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国民民主党・古川代表代行会見(2025/02/11 党大会終了後)②〜来る参院選と代表代行の働き方改革


はじめに

前回に引き続き、党大会終了後の代表代行会見の内容です。
何回か記事を作ってみるうちに、いろいろ試行錯誤しております。

前回の記事はこちらから

西日本新聞 イワタニさん

Q:参院選について 1人区にも候補者擁立していく方針を掲げた意義


A:我々が目指す政策を実現するためには、もっと私たち自身が大きくなって仲間を増やさないといけない。その意味で1人でも多くの候補者を出すことが重要になるし、我が党に期待をしていただいてる皆さんがいる。この前の衆議院選挙もそうだったが「投票したくても候補者がいない」ということをよく言われた。これだけ国民の皆さんから期待をいただいてる以上は、候補者を出していくということを努力をしていかなきゃいけないと思っている。同時に我が党で選挙に出たいという人たちもたくさん集まってきている。私たちの政策実現そして「対決より解決」という党の考え方、政策に賛同して一緒にやりたいという人たちになるべくチャンスを作っていく意味でも複数区は当然のこととして一人区においてもいい人材がいれば積極的に擁立していきたいと思っている。
(前回の衆院選で候補者が足りずに他党に議席を譲るということがあった。夏の参院選に向けて、候補者選定含めどこまで進められるのか?)
A:できる限り急いでできる限りの選挙区に立てていきたいということにつきる。
(今回の一人区の積極的な擁立の方針というのが他党との協議・調整においてどのような影響を与えると考えるか)
A:政策実現をするために党勢を拡大したいという思いただその一つ。候補者を立てていくということが他党とどうこうする以前に最優先で考えていくのが政策実現に向けて党勢拡大が必要だということ。その目標・目的に向けて我が党としては候補者を立てていきたいと思っている。
(野党間の候補者調整に乗る気は今のところはないというお考えでよろしいか)
A:まず我が党としての候補者を立てるということが今やるべきところだと思う。今から調整ではなく、まずはちゃんと自分たちで(候補者を)立てるということが第一でやらなきゃいけないことだと思っている。

朝日新聞 ササイさん

Q:参院選の目標議席数 直近の地方選挙の好結果を受けて引き上げる?

玉木氏が比例区の目標は議席倍増ということも言っていた。昨今の情勢の影響を受けて目標議席を引き上げるつもりはあるか。政策実現にはどれぐらいの議席が必要だと考えるのか。

A:我が党に対して大きな期待をいただいていることの重みはしっかり受けていか なければいけないと思うが、党の実態としての力というのは国会の中で見れば本当にまだ小さな存在で、やはり数が非常に大事な国会の中で自分たちが何でもできるようなそういう力があるわけではない。無理に背伸びをしても続かない。着実に一歩ずつ前に進んでいくという態勢で向かっていくことが大事。支持率が本当に高く期待をいただいていることはありがたいと思っている。それに応えるために一人でも多くの候補者を擁立する努力をしていきたい。
具体的な数字を上げるとかではなくて、まずは足元から一人ずつ。候補者がいなければ当選などありえないから、まず候補者をちゃんと立てていく努力をしていく。その積み上げの中で1 議席でも多いのがいいに決まっているが、できるだけ多くの候補者を立てて当選を実現し仲間を増やしていくと、それが力になってくる。足元から一歩ずつ積み上げていく。そういう地道な努力をしていきたい。

産経新聞 ナガハラさん

Q:参院選の一人区について

現在公認候補が5選挙区、推薦候補が1選挙区の6選挙区に候補者がいるがこれを どの程度増やしていきたいと考えているか。

A:これも一歩ずつ。候補者擁立できるところから擁立していく。それにつきる。

時事通信 キダさん

Q:参院選に向けた候補者調整

1️⃣ 榛葉幹事長から2名区であっても現職、連合推薦のいない選挙区は必ず擁立をしなければいけないという発言があった。これは現職の候補がいるもしくは連合の推薦候補の方がいる選挙区を除いて複数区は全部擁立するという理解でいいのか。2️⃣ (連合の)芳野会長から「参院選で立憲民主党と力を合わせて戦える体制を早期に構築してほしい」という発言もあったが、国民民主と同じように連合の支援を受けている立憲の候補と1人区で競合した場合の対応をどのようにお考えか。

A:1️⃣ 政策実現のために党勢拡大を目指すという視点から候補者を立てていく。複数区については今おっしゃった考え方で立てていく。
2️⃣ 一人区についてもできるだけ多く候補者を擁立することが第一だと思う。

Q:103万円の壁について

178万円までの引き上げが衆院選で掲げた看板政策の一つだと思うが、今回の活動方針に178万円という金額を盛り込まなかった理由は?

A:特に他意はない。実現できるまでこう訴えていくということは変わらない。

時事通信 オオツカさん

Q:玉木代表(役職停止中)について

玉木氏が週刊誌の報道を認めて謝罪(昨年11月11日)してからまる3ヶ月。役職停止3ヶ月の処分になってほぼ2ヶ月。古川先生は既に多くの役職がある中でさらに代表代行という職を受けて引っ張ってきたが、この数ヶ月の所感を。

A:我が党はよくも悪くも玉木代表のリーダーシップでここまで来た。ただここから先さらなる飛躍をしていくためには、個人に頼るだけじゃなく組織としてチームとして力を上げていくということが大変大事になってくる。私としては、これからの党を担っていく人材を養成していく。特に若い人たちが多いので、色々な経験をしていってもらいたい。今までちょっと代表に頼りすぎていたところがあった。 これをきっかけに、代表にはもちろん引き続き頑張っていただきたいと思うが、それ以外の特に若い人たちが次の時代の我が党を担うリーダーを育てていく。一人一人の力をつけていく機会を国会の活動としていろんなところで設けていこうという努力をしてきた。これから代表が復帰したとしても変わらぬ姿勢でやっていきたい。そのことがこの党がより大きくなっていく飛躍するためにも必要なことだ。そういう方向性をスタートさせる機会になったこの2ヶ月かなと思っている。
(玉木代表が来月には復帰されるが、古川先生ご自身が『ちょっと代表職面白いな』とか『ちょっと続けてみたいな』なんていう気持ちは…)
A:私は兼任兼任でたくさん役職があるので、誰か代わっていただける方がいたらお譲りしたい。私自身の働き方改革にもご協力をいただきたいなと思っているので 早く代表には戻ってきていただいて、私が今までやってきたところをしっかり取り組んでいきたい。

日本経済新聞 オオヤマさん

Q:AIを用いた政策議論について

党大会第2部でAIを用いた政策議論のデモンストレーションが行われたが、その受け止めと今後、党としてどのようにこのツールを使っていくおつもりか。

A:お配りした挨拶原稿になくて入れたのが「みんなで作ろう新しい答え」。
新たに取り組んだ安野さんなどと協力してAIを使った政策作り。これは政策の中身もそうだが政策の作り方自体が新しい考え方だ。新しい政策の作り方の一つのきっかけだと思っている。これから党内で政策を作っていくプロセスでもAIを始めとするテクノロジーも積極的に活用して、政策の中身だけじゃなく政策の作り方、プロセスについても私たちは新しい答えを示せるようになっていきたい。

2回目はここまで。

参院選がらみの質問が続いた中で「代表もう少し続けたいとか思いませんか?」という変化球を投げた時事通信のオオツカさんが今回の私的MVPに決定しました。

党のホームページに載っているだけでも、代表代行兼国会対策委員長兼企業団体委員長兼税制調査会長兼政治改革・行政改革推進本部長…これは大変だわ…。



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