仲良くなるためのお願いの方法
人はだれかに頼ったり頼られたりしながら生きていますが、これってどちらがいいのでしょうか。
頼っていてばかりではその相手に申し訳ないですし、逆に全部自分でやってしまうのも疲れてしまいます。
なので今回は周りにいる人を上手に頼りながら仲良くなる方法について書いていこうと思います。
助けた人のことを好きになる
「助けてくれた人に好意を持つ」のは当たり前なんですが、実は助けた側の人がさらに強い好意を持つんですよね。
フランクリン効果と呼ばれているものなんですが、一度助けてあげると相手に対して親近感を持つようになり、もっと助けてあげたいと思ってしまうんです。
また、たとえば優秀なリーダーって何でも一人でできてしまうような人を連想しがちですが、実際は上手に周りを頼れる人が多いんです。
部下や後輩から、「助けてあげたい」「この人の言うことなら聞いてあげてもいいかな」って思わせるのが、この「上手に人に頼る」テクニックなんです。
どんな人でも頼られて悪い気分になる人はいませんし、それで感謝されたら次も助けてあげようとも思いますからね。
これを利用して、仲良くなりたい人がいる場合は遠慮せずに積極的に助けを求めるのがおすすめです。
何事も助け合っていくことで、お互いの関係は深まるってことですね。
もちろん助けてもらったあとはきちんと感謝の気持ちを伝えるのを忘れないことも大切です。
希少性を持たせる
人にお願いするときに、ただ「お願いします」と言っても引き受けてもらえることもあるかと思いますが、仲良くなるためにはもう一つスパイスが欲しいものです。
なので、「希少性」を持たせていきます。
これはどんな意味なのかというと、「あなたにしかできない」「色々な人がいるけど君が一番得意だから」という言葉を添えるとそれだけで印象がよくなります。
もちろん言い過ぎになると逆効果ですが、軽く一言添えるだけでも人って気持ちよくなりますからね。
これは人付き合いが得意な「スーパーコネクター」と呼ばれる人が取っている方法であり、普通にお願いするときはもちろん、長く連絡を取っていなかった人になにかお願いするときでも有効です。
自分の責任として受け止める
これは直接お願いすることとは関係ないんですが、いつも「自分の責任」として物事を受け止める人の方がより聞いてくれる可能性が高まるというものです。
ちなみにこれも優秀なリーダーによく見られる特徴の一つです。
特に立場が上の方が「すいませんでした」といさぎよく頭を下げている姿って格好いいですよね。
そういう姿に人は共感し、付いて行きたいと思うものですから。
アメリカのトップであるケネディ大統領でさえ、ミッキューバ侵略で失敗したときにはきちん謝罪しましたからね。
それでアメリカ国民の信頼を勝ち取り、長い間大統領として在籍できたとのことですからね。
これでもし「いや、あの侵攻のときは軍隊の動きがよくなくてうんぬん…」とか言い訳を並べていたら速攻で解任されていたでしょう。
だからこそ、普段から自責のクセを付けておくことで、いざというときでも周りから信頼されるような人物になれるんですね。
頼る勇気・頼られる余裕
忙しい人にモノを頼んだり、お願いしたりすることは何かと勇気が入ります。
自分ができそうなことを無駄に頼むのは返って相手をイライラさせてしまいますが、どうしてもできないような仕事は頼んでしまうことをおすすめします。
その人が得意なこと仕事であればなおさらお願いして、貴重な時間と信頼関係を両方得ていきましょう。
もちろん、相手にも都合がありますからダメならダメと言われることもあるでしょう。
そういうときは自分が否定されたと思わずに、「単にタイミングが悪かっただけ」と思って無駄に自分を責めずにいきたいものです。
今回も最後まで読んで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。