読書感想「生成AI時代の「超」仕事術大全」 保科学世氏(著)
この本を読もうと思った理由
生成AIは私の所属する会社でも利用できる環境ではあるのですが、分からない単語を調べたりなど、単純な業務への利用に留まっています。もっと難易度が高く、複雑な仕事にも活かしたいと思い、活用方法をもっと学びたいと思い、この本を読みました。
心に残った内容・感想
活用方法
自分の業務の場合、以下の内容に活用できると思った。
議事録などの文章の校正
プレゼンのアジェンダ作成
アイディアだし、壁打ち
メール返信案
長文の要約
生成AIとの付き合い方
アイディア出しから意思判断までAIに任せてしまうと、AIが間違った回答をしていても、分からず、悪い方向に学習してしまう。
アイディア出しから判断までのプロセスに人間が入って、修正しながら、AIも人間も成長していくのが理想。
生成AIの回答に対して、良し悪しのフィードバックをすることで、自分好みの回答をしてくれるようになる。
人間の役割
人間臭さが人間の価値。情熱、共感がリーダーシップを発揮するために重要。AIではできない、人を動かす力が求められる。
またAIは課題を見つけるのが苦手。課題解決は得意。人間は課題を見つけることに注力すべき。
リスク
AIに目的を設定すると、その目的を遂行するために嘘や、洗脳を行う可能性が多いにある。悪意がある人間がAIに目的を設定することで、このようなリスクも発生する。
まとめ
生成AIは仕事を進める上で、使いこなせれば強力な武器にすることができると感じました。漠然とした課題があるときに、とりあえず壁打ちの相手としたり、文章の素案を作ってもらったりと、今からまで時間がかかっていたプロセスの時短になると感じました。ただし、そもそも、課題を設定するのは、人間で、また生成AIの提案物を使うか決定するのも人間なので、課題提案力、判断力は人がもっと身がいいかなければならないと力だと理解しました。
生成AIのリスクとして、悪意を持った人間が悪意のある目的で生成AIを利用した場合、生成AIは洗脳に使われたり、良くない方向にも強大な力を発揮することがあることも理解しました。結局は人間が賢くないと生成AIを使いこなすどころか、生成AIに洗脳され利用されてしまう恐れがあると思います。生成AIが全てだとは思わず、自分の力で考え、判断する力をより磨く必要があると思いました。