見出し画像

不妊治療日記⑨ 何もかも嫌になった

前回の記事

ーー

前回の記事では、採卵周期に入ったという話をしました。

その後無事に卵胞は育ち、採卵日はついに明後日に決まりました。

今日の夜に点鼻薬、病院に来てHCG注射を行う必要があります。
他にもカバサールの服用が始まったりデュファストンの服用をやめたりと何かとバタバタします。

ーー

昨日職場の上司と面談を行いました。

私は今年の2月から休職しています。
傷病手当をもらえるのは最大で1年半です。

そのため、私は1年半休職期間があると思っていました。

夏頃は復職に向けて動いていましたが、体外受精に進んで欲しいと夫に言われたことや、私自身多嚢胞が酷くなっていることから、体外受精に進まざるを得ない状況になってしまい、復職を延期することにしました。

その代わり休職期間を延長して、何度か体外受精にトライして、無理ならしばらく不妊治療をお休みし、復職にシフトチェンジしようと思っていました。

そうしたい旨を職場の上司に伝える面談を昨日行いました。

上司にそれを伝えると、「うちの会社の規定では、休職期間は一年と決まっているから、一旦ここで区切ってみてもいいのではないか」と言われました。

つまり、休職期間から一年経つと自動的に退職になるのです。

そうなれば、産休も育休ももらえません。

私はずっと辞めたい気持ちを抱えながら、産休育休をもらうまでは踏ん張らないとと思い頑張ってきました。

仕事のストレスと不妊治療のストレスがすでに限界に達してた時、化学流産と妹の妊娠報告が重なり、再起不能になってしまいました。

そのため、しばらく休職せざるを得ない体調になりました。

面談時、上司から「実は〇〇(別の上司)も不妊治療を3年ほどして今ようやく妊娠した。」という話を聞きました。

その先輩は私よりも5歳ほど年上です。
私よりも長い期間不妊治療をしていたようです。

その方はそんな辛い状況でも役職者として働いていました。

その人と比べて、私はなんてメンタルが弱いんだろう、とその先輩と比べてしまいました。

ーー

夫が帰宅してから今後どうするかの話し合いをしました。

まだどうするか結論は出せていません。

私は1日でも早く自分の子どもを抱きたい。
でも、お金がないと今後はやっていけないし、子どもにも不便をかけることになる。
そんな状態で産むなんて親としてどうなのか。

この気持ちが葛藤し、どうしたらいいかわからない状態です。

昨日はその話し合いをしたあと、涙が止まりませんでした。

私のメンタルがもっと強ければこんなことにはならなかったのに。
私がもっと妊娠しやすい体なら、夫もやりたいことができたのに。

また、妹と自分の状況を比べてすごく落ち込みました。
私の妹はこれから結婚式をする、実家のローンを引き継ぎ実家に住み、それと同時に実家の猫を4匹引きとるという、まさにこれからお金がかかるという状況で些細な人間関係のトラブルであっさりと仕事を辞めてしまいました。

そしてそのまま妊活を始め数ヶ月で妊娠しました。
妹の旦那さんの給料を想像しても、すごくもらってるという状況ではないように思います。

そのような状況で、仕事を辞めたいとわがままを言い、その後無事に妊活がうまく行った妹と、今まで歯を食いしばって踏ん張ってきて、結局妊娠しないまま仕事を辞めなければならないかもしれない私の状況を比べ、とても惨めになりました。

母に「妹はわがままやけどそのわがままに対して周りが合わせていってる感じやねん。あなたも少しはわがまま言ってもいいんちゃう?」と言われたことを思い出しました。

「わがままを言えたらどれだけ楽か。こんなに夫にも不便をかけていて、我慢してもらっている状況で、もうこれ以上わがままは言えない。」
と思いました。

そして、もうこのまま離婚した方が、夫も幸せになれるのではないかと思いました。

ーー

私は夫に「ごめんね」と言いました。

夫は「それは何に対して?」と言いました。

夫はそんなつもりはないと思いますが、私からすればすごく冷たいように感じました。

もう全て終わらせてしまいたいという気持ちでいっぱいになりました。

子育てしづらい世の中、政治不信も募り、この国で生きていくことへの希望がありません。
こんな世の中でこれから産まれてくる子どもは幸せになれるのかということも考えてしまいました。

ーー

そんなことを言っていても時間は過ぎてしまうので結論を出さなければなりません。
とにかく今は採卵が近いので出来る限りストレスを溜めずに過ごしたいと思います。

本当はもっともっと書きたいことがたくさんありますが、ネガティブな内容なので一旦終わりたいと思います。

次回は採卵が済んでから更新したいと思います。

ーー
治療の続き↓

ーー

仕事に関するその後の気持ち↓

いいなと思ったら応援しよう!