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ばあちゃんはずっと同じことを言う

ばあちゃんは85歳になる。(たぶん。)
15歳までは一緒に住んでた。
数年前、一回橋から転んで川に落ちて腰が曲がっちゃったときは本当にどうしようかなと思ってあわあわしちゃったけど、曲がった腰が真っ直ぐになるという復活を見せて、「あぁ、この人はやっぱり最強なんだな」と思う。

ばあちゃんは昔から私が家から出かけていく時、絶対にこの2つを言う。

・友達と仲良く。
・体に気をつけて。

私の拡大解釈だと思うが、この2つが人生で一番大事なことなんじゃないかと最近思う。
だから、ばあちゃんはすごいと思う。

友達と仲良く

仕事仲間や友人たちと良い関係を作らなければ、良い仕事はできない。私は村に根付いた仕事をしてるので、特に大事だ。「友達と仲良く」するために努力を怠ってはいけない。

体に気をつけて

全てにおいて体が資本だ。私は小学生くらいの時ガリガリでご飯をあんまり食べなかったため、すごく心配された。一回だけご飯のおかわりをしたときは、記念写真を撮られた。(今はおかわりしまくりマンになってしまった。)
遊びたいにしても、仕事頑張りたいにしても、健康であることが前提になければ、実現できない。健康であるための努力も大事だ。


高校は寮生活だったので、15歳で家を出た。
部活とか課外とかが結構みっちり詰まってる高校生活だったから、1年に2回くらいしか実家に帰らなかった。

高校1年の時に帰省した時くらいから、ずっとあの2つのことを言うようになったから、もう10年くらい見送りの時におんなじことを言ってくれている。

大学の時もバイトとかで年に4回くらいしか帰らなかった。

五木に帰ってきてからも、月に1回か2回くらいしか実家には行かない。

今も実家を出るときは、できるだけ「行ってきます」と言うように心がけてる。

昨日、ちょっとだけ実家に立ち寄った。
帰る時、私が「行ってきます」と言ったら、「行ってらっしゃい、友達と仲良く、体と交通事故に気をつけて」と言われた。

交通事故の要素が増えていた。
きっと孫が心配で仕方ないんだと思う。
心配で仕方ないだろうに「やってみらんとわからんたい」っていっつも言ってくれてありがとう。

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