又候
先月中旬、福島県沖を震源とする地震が起きたことは記憶に新しい。
緊急地震速報も流れ、震度も範囲も大きく緊張感の走った時間であったと思う。
緊急地震速報といえば、SNS上でいつも文句を言われているイメージが強い。深夜に飛び起こされたり、作業中サスペンド起こしたり、揺れあまり大きくないのに驚かすなだったりと、タイムライン上に並ぶ文句の羅列が脳裏に浮かぶ。
そんなこんな言われている緊急地震速報だが、これは一種平和ボケというか、安全ボケによるものではないのかなと思う。
地震が起こるほんの一瞬前の感知で情報解析して情報伝達が行われることはとてもすごいことだと思うし、実際本当に大きな地震がきた時にどうするんだろうとは思わざるを得ない。
緊急地震速報だけでなく、地震発生直後の行政や災害対策本部の動きやメディアの発信だったりと、今はもう見慣れたものになってしまったけどああやって迅速に対応していることって実は凄いことじゃないのかなと思う。
こうやって地震への対策環境がしっかり整備されているということに有難みを感じつつも、その根底にはきっと過去に起こった災害からの学びがあって、今があるのだなと思うと改めて伝えることや忘れないということの大切さを考えることができた。
言い方はあまりよろしくないかもしれないが、10年前を彷彿とさせる今回の大きな地震は改めて防災意識を高める機会になったのではないかと思う。
自分自身、防災グッズの見直しや家具の配置、備蓄水の設置をするなど地震対策を考え直したいい機会だった。