2/15 おキムちゃんとワクチン
さて、半月を超えてまいりましたこの日記ですが、改めて読み返すと山ほど愛してもらっていて幸せな気持ちになります。
コメントを舐めるように読み返して、一人でうふふと笑っていますが、気持ち悪がらないでいただければこれ幸いであります。
2/15(火)
早起きはやはり苦手だ。ぼくは大変よく遅刻をして、ありとあらゆる大人に「次はもうないよ」と宣言されまくっている。反社会人といっても過言ではない。
といっても今日はそこまで早起きでもないのだけれども。
9:30に起きて、神保町へ向かう。キム兄こと木村祐一講師の年度内最後の授業だ。
同期の体制とともに授業の準備をするのだが、あいも変わらず仕事の割合は9:1だ。もちろんぼくが1。
今回の授業は、エピソードトークの添削とツッコミ選手権だった。ツッコミ選手権は、前段のボケがない状態で、ツッコミだけを披露し、ボケを想像させて笑いをとるというイロモネアの6種目目みたいなやつだ。
さまざまな切り口から色んなツッコミが飛び出す。ぼくが個人的に好きだったのは「さっきのサービスエリアのが明るいやろ」だった。誰にいつ使うねんこれ。
授業の終わりにはもちろんアシスタントをしている我々も出すことになるのだが、ぼくの繰り出した「村主章枝は赤から食べんやろ」は誰の心に届くこともなくゆっくり地面に吸い込まれていった。
授業終わりに木村祐一さんに挨拶をした。「またぜひお会いした際はよろしくお願いいたします」というと、「え?」と言われた。絶対聞こえる距離とボリュームだっただろうがちくしょう。
悔しい気持ちを抑えて、スタジオの片付けを済ませ、事務所を後にした。
このあと、もう一つ大仕事が待っている。2回目のワクチン接種だ。
前回は、怯え散らかしながら山盛りのポカリとウィダーに囲まれて待機したが、残酷なくらい何も副反応がなかった。元気で飲むウィダーとポカリは本当に切ない。
今回はみんながよく言うキツい2回目ということもあり、非常に繊細な心持ちで挑んでいる。
都庁の展望室で打ってきたのだが、担当してくれたお医者様が、えらくお美しい女性の方だったので、ラフな格好にノーセット髪型、メガネという出立ちで来たのを少し後悔した。
もし3回目を受けるときは、スーツに花束を抱えて行こう。
接種は非常に迅速に終わり、痛みもなかった。服を着ている最中に「痛かったり違和感あるところないですか?」と聞かれて、「えっと、アバラが少し前に折れたのでくしゃみすると痛いです」と答えてしまった。絶対に注射の話してるのに。
その女医さんは「えっ、あ、そうなんですね、辛いですよね」と驚きながらも返事をしてくれた。助かった。ただ、あまりに急に質問の意図と違うことをぼくが答えたので驚いたのか「私は折ったことないんですけどね」と謎の肋骨健康マウントを取られた。いやそういうつもりじゃないんだろうけどね。
経過観察の時、都庁窓から見える景色がすごく綺麗だった。今度は景色を見るために来てみたい。
無事終えて帰ってきて、近所の町中華に入って、店特製支那そばと半チャーハンを食べた。うむ。こういうのでいいんだよこういうので。タバコが吸えてよくわからん番組垂れ流してて、テーブルが赤い。これこれ。
よーし、どんとこい、副反応。頑張れぼく。
はて、無事に発熱や痛みを伴わず乗り越えられるでしょうかしら。震えながら日記を書いております。
明日の日記に副反応ではなく他の朗らかなことを記録できるよう、もしよければほんの少しでもお祈りぶちかましてくれるととっても温かい気持ちになります。
わがまま坊やですが、どうか慈しんでください。