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現在の治療②-2 人工授精1回目の高温期
前回の記事
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夫から避けられて4日間地獄のような日々を過ごしました。
頼りになるのは夫だけという状況だったのですごく孤独でした。
4日目の夜、夫が帰宅しました。
話をしようと決めて帰ってきたようですが、話す気が失せてしまったようで、結局その日は話しませんでした。
次の日もこの四日間のことをなかったかのように振る舞っていたので、「私は死を考えるほど辛かったのに」と、私はかなり苛立っていました。
そのため、私から夫に何が嫌だったのか理由を聞きました。
色々と話した後に、
「俺が色々と我慢すればいい。そう割り切るのに時間がかかっただけ。」
と夫は結論づけました。
他にもたくさん話をしました。
私が悪い部分もあったので謝り、できるだけいつも通り接することで日常を取り戻しました。
ーー
その話し合いをした次の日の夜、お互い冷静になっている状態でもう一度不妊治療について話し合いました。
夫に「まだ焦る年齢でもないのに、なぜそこまで一刻も早く子どもが欲しいと思っているのか」と聞かれました。
確かに。なぜこんなに急いでるんだろう。
少し考えて私は夫に言いました。
少し前までは、祖父にひ孫の顔を見せてあげたいという気持ちがあったから焦っていた。
そして妹が妊活を始めた時は、妹の方が先に妊娠したらどうしようという気持ちがあり、焦っていた。
でも今はそういう気持ちはない。
もうすでに妹の方が先に妊娠しているし、他にも割り切ることができたので、今更焦りはない。
やっぱり一番の理由は、不妊治療をすることがとにかくしんどい。
子どもができない状態が続いているのが辛い、もう耐えられない、と伝えました。
そして、それは年齢的な焦りではないことを伝えました。
極論、もし独り身になっても焦らないと思う、ということも伝えました。
これらは、自分でも気がついていなかった気持ちでした。
夫に聞かれて初めて自分でも気が付きました。
自分の気持ちを自覚したからといって焦りがなくなるわけではありません。
しかし、なぜかとても気持ちが楽になりました。
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4日間すごく辛かったです。
しかし、夫婦でゆっくり話し合う時間が取れたこと、自分の気持ちに気がつけたことで、意味のある時間だったと思うことができました。
不妊治療をしていると
「不妊治療していなければこんな喧嘩をする必要もなかったのに」
と思うことが多々あります。
しかし、喧嘩をして和解をするたびに、相手のことをより深く知るきっかけになっているということも感じます。
極力喧嘩はしたくありませんが・・・。
今回の冷戦も私たちにとっては必要な時間だったと思います。
このような経験で少しずつ気持ちも大人になっていくのかな、と感じます。
そう思うと、私より若く妊娠した人よりも、私の方が気持ちに余裕のある状態で育児ができるんじゃないか、とポジティブに捉えられるようになる気がします。
まだまだ「不妊治療をしていて良かった」など、到底思うことはできませんが、
そう思える日が来るように、これからも不妊治療を頑張ろうと思えました。
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今後の治療の話に戻します。
今後の治療は、
夫は不妊クリニックへ行く、
私は次の排卵までに卵管通水検査を行うことになりました。
一応人工授精の予定で進めていますが、夫のクリニックの結果次第にもなるかなと感じています。
また、通水検査のレポなどもしたいと思います。
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