燃え尽きて消え尽きたのにでもまだある
好きなバンドの新アルバムの感触を言葉にする。今までに感じたことの気持ちに満ちた。しかし、投稿を1日寝かせると何かが足りないような気がした。言葉にも当てはまらないと思った。なのに、帰り道に聞いたあの好きなバンドに恐る恐るはめられた。
「燃え尽きて 消え尽きたのにでもまだある」
書いている時はもうこれ以上書かない方がいいと思っていた。なのに、書ききって、投稿して、他の人の文を読んで、ダメだと思った。全然書けていないと思った。だから編集して書き足して、必要だと思っていた余白を埋めた。敷き詰めらた文字が窮屈に見えたけど、もうそこから引けなかった。普段デザインをしている時は引けるのに、こういう時は引き方が分からない。1度書いた言葉は愛着が湧いてしまうから。
あのライナーノーツを書きながらあることを思い出した。たしか、いつかの企画でノミネート者が発表されたことがある。とてもおめでたいことに、TwitterのFFがノミネートされた。あの時自分は蚊帳の外だったと気づいて悔しかった。
しかし、FFの方は最優秀賞には選ばれなかった。
ただ、それだけでは終わらなかった。FFの方は太客の界隈から去り、アカウントを消してしまった。自分が悔しいと思ったことが恥ずかしかった。その人は悔しいでは表せない感情だったのだ。
その後、その方の転生アカウントを見つけた。こんなところに居たのかやっと見つけたよ。
あの人の文をまた読みたい。書いてくれ。そう思いながら前書きを書いた。決して本当に太客に媚びた訳では無かった。
とにかく、燃え尽きて消え尽きたけど、クリープハイプの曲とこんなにも向き合えた時間は幸せだった。大学でのレポートに比べたら倍以上の文字を、書けた。書けたことが本当に嬉しかった。またやりたい。あの人も書いてくれただろうか。
今度は私が見つけに行く番だ。