2019.06.20 - シャクシャイン
木曜日。晴れ。暑い。
8時20分起床。今日は数十日ぶりに会社に行くことにしていた。朝ごはんに玄米とサバ缶を食べ、プロテインを飲んでから準備をした。若干緊張するものの、会社に向かった。
11時を少しまわった頃に会社に到着。いろいろな人から珍しい感じの表情で見られた。出社して1時間程度で取締役に呼ばれ、ランチを食べることになった。いろいろな話をして、7月以降どうするか?という話をした。
今日、明日の様子を見て、7月以降出社するかどうかも判断したいという所だった。取締役も「何が最善かは病院の先生にも、ましてや本人にも分からないだろうから、手探りで良いから探していこう」ということになった。
14時。会社に戻り、管理部の部長から、休職についての進め方を聞く。まずは病院から「診断書」に、休職が必要な旨を記載してもらう必要があるとのことだった。
15時頃、今度は上司から、やって欲しいという仕事を引き継ぐ。営業用のメールを制作し、対象企業に配信するというものだった。これならできると思った。ただ、上司が「じゃあ、これを今日と明日やってもらって、遅くとも来週の前半には全部終わりそうだよね」と言われて、たじろいでしまった。
明日も会社に来れる保証はないし、そもそも、今日明日で配信が終わる量ではないと思った。僕が適応障害だとしても、それくらい求められてしまうということがショックだったし、当然と言えば当然なのだが、適応障害ということが理解されていないのが、とても悲しく、辛かった。当然、認知されにくい病気だし、世の中的には「甘え」と見られることもある症状なので、ある程度仕方無い部分はある。
そういった「誤解」みたいなものは、もはや無視すればいいのだが、正常な精神状態ではないので、その無視するのも億劫だった(本当に面倒くさい症状だ)。「無視するのが億劫」ということは、つまり無視できない…。
上司が悪いというわけでもない。ただ、こういった理解のまま、今後も仕事が振られてしまうようなのであれば、出社することもできない。
1ヶ月か2ヶ月。休職するしかないかもしれない。そして、本格的に治療を進めるべきなのだろう。騙し騙しでは、治らない。当然と言えば当然なのだが、改めて痛感した。
休職するとなると、傷病手当金として、給料の2/3を支給されるようだった。さすがに給料が2/3になるの苦しいが、こうなってしまった以上、仕方がないのかもしれない。会社の利益のためにと働いていたハズなのに、こうして実質的には金が減るような自体になるのは本当に不本意だし、なんだか悔しい気持ちにもなってしまった。
何が正解なのかは分からないが、こうした症状は、誰しも起こりうるということと、まだ自分は治療中ではあるが、いつか完治した時、そういった症状の人、あるいは精神的に参っている人に歩み寄れるようにしたいと思った。
弱っている人に、何かをしてあげられる人は少ない。きっとそれは専門家っであっても難しい。
よく、ドキュメンタリーとかで「●●(友人、恋人、家族など)の存在が救いだった」と、近くにいた人がフォーカスされることもあるけど、その時、●●が具体的になにかをしてくれたお蔭で良くなるケースは、そんなに多くないと思う。
もちろん、●●が具体的に何かをしてくれる場合もある。そして、その場合の方が、テレビ的にも話題性があるので「●●のこの行動のお蔭で!」と、さも特効薬のように取り上げられる。しかし、それはテレビ的にはそうなだけであって、実際は違うのだと思う。病気はそんなに単純なものではない。これは間違えてはいけない。
結果的に本人が「あの時は助かったよ」と言うことはあるかもしれないが、誰かの言葉や態度が特効薬になることはない。
一方で、特効薬になることはできなくとも、何もできない訳ではないと思う。歩み寄るということはできるのだ。
僕も、友人から「酒飲めるなら、いつでも行こうぜ!」とか「サッカーの試合だけは一緒に見てやれるから!」とか、言われて、そういう言葉がとてもありがたかった。
何かをして欲しい訳ではないが、こういった歩み寄りがあるだけで精神的にとても助かるのだった。僕も、困っているいる人がいたら、そういう声をかけてあげたい。
夜、久しぶりに水曜日のカンパネラを聴いていた。本当に久しぶりに「シャクシャイン」を聴いた。
1:33あたり、「いくぜ試される大地北海道!」のあとのクールな展開が非常に格好いいです。