2019.07.13~07.18 - 作品には敬意を
7月13日(土)
10時半起床。DEATH NOTEの作者の一人である、小畑健展が今日から千代田アーツで開催されている。異様に行きたい衝動にかられていて、でも千代田か、と思っていた。家からは少し遠いので、そう思っていた。しかし行きたい。
昨日はその衝動にかられて、実家にあるDEATH NOTEを読みたくなってしまい、amazonで全13巻を購入した。久しぶりに読んで、相変わらず面白いし「こんな高校生おらんぞ!」と思いつつ、そうも言えない時代かもしれないなとも同時に思った。とんでもない高校生はきっといるのだ。時代は関係ないかもしれないが。
夕方、ジムに行き、ベンチプレスなどを行う。胸や肩周りを中心とした、ローテーションのメニューを黙々と行う。分かりやすい指標として、ベンチプレスの重量があるが、今日は45kgを12回、3セット行った。
大学時代は60kgを挙げらることができたので、筋力の衰えを感じるとともに、以前は40kgしか挙げられなかったので、その成長も感じつつ、変化することは嬉しいことだった。
■■■■
7月14日(日)
11時起床。昨夜、遅くまでDEATH NOTEに没頭してしまったので遅い起床となった。昨日はやろうとしていたことの30%くらいしかやるべきことができておらず、ちょっとした自分への自己嫌悪を抱えていたが、こうしてまた次の日が来て、またそれを行うチャンスがあるということに対して、急に有難さというか、嬉しさというか、ちょっとした幸福感を憶えた。
昼からジムへ。
腹筋と下半身を中心に50分程度。その後、来月の旅行先であるオーストラリアについて調べたり、英語の勉強をしたりするなどをしていた。
『7つの習慣』を毎日50ページ程度ずつ読み進めていて、自分のミッションステートメントみたいなものを作るべきだなと常々思っていて、近々、それを考える時間を作りたいとも思ったのだった。
適応障害の症状が出てから約2ヶ月程度が経つ。こうして休職をしながら、日々を積み重ねることについて、不安などはないが、もう同じ現場に戻ることはきっとできないだろう。と、頭の片隅で考えている。
人間の価値観は変わるものだが、仕事に忙殺されている頃は「価値観」なんてものを考える暇もなかった。
せめて将来に対して、未来に対して、どの方向に進むべきか、コンパスみたいな指針があれば、迷うことなく進めるのだろうし、いわばそのコンパスを「価値観」と言い換えても良いかもしれない。その価値観が崩壊してしまい、僕は身体と精神を壊した。
この休職の期間に、価値観を考え直す時間ができている。答えは出ていないものの、職場に復帰し、同じ轍を踏み、この新鮮な価値観が壊れるようなことだけはしたくない。自分で作った価値観を大切にできる環境を、ゆっくりと探していく必要があるのかなと思っている。
■■■■
7月15日(月)
9時起床。
一週間の予定を計画する。
・読書 10時間
・英語 20時間
・日本酒の勉強 7時間
今週は、これくらいの時間を費やせれば良いかなという所。
この時間のスケジュールをGoogle カレンダーに入れ込んでいく作業を進めて、学校の時間割みたいにした。あとはこれを実現できるか、という所。
こういったものがあれば、来週も同様に今週の成果を振り返ることができる。時間は嘘をつかない。
ジムに行くのは今日は休み。
■■■■
7月16日(火)
11時30分起床。今週末の7月19日(金)に新海誠の最新作である「天気の子」が上映される。せっかく平日に自由な時間があるので、観に行くためにチケットを予約。
シンクに溜まっている洗い物を全て綺麗にして、部屋のフローリングを綺麗にする。更にトイレも徹底的に掃除した。比較的部屋が広いので、今日の掃除はこれくらいにするものの、風呂場も掃除したいし、ベランダも掃除したい。
トイレ掃除には30分が費やし、トイレットペーパーも全て袋から出して、いい具合に積み重ねた。ついでに芳香剤も置き、トイレで寝れるくらいに綺麗にした(寝ないけど)。
■■■■
7月17日(水)
8時30分起床。
朝ご飯にチャーハンを作り、ジムへ。腹筋と下半身を鍛える。その後、図書館に行き、勉強をする。英語もそうだが、この日読んだ『footballista』というサッカー雑誌が非常に面白かった。
『「再現性」を追求するデータ分析の未来』
タイトルが素晴らしい。雑誌は、タイトルが全て。もうこのタイトルだけで本当に「ああ、footballista最高」という所だった。今まで読んでいなかったが、過去のものも是非読んでみたいと思ったのだった。
これを読んだ衝撃というか、やはり内容も素晴らしかったので、どうしてもサッカーをしたくなり、ボールを蹴りたくなり。夜はフットサルに行った。圧倒的に蒸し暑かった。
■■■■
7月18日(木)
8時起床。小説『愛がなんだ』を読む。半分ほど読んでいたので、1時間半ほどかけて読了。映画「愛がなんだ」が非常に良かったので、小説も読みたくなり、購入したのだった。映画とは少し違う印象と同時に、映画がいかに素晴らしく小説の内容を切り出しているかが分かって「映画、好きだわ」となる。
昼。京都アニメーションの放火時間のニュースが飛び込む。ネットのニュースを追いながら、テレビも点けるが、ワイドショーばかりで、速報や新しい情報が流れてくる気配がない。
最初の報道から悲惨な事件ということは理解できたが、33名が亡くなってしまった。(2019年7月19日12:39時点)
京都アニメーションの作品に関しては、今まで色々見て来たが、熱心なファンと言える程ではない。それでも、高校生の頃にはレンタルビデオ屋で「涼宮ハルヒの憂鬱」を借りて観ていた。絵が綺麗だった。本当に面白かったし、毎週放送にも関わらず、あの綺麗さを保てたクオリティの高さとプロ意識の高さが印象的だった。
それから「けいおん!」や「響け!ユーフォニアム」など、話題の作品は欠かさず観ていたし、この辺りでようやく「あ、これは京都アニメーションなのか」と認識した。最近ではNetflixに登録し「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」も観た。
作品を通して、感動をもらい、京都アニメーションの人達が積み重ねてきた日々を感じることができた。そうした多くの作品から、一度でも彼らの息づかいや、日々の生活を共有されていたことがあるからこそ、今回の事件が想像以上に自分には悲しい事件だった。
自分が影響されたものが、こういう形で奪われることは本当に悲しい。
心よりご冥福をお祈りいたします。