』発想が生まれるかもしれないという懸念に対してのメリットが少ないように思える。
もう一つの方法は、非常に単純なんだけど、これを出すとJFAも含めて本当に大騒ぎになってしまうし、ここまで結構文字数も多くなってしまったので次回へ続きたいと思う。