【おうちでアトリエ】#2 サンキャッチャー
「おうちでアトリエ」では、家族で楽しめるものづくりを紹介していきます。一緒に手を動かした時間や、出来上がったものを使ったり飾ったりする時間。そんな体験が家族の温かい思い出の1ページになりますように。
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1月22日の大寒を迎えるころ、1年で最も寒い季節がやってきます。凛と澄み切った冬の空気に、より輝いて見える太陽の光。日照時間の短くなる冬こそ、光を部屋に取り入れるサンキャッチャーをつくってみませんか?
<材料>
手貼りラミネートシート・カラーセロハン・花紙
色画用紙(お好みで)・枝・麻紐・凧糸やテグス
<道具>
ハサミ、鉛筆、油性ペン、穴あけ用パンチ
※材料や道具は全て100円ショップまたは文具店で購入できます。
※手貼りラミネートシートは専用機械や道具を使わずに貼り合わせることができる素材です。
1. カラーセロハンと花紙を切る
カラーセロハンと花紙は、色ごとに3cm×3cmほどの大きさに切り分けます。形は不揃いで大丈夫です。
2. 画用紙でフレームをつくる
セロハンや花紙は透き通った素材なので、光を通さない濃い色合いの画用紙で囲むと仕上がりにメリハリが出ておすすめです。画用紙に鉛筆を使って下書きをし、ハサミで切り取ります。フレームの幅は1〜1.5cmくらいがおすすめです。円や四角以外にも、植物や星など好きな形に切ってみても楽しいと思います。
※フレームを使用しなくてもサンキャッチャーは作れるので、不要な方はこちらの工程を飛ばしても大丈夫です。
3. カラーセロハンと花紙を並べる
手貼りラミネートシートの剥離フィルムを剥がし、粘着面にさきほど切ったパーツを並べます。この時、できるだけパーツ同士が重ならないように注意し、少し余白を残すようにしましょう。
フレームを使う場合は、周りに透明の余白が残る位置に置いてください。
4. ラミネートシートを重ねる
ラミネートシートの粘着が無い面を端からゆっくりと重ねます。中に空気が入らないように注意しましょう。
中の空気を逃すようにフィルムの中心から外側に向かってこすり、しっかりと貼り合わせると仕上がりが綺麗になります。
5. 好きな形に切る
油性ペンを使って、切りたい形になるように線を描きます。小皿やコップをなぞるようにして描くと綺麗な線が書けるのでおすすめです。
油性ペンの線に沿ってハサミで切ります。
※フレームを使用した場合は、縁から5mmほど余白を残して切りましょう。
6. 糸を結ぶ
切り取ったパーツにパンチを使いひとつずつ穴を開けたら、凧糸やテグスを結びます。ほどけないように2回ほど固結びをしましょう。
7. 枝に麻紐を結ぶ
枝に麻紐を結び持ち手をつくります。持ち手は負担がかかりやすい部分なので麻紐を3〜4回ほど巻きつけてから、固結びを2回することでしっかりと固定されます。
8. パーツを取りつける
先ほどつくったパーツを枝に結びつけます。パーツの高さや左右の間隔は全体のバランスを見ながら調整しましょう。
9. 完成
お好みのバランスでパーツを取りつけたら完成です!
今回は作業工程を見やすくするために凧糸でつくっています。
透明のテグスを使うとサンキャッチャーのゆらゆらと揺れる姿が一層引き立つのでおすすめです。窓辺に飾って楽しんでみてくださいね。
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