![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/166065807/rectangle_large_type_2_4919a9bbb91e1dcec50e9c21d1325c5f.png?width=1200)
神奈川県マグカル展開促進補助金(文化芸術活動の為の補助金)
マグカル展開促進補助金について詳しく解説します
マグカル展開促進補助金とは?
マグカルとは、神奈川県内で文化芸術の魅力で人を引きつけ、地域のにぎわいを生み出すことを目指す取組「マグネット・カルチャー (マグカル)」の展開促進のため、民間団体が行う文化芸術の新たな事業にに対して補助金を交付する制度です。
令和六年度は1次募集、2次募集がありました。
2024年12月現在すでに募集は終了しておりますが、もし来年の募集があれば参考にして頂ければと思います。
補助金の対象となる事業
補助金の対象となる事業は、大きく分けて以下の様なものがあります。
共生社会の理念普及につながる事業:高齢者、障害者、多文化共生など、様々な人が共に文化芸術を楽しむことができるような事業
地域が主体的に文化芸術活動を通じて地域活性化を図る事業:地域住民が主体となり、地域の特色を生かした文化芸術活動を行う事業
地域固有の伝統芸能及び民俗芸能に関する事業:地域の伝統芸能や民俗芸能の継承や発展を図る事業(定額補助/定率補助)
若年者を文化芸術に携わる人材として育成するための事業:若年層の文化芸術への関心を高め、人材育成を図る事業
その他:上記のいずれにも該当しない、新たな文化芸術事業
補助金の概要
補助対象者(補助対象事業の要件)
次の要件の全てを満たすことが必要です。
ア 民間団体が神奈川県内で実施する事業であること
《民間団体の範囲》
株式会社、合同会社、公益財団法人、一般財団法人、公益社団法人、一般社団法人、NPO法人など法人のほか、法人格を持たない任意団体を含みますが、個人の申請は対象になりません。
イ 文化芸術の新たな事業であること (ア)「文化芸術」とは
・芸術(文学、音楽、美術、写真、演劇、舞踊その他)
・メディア芸術(映画、漫画、アニメーション及びコンピュータその他の電子機器等を利用した芸術)
・伝統芸能(雅楽、能楽、文楽、歌舞伎、組踊その他の我が国古来の伝統的な芸能)
・芸能(講談、落語、浪曲、漫談、漫才、歌唱その他)※民俗芸能(地域の人々によって行われる民俗的な芸能)を含む。
・生活文化(茶道、華道、書道、食文化その他)
・国民娯楽(囲碁、将棋その他) (イ)「新たな事業」とは
申請者が過去に実施していない事業又は申請者が過去に実施した事業に新たな取組を加える事業
ウ 不特定多数の者に公開する事業であること 県内で実施し、広く不特定多数の方を対象とし、実際の参加が見込まれるもの。⇒ 会員など特定の方に限定した事業や、明確な限定はなくとも実質的に参加者が特定の方に限定される事業は対象になりません。
補助額
ア 原則 補助率・3分の1 補助上限額・100万円
イ 例外 次の事業区分に該当する事業については、特に展開を促進するため、特認として補助率や補助上限額が上がります。(適用を希望される方はその旨を申請書の所定箇所に記載して申請してください。該当の是非について、審査において判断します。)
![](https://assets.st-note.com/img/1734074918-mWdXT6a7wE9BtpUcsOSHjubR.png?width=1200)
補助額の上限:事業の種類によって異なります(30万円~1,000万円以内)
事業期間:(事業の種類によって異なる)※直近の募集の事業期間は:令和6年8月23日から令和7年3月31日までの間 でした(「地域が主体的に文化芸術活動を通じて地域活性化を図る事業」は令和6年8月30日から令和7年3月31日までの間)
補助の対象となる経費
(1)「地域固有の伝統芸能及び民俗芸能に関する事業」(将来事業の準備)以外の事業
![](https://assets.st-note.com/img/1734076733-MxP2o3cUH6gKDNCehST7ZvWI.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1734076702-nKbQT8DEN2e7Cxhzujydwl9i.png)
(2)「地域固有の伝統芸能及び民俗芸能に関する事業」(将来事業の準備)
![](https://assets.st-note.com/img/1734076832-YihZAQe02USazFqCpOBMN3uR.png?width=1200)
補助金を受けるメリット
1. 事業費の負担軽減
補助金を受けることで、事業に必要な経費の一部を補助してもらえるため、財政的な負担を大幅に軽減できます。特に、初めて事業を行う団体や、資金が限られている団体にとっては、補助金が大きな支えとなります。これにより、資金不足で実現できなかったプロジェクトも可能となります。
2. 事業の円滑な実施
補助金を受けることで、より多くの資金を事業に充てることができ、事業をより充実させることができます。例えば、より多くの参加者を募ったり、質の高いプログラムを提供したりするための費用を確保することができます。結果として、事業の成功率が高まり、地域社会への影響力も増大します。
3. 地域への貢献
文化芸術活動を通して、地域の魅力向上に貢献することができます。補助金を受けて実施される事業は、地域住民の文化的な生活を豊かにし、地域のアイデンティティを強化する役割を果たします。また、地元の文化芸術団体の活動が活発化することで、地域全体の活気が増し、観光や経済にも良い影響を与えます。
補助金を受けるためには?
補助金を受けるためには、神奈川県が定める申請手続きに従って、申請書などを提出する必要があります。申請の際には、事業計画や予算書などを詳細に作成する必要があります。
申請の際の注意点
![](https://assets.st-note.com/img/1734076933-0U574N8deRD1AmvKMQCFya3z.png?width=1200)
1. 事業計画の具体性
事業計画は具体的かつ詳細に作成する必要があります。補助金を受けるための審査においては、計画の実現可能性や目的の明確さが重要なポイントとなります。例えば、事業の背景や目的、実施内容、スケジュール、期待される成果などを具体的に記載することが求められます。審査員が事業の意義や効果を理解しやすいように、ビジュアル資料やグラフを活用することも効果的です。
2. 予算の合理性
予算は、事業内容に対して合理的かつ適正な金額である必要があります。予算計画は、具体的な費用項目ごとに詳細に作成し、収入と支出のバランスが取れていることを示すことが重要です。例えば、人件費、材料費、会場費、広報費など、各費用の内訳を明示し、見積書などの裏付け資料を添付することで、審査員に対して計画の信頼性を高めることができます。
3. 実績報告
補助金を受けた場合、事業終了後に実績報告を行う必要があります。この報告には、事業の成果や達成度、経費の使用状況などが含まれます。実績報告は、次回の補助金申請時の審査材料となるため、正確かつ詳細な報告を心がけることが重要です。事業中に発生したトラブルや変更点も含めて、透明性のある報告を行うことで、補助金を提供する側の信頼を得ることができます。
まとめ
マグカル展開促進補助金は、神奈川県内の文化芸術活動を活性化させたいと考えている民間団体にとって、非常に魅力的な制度です。補助金を受けるためには、申請手続きや要件などをしっかりと確認し、準備を進めることが重要です。
弊所には現役の文化芸術活動に関わっている社員がおりますので、申請作業だけではなく、企画/運営/文化芸術用の事業計画書作成のご相談や支援を行うことが出来ます。
これらの事でご相談がございましたら事業再構築補助金、設備投資の補助金申請専門の行政書士 土田経営事務所 行政書士 土田経営事務所こちらまでよろしくお願いいたします。