衝動に負けないために

目先の評価を気にしてしまって、本来ならやらないようなことをしてしまうことってあるかと思います。


自分が昔よくやってしまったものが【頑張っているアピール】であり、特に緊急な仕事でもないのに残業したり、特にやることもないのに休日出勤をしたりすることが多々ありました。


たしかに頑張っている感じを出すことはできますが、これが評価につながることはほとんどありませんし、むしろ【業務時間内に終わらせることができないやつ】みたいなレッテルを貼られてしまう可能性だってあります。


本来やるべき仕事の方に集中することが大事なのに、人の評価ばかり気にしていてはいけませんよね。



今回はこのような余計なことをせず、一つの事に集中して取り組む方法について書いてみます。



自己調整学習(SRL)


自分の欲求や衝動を抑えるための方法の一つとして、自己調整学習と呼ばれるものがあります。


これはプランニング、モニタリング、リフレクションといった3つのステップに分けて行動を分析して行うものになり、当たり前のことを当たり前にできるようにするというコンセプトのもとで作られています。


ざっくりというと以下の感じで書き出していくんです。



・プランニング→ゴールまでの戦略

・モニタリング→ゴールまでの進捗度

・リフレクション→改善のための検証


PDCAサイクルにも似たようなものですが、自分なりにアレンジしながら試していくのがおすすめです。


例えば仕事を定時で終わらせたいと考えたとき、実際にどんな成果が出るのか、どんな障害があってどういう風に乗り越えていくのかというのを書いていきます。


・定時に帰れるようになると体調も回復するし余った時間で副業も始めることができる

・1時間当たりの作業了解を増やすために集中力を高める

・突然上司や先輩から仕事を振られるかもしれない

・あらかじめ同僚に協力してもらうように頼んでおけるような信頼関係を築いておく


こんな感じで書いていきますが、そのときWOOPの法則『wish夢,outkome結果,obstale障害,plan計画』やif=thenプランニングなどと絡めて書いていくとやりやすいし、つまずいてしまったときの対策まで用意しておけば安心感にもつながります。


また、進捗度を測るときはスマホのメモ帳を使って自分の行動記録を取っていきます。


1時間ごとにタイマーを掛けて、自分がなにをやったのかどうかを客観的に把握していくことで時間を有効に使えるようになります。


これは特に仕事に関係のないことでもよくて、リラックスしたり休憩したり、自分なりに有意義だったなと思えるような時間を増やしていくことが大事です。


最後に、一つひとつの行動記録をリフレクションしていきます。


・この1時間はちょっとボーっとしてしまったから次の1時間は気合を入れよう

・疲れているから休憩時間を15分長くとってみよう


こんな感じで工夫を凝らしながら対策をしていき、最初のモニタリングに戻っていきます。



仕事だはもちろん、旅行や趣味といった幅広いシーンで使うことができますので、有効に時間を使いたいという方は一度お試しください。





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