不妊治療録 これまでの経緯⑥ お休み周期明けの判定日
前回の記事です。
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※流産や妊娠に関する記載があります。
お休み周期後初の治療が始まりました。
ちょうど不妊治療を始めて一年経った頃でした。
治療方法は相変わらずタイミング法でした。
総合病院時代を合わせるとタイミング法をしたのは合計で4回でした。
数で見るとたったの4回ですが、期間としては1年です。
早く授かりたい。
回数は少なくても、期間が長引けば長引くほど焦りは増していきます。
その焦りは自分自身を追い詰めていきました。
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お休み周期後初の不妊治療は卵子もスムーズに育ちました。
タイミングをとった次の日に通院があり、先生から「さっき排卵したばっかりだと思います。タイミングバッチリですね。」と言われました。
そう言われると期待しちゃうな〜、と思いながらもフライング検査できるまで待ちました。
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高温期11日目になりました。
11日間、ずっとソワソワと待ち続けました。
フライング検査をしないという発想はありませんでした。
ドキドキしながら検査をしました。
今回はドゥーテストを使いました。
するとまたうーーーーーっすらと陽性反応がありました。
しかし前回のことがあるので油断はできません。
次の日も検査をしてみるとまた同じくらいの薄さの線が出ました。
あと数日すればクリニックで結果がわかるのですが、どうしても気になってしまい、ママリというアプリで質問していました。
高温期11日目で同じくらいの濃さでしたという方もおられたので、やっぱり少し期待していました。
その2日後にクリニックを受診しました。
結果的には今回は妊娠していないという診断でした。
なぜうっすらと陽性ラインが出たのか、いまでもわかりませんが、やはり期待してしまったことは確かです。
今回もダメだったかあ、とまたかなり落ち込みました。
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転院してからすぐに血液検査をしたので、その結果プロラクチンが高いということがわかりカバザールを服用していました。
カバサールは週に1回飲まなければなりません。
2週間目あたりに吐き気が酷くなり、仕事を休んでしまいました。
吐き気止めが欲しかったので、「内科にかかって薬をもらって来ても良いかどうか」をクリニックに電話で聞きました。
もらっても構わないということだったので、内科に行って吐き気止めをもらいました。
そこで、不妊治療で服用している薬で吐き気が出ていると思うということを伝えました。
すると、内科の先生からは
「妊娠してないんですよね?」
と何度も聞かれました。
結局「一応、妊婦さんでも飲める薬を出しますね」と言われ、薬を処方してもらいました。
先生に悪気は全くありませんしむしろ私の体を気遣ってくれたので、良い先生だなと思いましたが、やっぱり「妊娠していません」と答えるのは辛かったです。
そのうちカバサールに体も慣れて来て、吐き気止めは飲まなくても大丈夫になりました。
私はこの時から着実にうつの症状が出始めていました。
そして、私のうつを急速に悪化させることになった次の周期を迎えることになりました。
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