人生にエレベーターはないもの
目標設定をするときや実際の行動のとき、ほとんどの人が完璧を目指してしまいます。
単純な暗記作業とかなら予定通りに進めることもできますが、0から1を生み出すようなクリエイティブな作業をするときなどはうまくはかどらないことも多いかと思います。
なので今回も前回に引き続き計画を立てるときに大切なことをいくつか紹介していこうと思います。
完了主義
完璧主義ではなく、完了主義になると行動面
や精神面で安定してきます。
これは「とりあえずきりの良いところで作業を終わらせよう」というものです。
たとえば本の内容をアウトプットするとき、
・3000字にまとめてブログにアップする
このように決めたとしても、体調やメンタルなどが崩れているとなかなか進みませんよね。
なので、もうひとつ代替策を用意しておきます。
・はかどらなくても2時間はパソコンの前で作業をする
つまり、作業量か時間のどちらか達成できればそれでOKとするんですね。
これはヘミングウェイ式目標設定と呼ばれており、作家さんやコピーライターさんなどのクリエイティブな仕事をされている方におすすめです。
いわゆる「生みの苦しみ」にさいなまれなくてよくなりますし、焦って無茶な予定を立てるようなこともなくなりますからね。
あるいは受験生にもぴったりではないでしょうか。
完璧なものを求めてしまえばしまうほど、完璧とは遠いものができあがってしまうものですからね。
スタート地点をしっかり把握する
目標とするゴールを設定することと同じくらい、自分の実力や現在の位置を確認することが大切です。
これを見誤ってしまうと目標のゴールには辿りつくための時間がわからなくなってしまい、途中で挫折してしまうからです。
たとえば富士山に登ろうとしたとき、1合目から上る人と5合目から上る人では装備も心構えも違ってきますからね。
シールを貼る
その日のやるべきタスクを無事に終えたら手帳やメモ帳などにごほうびのシールを貼っていきます。
これで自分のとった行動が客観視できるようになり、モチベーションも続くようになります。
また、アメリカのとあるカフェではお客さんにポイントカードを最初に渡す際、2つか3つほどスタンプを押してお客さんに渡すそうです。
そうすると「このスタンプを埋めたい。だから次もここに来てみよう思うお客さんが増え、結果的に売り上げが伸びたとも言われています。
なお、このときあらかじめ「チートデー」の日にもシール貼るのもおすすめです。
これは簡単にいうと「約束を破っても良い日」であり、ダイエットなら好きなものを我慢せずに食べたり、あらゆる作業をサボったりしても良い日になります。
もろんこのチートデーも1ヶ月に2、3回くらいならいいんですが、増えすぎてしまってはあまりよろしくありません。
なのでこのとき使うシールはちょっと割高のシールにすることをおすすめします。
なぜなら「もったいない効果」が働くので、張り過ぎを自然に防ぐことになります。
わざわざ文房具屋さんに行ってまで高いシールを買いたくはありませんからね。
近道という甘い罠
前回少しだけ書きましたが、どんな目標でもいきなり達成できるようにはなりません。
でも自分もそうなんですが、人って甘い誘惑に乗ってしまうものなんですよね。
・1週間でマイナス5キロできる
・3ヶ月でネイティブのように話せる
もちろん全部が全部うそなわけではないはずですし、それらで実際に効果があったという人もいるように見えます・
だけどやっぱり長期的に見るとリスクの方が高いように思えてしまうんですよね。
基本的に甘い話には必ずといっていいほどトラップが隠されていますので、やはりコツコツ地道に取り組んでいくのがいいのかなと思います。
もし上手くいかなくても自分を責めても意味がありません。
責めたところで何も改善案は生まれないですから。
逆に、「この目標に向かっ行動しなかったら何が失なわれるんだろう?」とといった「やらないリスク」の方に目を向けていきたいものです。
みなさんのお役に立てていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。
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