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不妊治療録 これまでの経緯②不妊専門CLでの治療
前回の記事はこちらです。
ーー
ようやく不妊治療専門クリニックへ転院しました。
総合病院ではクロミッドを用いる不妊治療しか行っていませんでした。
それに対して、専門クリニックの先生は
「クロミッドだけでは妊娠率はあがりません」
と、一度の受診で5回ほど言っていました。
めっちゃ言うやん…と思いつつ、
私はあることを思い出しました。
転院前、最後の最後に総合病院の先生が
「クロミッドの服用で、生理の量減ったりしなかった?
この薬は女性ホルモンを抑えることで
脳みそにホルモンを出さないと!と頑張らせる薬なんです。
ホルモンを抑えているから子宮の内膜は薄くなる。
だから生理の量が減ることがあるんですよ。
内膜を厚くする薬が必要だけど、うちではそこまでやってないからね。」
と言っていたことを思い出しました。
(クロミッドを処方した先生と、最後に診てくれた先生は別の先生でした。)
当時、それを言われた時はあまりピンと来ていませんでした。
子宮の内膜は受精卵のベッドの役割をしています。
内膜が厚くてふかふかであれば受精卵が着床しやすくなります。
つまり、子宮の内膜が薄ければせっかく受精しても着床しにくくなり、妊娠につながらなくなるのです。
そのため、不妊専門クリニックの先生はクロミッドだけではダメだということを何度も言っていたのだと思います。
総合病院での治療は意味なかったってこと…?
と思わなくもなかったですが、
これからできる専門的な治療への期待の方が強かったのであまり気になりませんでした。
ーー
前回投稿したようにクロミッドを服用せずに一周期過ごしたので、無排卵となり出血が出てから終わるまでかなり時間がかかってしまいました。
ようやく「生理が終わった」と思った後に不妊専門クリニックを受診しました。
内診後、先生は
「これは生理ではないです。
中途半端に血が出てるような感じですね。
しっかり出し切るための薬をまず飲んでもらいます。
それが終わってから治療していきましょう。」
と私に言いました。
私が今まで生理だと思っていたものは生理ではなかったことがこの時にわかりました。
確かに、3ヶ月に一度くらいしかしっかりした鮮血は出てなかったな、とこの時に思いました。
ーー
服薬後、生理が来てから本格的に不妊治療が始まることになりました。
治療方法は引き続きタイミング法です。
まずは総合病院と同じようにクロミッドを服薬しました。
18:30に予約を取り、仕事終わりでも余裕を持って通院できるようになりました。
それにより、卵胞チェックもしっかりしてもらうことができました。
排卵が近づくと「HCG」というホルモンの筋肉注射をうちました。
看護師さんに
「腕に打ちますか?お尻に打ちますか?」
と聞かれ、
「お、おしりぃ!?おしりに!?」
と言ったかどうかは覚えていませんがそう思ったことは確かに覚えています。
腕に打つ気満々だったのでとても驚きました。
腕より痛みが気にならないそうでお尻に打つ人も多いらしいですが、
打ったことない場所だったのでとても怖かったです。
体を動かすことが多い仕事だったため、腕が使えなくなるのは困るなあと思い、お尻に打ってもらいました。
筋肉注射はとにかく力を抜くことが大事だ、と思っているので、リラックスすることだけを意識しました。
そのおかげか、痛みはそこまで感じませんでした。
ちなみに注射はお尻の横っちょあたりに打ちました。
その後、無事に先生から指定されたタイミングでタイミングをとることができました。
排卵後は妊娠を後押しするホルモンの薬である、「ルトラール」を服用することになりました。
この薬は毎食後飲まなければならなりませんでした。
結構大変です…。
排卵すると基礎体温が上がり、高温期に入ります。
ソワソワ期と呼ばれるこの時期、私は
「高温期◯日目 受精卵」
「高温期◯日目 妊娠超初期症状」
などを検索し、空いている時間はずっとスマホを見ていました。
今頃受精したかな…。今頃着床しているころかな…と、その名の通りとてもソワソワと過ごしました。
今までと違う治療に期待を膨らませながら判定日を待っていました。
ーー
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