【童具店のゆき子さん】#3 「えらぶのは、わたし。」
今日やってきたのは、女の子と、小学5年生くらいのお姉さんとお母さん。
ランドセルの色を3人で相談しているようです。
お母さんもお姉さんも、女の子の一言にハッとされた様子。
わたしも小さな女の子の真剣なまなざしに胸を打たれ、少しでもお手伝いできればと、赤色のベーシックなカラーならではの魅力をお伝えしました。
その後は、いくつかある赤色のランドセルの中から、3人であれこれ楽しそうに選ばれていました。
自分でしっかり選んだ相棒と過ごす日々、きっと特別なものになりますね。
作者:ヒビユウ
イラストレーター。3歳差の兄妹の母。三重県在住。著書「ヒビ家のムスコとムスメ1・2巻」河出書房新社。
Instagram @hibi_yuu
この連載では、土屋鞄のランドセルスタッフが実際に遭遇したエピソードを元に作られた、架空のスタッフゆき子さんの物語をお届けします。
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