通訳案内士一次試験 一般常識の勉強法をまとめておきたい
参考になれば幸いです。
以下3つのポイントにまとめました。何をすべきか悩む前にこれだけやっておけば道が開ける(少なくともとっかかりになる)と思います。
やること
観光白書に目を通す(最新版とその前年度
過去問を解く(問題形式、傾向をつかむ)
各種無料講座、セミナーの「ここが出る予想」に一通り目を通す。
やることは以上です。以下は、その辺りも含めて自分の考えたこと、やったことをだらだらとつづった文章です。もちろん個人の見解です。
1.観光白書に目を通す(最新版とその前年度)
例えば2021年であれば、2021年と2020年の観光白書に目を通すことです。今年は特にコロナがあったので、観光業界はどれだけ打撃を受けたのか?は必ず問われると思いましたし、実際そんな問題も出ました。
読み進め方について:
わからない用語、略語は必ず調べ、文章を理解できるようにしました。こうしておくと最初はよくわからない文章も徐々に頭に入ってくるようになり、用語の意味を問われる問題にも対応できます(例:MICEってそれぞれ何の略?など)。また、何の略かを知っておくことで、解答できる、もしくは間違いの選択肢を消去できることもあります。2021年度の問14はMaasに関するサービスの動きとして正しい選択肢を選ばせる設問でした。これは、Maasの”M”が何の略かを知っていれば、簡単に解答できるものでした(”Mobility” as a service)。
2.過去問を解く(問題形式、傾向をつかむ)
毎年傾向、難易度が大きく変わるといわれていますが、ここ数年での大きな変化は2018年度のものです。試験科目に「通訳案内士の実務」が追加されたためなのか、「一般常識」の問題数は半分に減りました。最新年度の過去問を入手して、新しいものから演習を進めていくとよいです。頻出の問題(外国人の旅行者数、世界遺産など)がわかってくると、観光白書のどの辺を重点的に読み込んだらよいかがはっきりしてきます。1で観光白書を読めと書いたものの、数百ページにも及ぶ文書のすべてを把握するのは実質不可能です(観光庁の白書を書いてる人もきっとそうでしょ…?)。過去問を解いて傾向をつかむことで、観光白書の読むべき節の取捨選択が可能になります。
3.各種無料講座、セミナーの予想に一通り目を通す。
試験が近づいてくると、各種セミナー(ネットで調べると出てくる〇〇アカデミー的なもの)のサイトに、直前対策と銘打って予想問題、予想範囲が公開されます。一通り目を通しておくと良いです。結構あたります。
推奨しないこと
「巷の参考書を購入して使う」ことです。
この科目は出題傾向がよく変わるし、タイムリーなネタがよく出ます。そのため、通常の参考書の出版ベースではここに追従できません。
※歴史、地理、実務に関してはこの限りではありません。
参考書が対応できている分野に世界遺産関連があるのでは?と思うかもしれません。確かに世界遺産の情報は参考書にも掲載されてますが、ならば日本のものを自分で調べてまとめればよいです。そこまで多くもないですし、わざわざ本を買うこともないでしょう。
そのほか
2020年度試験は問題の持ち帰りが不可でしたが、2021年度はOKになりました。この取り組み、来年以降も継続されるかは不明です。
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