呼称
自分って普段どのように呼ばれているか意識したことって多くはないんじゃないでしょうか。
学校や職場では恐らく、名字で呼ばれることがほとんどだと思います。
そこに係長や課長、あとは業種に合わせてチーフとか職長といった役職を付けるのが一般的ですよね。
家族で過ごすときはファーストネームでしょうし、友達や恋人同士でしたらあだ名なども入ってくるでしょう。
でも、この呼び名って不本意なこともあります。
自分は基本的に肩書きってやつに執着はありません。
だからオープン当初『オーナー』って呼び名にものすごく違和感がありました。
○○オーナーってこそばゆいし、言われてみると全然マッチしない。
それにスタッフと壁を感じてしまうことも。
オーナーとスタッフ。
管理の仕事以外、現場での作業内容はほとんど変わりません。
一緒にレジを打ち、一緒にファストフードを作り、お客さんをもてなす。
だからこそ同じ目線で頑張りたいという気持ちを持っています。
それがオーナーと呼ばれることで崩れてしまうような気がして、全員に
『オーナーって呼ばないで』と伝えたことも何回かあります。
まあ、それで自分のことを○○さんと呼んでくれるスタッフが増えました。
そうすると、不思議なことに今まで以上にスタッフと距離を感じなくなったんですよね。
これは具体的な証拠とか事例があったというわけではないので、はっきりと書けないのですが、あくまで気持ち、感覚的なものです。
でも誰かと親しくなるためにあえてファストネームやあだ名で呼ぶという人も多いので、きっと呼称の変化による親密度の変化というものもあるのでしょう。
現に、今勤めている会社の社長は社員のみんなからファストネームで呼ばれています。
それどころかそのほかの管理職の方々も役職を付けて呼ばれている人を見たことがありません。
みんな、『○○さん。』
なんかこういう社風は心地よいなと感じています。
なので、自分のように肩書きにこだわらないという人や今よりもっと周りのみんなと距離を縮めたいという管理職、若い経営者の方は一度お試ししてみてはいかがでしょうか。
今日も読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。