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時間の切り売り

仕事に貴賤はないとよく言われますが、これには半分が正しくて半分は嘘という印象を持っています。


感情では否定したいものではありますが、どう考えても医者や弁護士といった方と比べると自分のようなごく平凡なサラリーマンはどうしても気後れしてしまいます。


だけど、ここ最近はこのような風潮が徐々に薄くなっているような気がします。


資格や肩書きの価値


弁護士の資格や病院の先生の資格など、どれも簡単に手に入るようなものではありません。


何年もかけて勉強し、難しい試験を突破しないと手にすることができないすごいものではあるんですが、それだけで食べていけるというわけでもないんですよね。


士業全体の人工も多くなっていますし、サラリーマン以上に実力の世界になっているので、勉強だけでは生活できなくなっているのが現状です。


この流れは自分のようなサラリーマンでも同じで、『部長』や『マネージャー』といった肩書きにも昔のような価値は薄まってきています。


もちろん部長になるには努力も必要ですし、全く仕事ができないような人が出世するなんてことはないと思うので、一定以上の実力があるのは確かでしょう。


ただ、そこにあぐらをかいて努力を継続しないと後から入った新人さんや転職組の方たちに追い抜かれてしまうなんてことも普通にあり得ますからね。


転職時の慢心


転職するときに、『今までは部長だったから次の会社も同じような条件で』みたいに考えることもあると思います。


もちろんこの考えは大事ですし、キャリアに見合った転職をするのは希望年収を叶えるためにも非常に重要です。


ただ、自分の場合は未経験のウェブ系転職だったので、この辺の考えは全くありませんでしたね。


転職サイトにある『希望年収』のところは最低金額の300万円を選んで登録していましたし、そのほかにも特に希望はありませんでした。


前のコンビニというオーナー業から足を洗い、時間と場所を選ばずにできる仕事がしたいという想いだけで転職活動をしていたので、肩書とか年収とかにこだわることはありませんでした。


年収を上げる転職


自分のような未経験職種・業種の転職は、肩書きや年収といった条件面のことを考えるとあまりおすすめはできません。


独身の方ならある程度は許容できますが、旦那さんや奥さん、お子さんなどがいる場合はやはり躊躇してしまうからです。


なので転職するときは『職種あるいは業種をずらす』ことを意識してみるのがおすすめです。


どちらか一方が今の自分のキャリアと同じであれば、面接でもアピールしやすいし、年収を上げる目的で転職することも全然可能ですからね。



この本はそのような転職を叶えるための方法がたくさん書いていますので、興味がある方は一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。


自分の価値を把握する


肩書きや資格も大事ですが、それ以上に自分の価値を高めていくための努力や情報収集が必要になってきています。


年収を上げたい、新しいスキルを身に付けたいといったことも正しい情報や方法を知っておかないとできるものもできなくなってしまいます。


また、闇雲にスキルアップをしようとしても、『自分が将来どうなりたいか?』という問いにきちんと答えられないと途端に行き詰まってしまいますからね。


・年収を上げるには今の仕事とどのように向き合っていけばいいんだろう

・このスキルって本当に自分に必要なのかな?


この質問に明確に答えられるようになることで、将来のキャリアも明確になってくるはずです。


時間の切り売りは黄色信号


世間では色々な副業があり、たくさんの方がそれぞれのスキルを活かして取り組んでいます。


自分もそのような動きに乗ろうと日々色々なことを試してはいますが、『自分にとって時間の切り売りになってしまうもの』になってしまっては元もこもありません。


ライティングやプログラミングなど、どれもすごいスキルではあるんですが、これらは全部代変可能なスキルでもあります。


今は良くても5年後・10年後にはたくさんの競争相手と戦わなくてないけなくなってしまうので、これだけでは厳しいものになってしまいます。


尖ったスキルを身につけることが難しければ、仕事自体を作り出す方向で考えていかないと戦えないのかなとも思うんです。


そうなるためにも今自分ができることに愚直に取り組んでいき、将来自分が納得できる働き方を叶えるためにも自分の爪を磨いでいこうと思います。




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